パブリッシャーのFocus Entertainmentは9月8日、FPSゲーム『Atomic Heart』について、一部を除く地域での販売を同社が手がけると発表した。また、今年中とされていた発売時期についても、来年はじめにずれ込む可能性が示唆されている。
『Atomic Heart』は、ソビエト連邦をモデルにした架空の世界を舞台とするアドベンチャーFPSだ。ロシアのデベロッパーであるMundfishが開発している。本作でプレイヤーは特別捜査官となり、連邦機密施設の捜査に赴く。そこで主人公は、無数の暴走ロボットや異常存在がはびこる地獄の如き惨状に遭遇。近接武器・銃・超能力などを駆使して、狂気と暴力の渦のなかで死闘を繰り広げることになる。
今回Focus Entertainmentは、Mundfishとのパートナーシップのもと、本作のPCおよびコンソール版の販売を手がけることを発表した。本作Steamストアページでは、さっそく本作発売元がFocus Entertainmentと差し替えられている。また、Steamでは相変わらず日本語表示に対応との表記がある。一方で、同社はCIS（独立国家共同体）およびアジア地域での発売は手がけないとしている。それぞれの地域のコンソール版などについては、別のパブリッシャーが担当するかたちも予想される。
そして気になるのが、今回の発表に伴い「発売時期の表現」が変化した点だ。『Atomic Heart』の発売時期は、これまで「#######ber」および「Q4 2022」と表現されていた。すなわち、2022年の9月～12月をリリース時期とする表現だ。一方で、今回の発表では「2022年のリリースを計画していた本作は、今冬（This winter）発売を目標にする」と表現されている。つまり、今年の冬だけでなく、来年の初春も含んで余裕をもたせる表現だろう。いずれにせよ、大幅な延期とはならないと考えてよさそうだ。
『Atomic Heart』はPC（Steam）および、PlayStation 4/PlayStation 5/Xbox One/ Xbox Series X|S向けに発売予定。 具体的な発売時期は追って告知されるとのことだ。
