マルチプレイかぼちゃ祭りゲーム『Pumpkin Festival』無料配信中。かぼちゃのデザイン見せ合うバーチャル展覧会
個人開発者Adam Robinson-Yu氏は10月20日、マルチプレイかぼちゃ展覧会『Mayor Bones Proudly Presents: Ghost Town’s 1000th Annual Pumpkin Festival(以下、Pumpkin Festival)』をサービス開始した。対応プラットフォームはPC(itch.io)。
『Pumpkin Festival』は、かぼちゃランタンのバーチャル展覧会が楽しめる作品だ。プレイヤーは好きな形のかぼちゃをチョイスして、かぼちゃをくり抜くナイフと、表面を削るスクレイパーを駆使して思い思いのかぼちゃランタンをデザインする。納得いくデザインができたら、名前をつけて保存。会場となるゴーストタウンに繰り出して展示場所を探しにいくのだ。
ゴーストタウンでは、一人称視点での散策が可能だ。所狭しと世界中のプレイヤーが作ったかぼちゃランタンが立ち並んでおり、ほかの散策中のプレイヤーたちは可愛らしいオバケとして表示される。開いている設置場所が見つかったら、作ったかぼちゃランタンを配置しよう。もちろん、ランタンを作らず見物だけしてもOKだ。さまざまな発想とデザインのかぼちゃは眺めているだけで楽しい。また、ほかのオバケと目が合い、心が通じ合うような奇妙な感覚も魅力だ。本作にはチャットやエモートなどコミュニケーション機能は実装されていないため、視点を振ってプルプルしたり左右に動いたりしてご挨拶することになる。
制作者のAdam Robinson-Yu氏は、人気アドベンチャーゲーム『A Short Hike』を手がけたことで知られる開発者。人気開発者の作品とあって、本作内には記事執筆現在で約800個のかぼちゃが展示され、常にほかのオバケ(プレイヤー)の姿が見られる状況だ。また、『A Short Hike』の主人公であるクレアの姿を彫り込んだかぼちゃも散見される。
【UPDATE 2021/10/21 22:30】
記述に誤りがあったため、該当箇所を修正。
「第1000回毎年恒例かぼちゃ祭り」と銘打たれた本作は、実を言えば昨年にも“開催”されていた。今回の『Pumpkin Festival』は、昨年のゲームクライアントにかぼちゃ設置場所の追加やUI関連の改善などを盛り込んだ作品なのだ。昨年に引き続き、マルチプレイサーバーの稼働はハロウィン期間から数週間後までとなっている。まさにハロウィン限定のイベント的な作品だ。
『Mayor Bones Proudly Presents: Ghost Town’s 1000th Annual Pumpkin Festival』はPC(itch.io)向けに無料もしくはプレイヤーが望んだ金額を払う「Name your own price」方式で配信中。サーバーはハロウィン期間ののち、数週間で停止予定だ。
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