『バイオハザード ヴィレッジ』の貴婦人ドミトレスク、早速トーマス化される。顔だけ

今月5月8日の発売を目前に控えている『バイオハザード ヴィレッジ』。まだデモ版のみ公開されている本作だが、Mod制作者たちにとってそんなことはお構いなしのようだ。『バイオハザード ヴィレッジ』の敵役、ドミトレスク夫人の顔を「きかんしゃトーマス」に差し替えるというModが登場し、話題を呼んでいる。

ドミトレスク夫人は、 発表された当初から人気を集めているキャラクターだ。特徴はその長身と美貌で、本人が従えている3人の娘たちと共にファンの畏怖と興味の対象にされている。ヒールを含めた背の高さはなんと290cm。その強烈な体格とどことなく漂う母性のせいか、一部ファンはドミトレスク夫人を「ママ」と呼び親しんでいる（関連記事）。

Crazy Potato氏が公開している「Count Theodora」Modは、そんな魅力と恐ろしさを兼ね備えたドミトレスク夫人の顔を「きかんしゃトーマス」に差し替えるというものだ。かわいいトーマスと美貌のドミトレスク、どういったわけか、それらが組み合わさることで恐ろしさが倍増しているようにも感じられる。Modそのものも、トーマスの口の開閉を再現するなど作り込みがなされており、不気味さを際立てている。

「Count Theodora」ModはNexus Mods にて公開されており、Steam版『バイオハザード　ヴィレッジ』デモに適用して楽しむことができる。導入にあたってはほかに2種類のMod「Fully Mod Manager for RE8」と「Replace the daughters with Lady Dimitrescu」をいれる必要があり、デモ版自体の時間制限もあるなどややハードルが高いが、どうしてもトーマス顔の夫人に会いたいユーザーは試してみてはどうだろうか。

“トーマス化”の餌食になったのは、ドミトレスク夫人が初めてではない。『バイオハザード RE:2』の敵キャラクターであるタイラントもトーマス化Modが制作されている。そちらは完全にモデル全体がきかんしゃトーマスと差し替えられており、発する音声が機関音や汽笛に変更されているという徹底ぶりだ（関連記事）。

トーマス化Modはさまざまなゲームで制作されている。『The Elder Scrolls V：Skyrim』のドラゴンをトーマス化するModにはじまり、『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』のボスキャラクターである大蛇や、『Fallout 4』のデスクローなどがトーマスにされている。恐怖を感じさせる強力なボスが対象とされやすいようだ。

『バイオハザード ヴィレッジ』のデモ版では、そのほかにもさまざまなModが制作されている。ドミトレスク夫人にサングラスを被せるという、ややシュールなMod。次女カサンドラをプレイアブル化するModや色調を変更するReshade系Modなど、製品版の発売を前にして、幅広いModが生み出されているわけだ。本作がいかに期待されているかがわかるだろう。

『バイオハザード ヴィレッジ』は5月8日発売予定だ。