『Apex Legends』新シーズン「救世主」のパッチノート公開。ランパートのシーラと壁が強化、R-301はクラフト武器に

Respawn Entertainmentは5月10日、『Apex Legends』新シーズン「救世主」のパッチノートを公開した。『Apex Legends』新シーズンは5月11日より開幕。

Respawn Entertainmentは5月10日、『Apex Legends』新シーズン「救世主」のパッチノートを公開した。新レジェンドであるニューキャッスルや、改変されたストームポイントについての詳細が明らかとなった。そのほか、例によってレジェンドおよび武器の調整も実施。R-301とランページがクラフト武器となるほか、ランパートの戦術およびアルティメットアビリティが強化される。
 

 
明日5月11日から開幕するシーズン13「救世主」では、新たなレジェンドとしてニューキャッスルが参戦する(関連記事)。パッシブアビリティは、リバイブシールドを展開しつつ引きずりながら味方の蘇生をおこなうというものだ。リバイブシールドは、自身の装備するノックダウンシールドのレベルに応じて強化される。戦術アビリティであるモバイルプロテクターでは、操作可能な移動エネルギーシールドを生成することが可能。アルティメットアビリティであるキャッスルウォールは、任意のエリアまたは味方を標的にジャンプして突撃し、即席の要塞を築くというものだ。3種類のシールド系アビリティは、いずれもチームの立て直しや再集結に役立つものとなるだろう。
 

 
つづいて、ストームポイントの改変について紹介しよう(関連記事)。ローンチトレイラーに登場し、レジェンドたちが力を合わせて撃破した巨大な海獣。この怪物の死骸が、新たなエリアであるダウンビーストとして実装される。プレイヤーは海獣の内側を探索するだけでなく、上に登ることも可能。ノースパッドやチェックポイント、ザ・ミルに囲まれる場所に位置しており、物資はハイティアに設定される。
 

 
さらに、新たな設備としてIMCアーマリーも登場。マップ上の4つの戦略的な場所に配置されるという。内部には、『タイタンフォール 2』にも登場した戦闘ロボットであるスペクターが配備されている。設備をアクティベートすることで、60秒間のスペクターとの戦闘が始まる。戦闘後は、持っている武器をアップグレードできる戦利品を獲得可能だ。チーム全体のスペクターの撃破数に応じて、戦利品は豪華になるという。
 

 
ここからは、レジェンドおよび武器などのバランス調整について紹介していこう。まずは、レジェンドについて。今回のアップデートで調整されるレジェンドは、ランパートとヴァルキリー、および鉄壁持ちのレジェンドたちだ。ランパートは戦術アビリティである増幅バリケードの展開時の性能が向上。アルティメットアビリティであるシーラについても、発射までの時間が短縮している。反面、ヴァルキリーと鉄壁持ちのレジェンドたちについては、やや弱体化している。詳細は以下のとおり。
 

 
ランパート
・シーラの発射までの時間が1.75秒から1.25秒に短縮
・増幅バリケード展開にかかる時間が4.25から3.6に短縮
・増幅バリケード展開中の耐久が45から120に増加

ヴァルキリー
・アルティメットアビリティであるスカイハイダイブで飛び立つ際に、自由に回転することができなくなる

鉄壁のレジェンド
・鉄壁はヘッドショットによるダメージを軽減しなくなる
 

 
続いては、武器について。R-301およびランページがクラフト武器となり、替わりにフラットラインおよびロングボウがマップ上に出現するようになる。また、新シーズンからはマスティフが再びケアパッケージ武器となり、代わりにスピットファイアが通常武器に戻ってくるようだ。クレーバーは、ヘッドショット倍率およびダメージが減少する。この武器の強みである、一撃必殺への影響に注目したいところだ。詳細は以下のとおり。
 

  
クラフトローテーション
・フラットラインとロングボウが通常のドロップアイテムとなる
・ランページとR-301がクラフト対象となる

ケアパッケージ武器
・スピットファイアが通常のドロップアイテムへ
・マスティフはケアパッケージ武器へ

金武器(フルキット武器)
・EVA-8、ボセックボウ、フラットライン、P2020、スピットファイア

クレーバー
・ヘッドショット倍率を3.0から2.0に減少
・ダメージを145から140に減少

ランページ
・リロード時間を2.6から3.1に増加
・武器切り替えなどの時間をやや増加

L-スター
・ヘッドショット倍率を1.75から1.5に減少
・ヘッドショット距離を64mから57mに減少
・オーバーヒートのクールオフ時間を2.5から3.6に増加
・武器切り替えなどの時間をやや増加

ディヴォーション
・ダメージを16から15に減少
・ヘッドショット倍率を1.75から1.5に減少
・ヘッドショット距離を64mから57mに減少
・リロード時間を2.8から3.2に増加
・武器を出す時間を0.7から0.8に増加
・武器をしまう時間を0.75から0.65に増加
・武器を構える時間を0.55から0.65に増加
・武器を下げる時間を0.5から0.6に増加

