パブリッシャーのWhitethorn Digitalは6月3日、経営シミュレーション『Calico（カリコ）』を国内Nintendo Switch向けに配信開始した。価格は1199円となっている。
『カリコ』は、日常を体験するコミュニティ・シミュレーションゲームだ。本作の主人公は、ぽっちゃり系の魔法少女。あるとき彼女は、倒産寸前の猫カフェを託され、その再建に挑むこととなる。プレイヤーは猫のみならず、たくさんの抱きしめたくなるような動物を集め、カフェをにぎやかにしていく。 かわいい家具や装飾品、おいしいスイーツなどでカフェを満たし、店にふたたび活気を取り戻すのだ。
『Calico』の世界では、プレイヤーはさまざまな動物に出会う。動物と友だちになると、名前をつけたり、自分の仲間に加えたり、カフェの新しい住処に送ったりすることが可能。仲間に加わった動物は、プレイヤーの後にどこへでもついて回り、いうことを聞いてくれるようになる。そうして集まった動物たちはカフェでのんびり過ごし、カフェを訪れるお客さんと遊んでくれるようになるのだ。仲間に加える以外にも、猫やほかの動物たちとはさまざまなインタラクトが可能。おもちゃで遊んだり、ダンスしたり、抱っこしたりと、まったりコミュニケーションできるのだ。
また、カフェを盛り上げるためには内装へのこだわりも重要。猫や動物たちを連れてくるだけではなく、いろいろなスタイルの家具でカフェを装飾し、プレイヤー自身と動物たちにとって最高に居心地のいい我が家をつくり上げるのだ。さらに、お客をもてなすメニューも重要。街の人々のためにおいしい焼き菓子や飲み物を作って、魅力的なカフェを経営しよう。秘訣は、カフェに訪れる住民たちのことをよく観察し、彼ら・彼女らの好きな食べ物を吟味して販売することだという。
また『Calico』のキャラクタークリエイターを使えば、プレイヤーは自分だけのキャラクターをつくってゲームの世界を体験することができる。肌の色や髪型、体型などにさまざまなバリエーションが用意されており、ゲームの世界でプレイヤーが最適な形で自分の姿を表現できるようなオプションを兼ね備えている。 また、ゲーム内では多くの服装を選択でき、見た目もバッチリ決めることが可能だ。なお本作では性別も選択可能。男女二択ではなく、「彼」「彼女」といった代名詞を選ぶ形式が採用されている。このほか魔法少女らしく、ポーションを使って動物のサイズを変えるといった芸当も可能だ。
本作は2020年12月より先行してSteamにて販売中。1200件以上のユーザーレビューから「非常に好評」との反響を獲得している。キュートな世界観やデザイン、ペナルティのないゲーム 設計に癒された人が多いようだ。一部ユーザーから、カメラやキャラ挙動への不満も寄せられているが、S今年に入ってからも改善にむけたアップデートが重ねられている。
『Calico（カリコ）』は国内Nintendo Switch向けに1199円で配信中。くわえて、PC（Steam）/Xbox One向けにもリリースされている。いずれも日本語表示に対応。
