サバイバルホラー『Sons Of The Forest』初の本格アプデ配信開始。味方NPCの「うっかり我が家破壊」修正&滑空アイテム等追加

Endnight Gamesは3月10日、Steamで配信中のサバイバルホラーゲーム『Sons Of The Forest』に向けて、初の本格的アップデート「Patch 01」を配信した。

デベロッパーのEndnight Gamesは3月10日、サバイバルホラーゲーム『Sons Of The Forest』に向けて、「Patch 01」を配信した。Steamでの本作早期アクセス配信後、ホットフィックスではない初の本格的アップデートだ。多数のコンテンツ追加や、せっかく作った家を破壊してしまう味方NPCの行動修正など、多岐にわたる内容となっている。


『Sons Of The Forest』は食人族住まう島での生き残りを描くオープンワールド・サバイバルホラーゲーム。2014年に早期アクセス配信され、2018年に正式リリースされた『The Forest』の続編にあたる作品だ。『Sons Of The Forest』は今年2月24日の早期アクセス配信開始後、開発元が24時間たらずの間に本作の売上が200万本を突破したと報告(関連記事)。Steam最大同時接続プレイヤー数も41万人を突破するなど、大人気タイトルとなっている(SteamDB)。

そんな本作に向けては、配信開始後にいくつかのホットフィックスが配信されていた。そして本日3月10日には、多数のコンテンツ追加を含む本格的なアップデートであるPatch 01が配信開始された。内容としては、新アイテムや新要素が実装されたほか、バランス調整も実施。ほかには、プレイヤーの笑いと怒りを誘っていた「味方NPCによる家壊し」が修正された。以下に主要な変更点を紹介していこう。


まず新アイテムについて、Binoculars(双眼鏡)およびHang Glider(ハンググライダー)が新たに実装された。双眼鏡は遠距離の偵察に、ハンググライダーは広い島の移動に大いに役立つことだろう。ほかの実装要素では、建築物としてDefensive Wall gateが追加。ドアにつっかえ棒を引っ掛けて閉鎖する機能や、小さな建築物を拾って移動したり投げて解体したりできる機能も実装された。また、food bunkerでは新たにミニボス戦が追加されたという。余談ながら、筆者はバージョンアップ前に同エリアでセーブしてゲームを終了しているため、再開が恐ろしい。

バランス調整としては、睡眠にクールダウンタイムが追加。睡眠妨害イベントも追加され、近くに敵がいる場合に起こる可能性があるようだ。ほかには、ベリー系のアイテムを食べた際に得られる満腹度が、わずかに上昇した。ベリー系のアイテムは野生で大量に手に入り、空腹と渇き双方を癒やすため、序盤ではありがたい存在。一方で、今までは喉の乾きは癒えても空腹にはあまり効果的ではなかった。今回の調整でベリーのありがたみがより増しただろう。


そして注目したいのが、NPCであるKelvinの挙動の調整だ。Kelvinは本作の序盤からプレイヤーのお供になってくれる、コンパニオンNPCである。どこかぼんやりした振る舞いと、素材収集・食料調達・建築などさまざまに従順に活躍してくれる様子から、本作プレイヤーに愛される存在に。非正規の手段でKelvinを増殖させるユーザーまで出現した(関連記事)。しかし、Kelvinには天然ボケが過ぎる部分があり、プレイヤーが作ったツリーハウスなどをためらわず破壊する行動が見られたのだ。おそらくKelvinは建築物の大黒柱となっている樹木を判断できず、素材として伐採してしまっていたのである(関連記事)。

多くのプレイヤーの笑いと怒りを誘ったこの現象も、今回のアップデートにて修正。プレイヤーの建築物が付属している木を伐採することはなくなったとのこと。今後はツリーハウスなどを運用していても、安心してKelvinに伐採を任せられるだろう。そのほか、今回のアップデートでは多岐にわたる要素の追加・調整やバグ修正が実施されている。詳細は公式パッチノート(英語)を確認してほしい。

『Sons Of The Forest』はPC(Steam)向けに早期アクセスにて配信中。ゲーム内は日本語表示にも対応している。

Sayoko Narita
Sayoko Narita

貪欲な雑食ゲーマーです。物語性の強いゲームを与えると喜びますが、シューターとハクスラも反復横とびしています。

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