スピットファイア
・ダメージを19から18に減少
・紫とゴールドのマガジンの装弾数を55から50に減少
・しゃがみ時の腰だめ発射の拡散率を増加
・バレルアタッチメントスロットを削除
・ヘッドショット倍率を1.75から1.5に減少
・ヘッドショット距離を64mから57mに減少
・リロード時間を3.2秒から3.4秒に増加
・武器を出す時間を0.7から0.8に増加
・武器をしまう時間を0.75から0.65に増加
・武器を構える時間を0.55から0.65に増加
・武器を下げる時間を0.5から0.6に増加

マスティフ
・拡散パターンが狭くなる
・装弾数を6から4に減少
・備蓄弾薬:28
・1ペレットあたりのダメージを11から14に増加
・ペレットのサイズを拡大
・連射速度を1.1から1.2に増加

モザンビークとピースキーパー
・手足へのダメージが0.8から1.0に増加

ハボック
・撃ち始めの反動パターンを改善

デュアルシェル(ホップアップ)
・拾えるアイテムおよびクラフトアイテムから削除

シールドセルと注射器
・シールドセルと注射器の出現率を約18%減少
 

 
そのほかのバランス調整について。鉄壁のヘッドショットダメージ軽減が撤廃される一方で、ヘルメットの性能は向上するようだ。また、エリア外に関する仕様もいくつか変更される。アリーナモードの武器価格も調整が実施される。詳細は以下のとおり。
 

 
ヘルメット強化
・青いヘルメットのヘッドショットダメージの軽減率を40%から50%に増加
・紫のヘルメットのヘッドショットダメージの軽減率を50%から65%に増加

戦闘エリア外に出ると以下が無効になる
・レジェンドのアビリティ
・武器、軍需品、サバイバルアイテム
・回復アイテム(回復中にはキャンセルされない)
・発動中のすべてのパッシブアビリティ(ヴァルキリーのジェットパックなど)

ワールズエッジ
・視線を集中させるため、ラバサイフォンのコントロールタワーでの窓のデザインを変更
・ラバサイフォンのラバピットの周囲に遮蔽物を追加
・ゴンドラ内のアイテム出現が調整され、高ティアのアーマーが見つかる確率が大幅に減少。クリマタイザーとラバサイフォンは引き続き、ハイティアアイテムの探索ポイントとして維持される
 

 
アリーナモードの価格調整

テルミットグレネード
・100 → 75

チャージライフル
・レベル1:200 → 150
・レベル2:200 → 150
・レベル3:450 → 400

ロングボウ
・基本:400 → 300
・レベル1:250 → 200
・レベル2:300 → 250
・レベル3:400 → 350

センチネル
・レベル3:400 → 350

ボセックボウ
・レベル2:250 → 200
・レベル3:300 → 250

トリプルテイク
・基本:600 → 500
・レベル1:250 → 200
・レベル2:300 → 250
・レベル3:400 → 300

ディヴォーション
・レベル1:150 → 200
・レベル2:250 → 350

L-スター
・レベル1:200 → 150

ハボック
・基本:350 → 400

ヘムロック
・レベル2:250 → 200
・レベル3:350 → 300

プラウラー
・レベル2:300 → 250
・レベル3:350 → 300
 

 
ランクマッチの仕様についても、先日の発表どおり、大幅な変更がおこなわれる(関連記事)。ランク降格やエントリーコストの調整、ランクポイント(RP)獲得システムの調整が実施。チームプレイが評価され、RPはゲーム全体のスキルをより正確に表現できるものとなる。「勝利のためのチームプレイ」と「正確なスキルによるより高い競争力」という、2つの方針を軸にして、今後もさらに多くの変更がおこなわれていくとのことだ。

また、新シーズンでのマップローテーションはストームポイント、オリンパス、ワールズエッジの3つとなる。パッチノートに記載はないが、シーズン最初の1週間は、改変されたストームポイント限定になるものと思われる。さらに、いくつか用意されているローテーション時間のうち、2時間でのローテーションは削除されるとのこと。長すぎると感じていたプレイヤーにとっては、朗報となるだろう。
 

 
さらに、以前のプライベートマッチシステムは、カスタムマッチによって置き換わるという。詳細は以下のとおり。
 

 
新カスタムマッチシステム

・カスタムマッチの快適性向上:
─UIとデザインの改善
─カスタムマッチからロビーに戻る際、チーム名とマッチの設定が保存されるようになる
─マッチの流れの改善

・オブザーバーの視聴ターゲットを事前に選択するための、新しいローンチパラメータを追加

・オブザーバーがチームを視聴した際に使用する、カラーパレットを更新(マップの概要 + ハイライト)
─以前マップの概要で見られた色の重複の問題を修正

・カスタムマッチの匿名モードで、チーム撃破の文字を独自の色に更新
 

 
以上のほか、各種バグ修正なども実施されている。バンガロールのスモーク内から、スモーク外の標的にエイムアシストが適用される不具合などが修正されたようだ。さらに詳細なアップデート内容は、こちらの公式ページで確認してほしい。

『Apex Legends』新シーズン「救世主」は、明日5月11日に開幕予定だ。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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