『ウイイレ』後継作『eFootball 2022』大型1.0.0アプデが大幅に延期、2022年春配信へ。有料パックは返金対応


コナミデジタルエンタテインメントは11月5日、基本プレイ無料で配信中のサッカーゲーム『eFootball 2022』のバージョン1.0.0配信を来年2022年春に延期すると発表した。同アップデートはもともと、今年11月11日に配信予定だった。また、配信延期に伴い有料スターターパックも予約停止し、返金対応について発表されている。なお、不具合修正を目的とするバージョン0.9.1については本日配信されている。
 

 
『eFootball 2022』は、PC/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに配信中のサッカーゲーム。本作はiOS/Androidにも対応予定で、全プラットフォーム間でのクロスプレイを視野に入れている。人気シリーズ『ウイニングイレブン』からブランドを変更し、「世界最大のeスポーツプラットフォーム」を目標に設定。コナミの次世代サッカーゲームとして託望を受けつつ、9月30日に満を持してリリースされた。

しかし、『eFootball 2022』を待ち受けていた運命は過酷だった。本作には記事執筆時点で2万3000件にせまるSteamユーザーレビューが寄せられている。そのうち89%のユーザーが不評を投じており、評価ステータスは「圧倒的に不評」だ。不評の内容としてはバグや調整不足を指摘するものが多く、アップデートでの改善が求められていた。しかし先ごろには、不具合修正を目的に10月28日配信予定だったバージョン0.9.1アップデートが配信延期(関連記事)。同アップデートは本日11月5日に配信されたものの、更新の遅れもやや懸念となっていた。

不具合修正を主としたアップデートは本日果たされたものの、今度はコンテンツを追加するアップデートが延期されてしまったわけだ。配信延期となったバージョン1.0.0は、新モードの実装やモバイル端末への対応を含んだ大型アップデート。同アップデートに伴い利用可能となるコンテンツを含む、有料スターターパック『eFootball 2022 Premium Player Pack』についても予約停止となっている。

『eFootball 2022 Premium Player Pack』については、既存の購入者に向けて返金対応も案内されている。返金については各対応機種の返金手続きにもとづいておこなわれるとのことだ。手続き詳細については、『eFootball 2022』公式ページの発表を参照されたい。
 

 
ブランドを刷新してのデビューから、早くも厳しい状況に立たされている『eFootball 2022』。アップデート延期が続いたことで、ファンの懸念も強まる。延期を経て本日配信されたパッチ0.9.1ではバグ修正など着実な改善も重ねられているが、本作は今後のアップデートで起死回生を図れるのだろうか。

『eFootball 2022』は現在、PC/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに基本プレイ無料で配信中。バージョン1.0.0配信は2022年春を予定している。




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