人気ホラーゲーム『Ib』リメイク版が発表、有償作品として2022年リリースへ。グラフィックの描き直しや調整を実施

は10月3日、『Ib(イヴ)』のリメイク版を発表した。有償作品として、2022年に販売予定。Twitter上では、リメイク版のスクリーンショットも公開されている。

個人開発者のkouri氏は10月3日、『Ib(イヴ)』のリメイク版を発表した。有償作品として、2022年に販売予定。Twitter上では、リメイク版のスクリーンショットも公開されている。


『Ib』は、kouri氏が制作し2012年にフリーゲームとして公開された、ホラーアドベンチャー作品である。本作の主人公イヴは、まだ難しい漢字が読めない女の子だ。ある日、イヴは両親と共に美術館を訪れていた。館内では「ゲルテナ展」が開催されており、イヴはさまざまな作品を見て回る。しかし、気づけばイヴはひとりぼっちになっていた。両親はおろか、館内には誰の姿も見当たらない。イヴは、ほかの人がいないか館内を探し回るが、美術館の様子はどこかおかしくなっていた。道中では特徴的な喋り方をする男性ギャリーや、金髪で明るい性格の少女メアリーも登場。おかしな美術館を舞台にしたストーリーが展開されていく。


イヴが迷い込んだおかしな美術館には、さまざまな仕掛けが用意されている。アイテムを発見したり、謎を解いたりなど、館内の探索を進めることでストーリーが進行。複数のエンディングが用意されており、イヴたちの辿った道筋によって結末が変化する。2012年の公開後、細かな作り込みや実況動画などをきっかけにプレイヤーから多大な支持を獲得。『青鬼』や『魔女の家』などと並ぶ、2010年代の代表的な探索型フリーホラーゲームの一本といっても過言ではないだろう。

kouri氏のツイートによるとリメイク版は、公開10周年を記念して制作されているのだという。リメイク版では、「ゲームが苦手な人でもプレイできるように」というコンセプトは崩さず、kouri氏自身が改めてオリジナル版を遊びなおしたことを踏まえて調整や変更が加えられている。また画面解像度が変更されているほか、グラフィックの描き直しにより、画面が見やすく進化。BGMは一部都合により変更されており、メアリーのテーマは“新しく作ってもらったもの”が採用されているそうだ。

『Ib』リメイク版は、2022年に有償作品としてリリース予定。オリジナルの『Ib』は、現在フリーゲームとして公開されている


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Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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