『FF14』新PvPにて吉田直樹氏の目撃情報が相次ぐ(筆者も遭遇)。仕事の合間にクリスタル移送か

『ファイナルファンタジーXIV』のゲーム内にて、本作のプロデューサー兼ディレクターである吉田直樹氏の目撃情報が相次いでいる。5月7日ごろから「吉田P/Dとマッチングした」という報告がSNSを中心に増加しているのだ。

ファイナルファンタジーXIV』(以下、『FF14』)のゲーム内にて、本作のプロデューサー兼ディレクターである吉田直樹氏の目撃情報が相次いでいる。パッチ6.1で新たに実装されたPvPコンテンツ「クリスタルコンフリクト」において、5月7日ごろから「吉田P/Dとマッチングした」という報告がSNSを中心に増加しているのだ。

目撃されているのは吉田氏のプライベートキャラクターではなく、公式生放送などで使用されるキャラクター「Yoshi’p Sampo」である。ゆるく巻かれたツインテールにサイオンズレディ・アタイアをまとったララフェル族女性で、吉田氏がコミュニティと交流する際に各ワールドに降臨したり、新コンテンツの実機映像お披露目の際に登場したりと、プレイヤー間ではおなじみのキャラクターだ。公式が管理するキャラクターとして全ワールドに同じ名前のキャラクターが作成されており、一般プレイヤーが同姓同名の偽キャラクターを作成することはできない。生放送など公の場以外でも吉田氏がプライベートの時間にログインしていることもあり、マッチングやパーティ募集への参加など、ゲーム内で見かけたという報告がたびたび発生するキャラクターである。

ここ1週間ほど吉田氏の目撃情報が相次いでいるクリスタルコンフリクトは、パッチ6.1で新たに実装された少人数PvPだ。プレイヤーは5vs5のチームに分かれて戦い、巨大なオブジェクト「タクティカルクリスタル」を相手陣地のゴールまで移送したほうが勝利となる。試合が決しない場合に延長戦が発生するものの、1試合の制限時間は5分と短い。短時間でサクサクとマッチを周回できる気軽さからか普段PvPを遊ばない層にもリーチし、実装から1か月ほど経った現在も多くのプレイヤーが試合を楽しんでいる。そして試合を楽しむのは一般プレイヤーだけでなく、『FF14』の開発トップたる吉田直樹氏自身も例外ではなかったようだ。

『FF14』グローバルコミュニティプロデューサーの室内俊夫氏は、吉田氏の目撃情報について自身のTwitterで言及。室内氏によると、吉田氏は仕事の合間の小休憩をつぎ込み、日本にある3つのデータセンターすべてで最高階級「クリスタル」を目指しているそうだ。現在はGaiaおよびManaデータセンターのキャラクターはクリスタルの1つ手前のダイヤモンド階級、Elementalは2つ手前のプラチナ階級であるとのこと。開始したのが5月7日だそうなので、かなりのペースでやりこんでいると見ていいだろう。


実は、筆者も数日前にクリスタルコンフリクトで遊んでいたところ、 相手チームとして吉田氏とマッチングした。クリスタルコンフリクトでは試合前に、敵味方全員のポートレート画像がカットインする。プレイヤーたちが力を込めて撮影したキャラクターたちを毎回楽しみに見ているのだが、そこに見慣れたララフェル女性が現れて面食らってしまった。

同氏はPvEでもメインジョブだという黒魔道士だったが、PvPにおけるデバッファーの基本である“相手の嫌がることをする”立ち回りが上手く、非常に苦戦させられた。また、吉田氏が敵チームにいることで筆者も含めた味方がこぞって彼(彼女)に会いに行ってしまい、クリスタルの移送がおろそかになってしまうシーンもあった。ファンサービスなのか戦略なのか、いずれにせよ吉田氏がプレイヤーに愛されているからこそ発生したことと言えるだろう。

筆者が遭遇した際のポートレート画面

プロデューサー兼ディレクターである吉田直樹氏の目撃情報が相次ぐ『FF14』のクリスタルコンフリクト。吉田氏のプレイ時間帯はまちまちであるものの、Twitterを見ていると夕方から夜にかけての遭遇が多いようだ。また、クリスタルコンフリクトの仕様上1チームに同じジョブは編成されないため、吉田氏を味方に引きたい場合は黒魔道士のピックは避けるといいだろう。吉田氏が日本の全データセンターでクリスタルに到達するのはいつになるのか、目が離せない。


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Aki Nogishi
Aki Nogishi

ポストアポカリプスとドット絵に心惹かれます。AUTOMATONではFF14をメインに担当します。

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