『FF14』パッチ5.2「追憶の凶星」最新情報が発表。待望のデザコン装備の実装含め、パッチ内容をひとまとめ
スクウェア・エニックスは2月13日、オンラインRPG『ファイナルファンタジーXIV』(以下、FF14)の大型アップデートであるパッチ5.2「追憶の凶星」の最新情報を公開した。2月18日に公開される同アップデートでは多数の新コンテンツが実装される。以下は今回新たに公開された、装備デザインやギャザラー・クラフターコンテンツのスクリーンショットだ。
新しいトークン装備とクラフト装備のビジュアルはコミュニティの中でも好評だ。特にクラフト装備は「装備デザインコンテスト(遠隔物理DPS編)」でプレイヤーが応募したものの中から最優秀賞に選ばれたデザインで、2018年のコンテスト結果発表以来ずっと実装が待たれていた。クラフト装備は戦闘用の装備だが、気になるプレイヤーはおしゃれ目的で作成しても良いだろう。
また、新たな髪型やエモートも実装される。髪型は2015年の髪型デザインコンテストの優秀作品だ。また、スクリーンショットのエモートは「パンを食べる」。2月6日に放送された「FFXIVプロデューサーレターLIVE」(以下、PLL)において、パッチ5.2でアップデートされるコンテンツ「イシュガルド復興」で入手可能であると明言されている。
今回発表されたもの以外にも、今回の実装内容は膨大だ。パッチ5.2「追憶の凶星」の実装項目を確認していこう。
新たなメインクエストの実装
パッチ5.2「追憶の凶星」で追加されるシナリオでも、闇の戦士たちは暁の賢人たちを原初世界に帰還させる方法を模索することになる。しかし、原初世界と第一世界、それぞれで新たな騒乱が巻き起こるようだ。トレーラーの最後に現れるアシエン・エリディプスの発言は何を意味するのだろうか。
また、メインクエストの途中で新たなインスタンスダンジョン「黒風海底 アニドラス・アナムネーシス」も開放される。「漆黒のヴィランズ」最終エリアであるテンペストの幻影都市「アーモロート」のさらに奥の遺跡であるアニドラス・アナムネーシス。それはアシエン・エメトセルクが作り出した幻影ではない、実体ある本物の遺構らしい。
アニドラス・アナムネーシスは「フェイス」でNPCと攻略することも可能なため、世界観に浸りながら自分のペースで進むこともできる。また、メインクエストの終盤にあるようなので、開放を急ぎたいプレイヤーはメインクエストから攻略するのが良いだろう。
希望の園エデン:共鳴編
パッチ5.05で実装された「希望の園エデン:覚醒編」の続編も追加される。「覚醒編」に引き続き闇の戦士たちは、光の氾濫によってエーテルが枯渇した「無の大地」に属性の力を取り戻すため、最初の罪喰いである「エデン」を利用する計画を進めていく。「闇の巫女」を名乗るNPC・ガイアのキャラクターデザインは野村哲也氏が担当。「光の巫女」リーンと対を成すであろう彼女の謎についても解明されていくだろう。
また、高難易度コンテンツである「希望の園エデン零式:共鳴編」も同時実装される。既に多くのチームがレイドレースに名乗りを上げており、白熱した戦いになりそうだ。パッチ5.1で実装された「絶アレキサンダー討滅戦」をはじめとした「絶」コンテンツとは異なり、「零式」は短期決戦のレースとなる。一体どのチームがワールドファーストを獲得するのか、こちらも見逃せない。
クロニクルクエスト「ウェルリト戦役」/ルピーウェポン破壊作戦
新たなクロニクルクエストとして「ウェルリト戦役」が実装される。パッチ5.1メインクエストのラストで戦った「ルビーウェポン」が、国境地帯ギムリト・ダークから解き放たれる。こちらは同時に「極ルビーウェポン破壊作戦」が実装され、討伐報酬として武器やマウントが手に入る。
武器強化コンテンツ「セイブ・ザ・クイーン」
パッチ5.Xシリーズの武器強化コンテンツとして「セイブ・ザ・クイーン」が実装となる。舞台は北州イルサバード大陸の辺境、ボズヤ地方。ロスガル族の故郷として知られるこの土地は、ガレマール帝国によって占領されていた。しかし、「紅蓮のリベレーター」におけるドマやアラミゴの解放に触発され、ボズヤ地方の人々も活動を開始する。
蛮族クエスト:キタリ族
新たな蛮族クエストとして、「キタリ族」が実装される。戦闘職向けの蛮族クエストであった「ピクシー族」と異なり、こちらはギャザラー・クラフター職向けの蛮族クエストだ。プレイヤーはネズミのような蛮族「キタリ族」と親交を深め、ロンカ文明の歴史を紐解いていく。PLLでは、「紅蓮のリベレーター」で大人気だった蛮族「ナマズオ族」との関係もほのめかされていた。ナマズオ族が好きなプレイヤーは是非プレイしてほしい。
キタリ族のクエスト受注には前提として、ラケティカ大森林のクエストである「昏き森の守護者」「双子とふたつの精霊」から連なるクエストと、それらの完了後に発生する「ロンカの守護者たち」の完了が条件となる。蛮族クエストはデイリークエストのため、報酬を最速で手に入れたいプレイヤーは早めに前提クエストを完了させておこう。
「イシュガルド復興」アップデート
パッチ5.11で実装された「イシュガルド復興」にもアップデートが入る。「イシュガルド復興」はこれまでクラフター向けのコンテンツだったが、今回のアップデートでギャザラーにも門戸を開くようだ。また、納品で貯まるスタンプで「クポフォーチュン」というくじを引くと、エモートや衣装などが手に入る。
クラフター向けの高難易度レシピも追加されるため、これまで物足りなさを感じていたクラフターメインのプレイヤーは腕の見せどころといえるだろう。また、後日のアップデートでサーバーごとの貢献度ランキングが発表され、上位のキャラクターには称号が授与される予定だ。
オーシャンフィッシング
オーシャンフィッシングは大型漁船に乗って釣りをする、のんびりとしたコンテンツだ。ラノシア地方の2つの港を往復している漁船に乗り込み、最大24人で釣りを楽しむことができる。漁船は現実時間で2時間おきに出港し、航海の途中で船を降りることも可能だ。船上では、釣った魚がリストアップされていき、魚に応じたポイントが貯まっていく。釣果に応じて経験値や、ギャザラー専用の貨幣・スクリップが獲得できる。
漁師は最前線のレイドへ行くようなプレイヤーでも必要となることが少なく、プロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏(以下、吉田P/D)も「趣味職」であると話している。低レベルのまま放置しているプレイヤーも多いだろう。パーティやアライアンスを組んで乗船することも可能なので、戦闘の気分転換に仲間と船に乗りこみ、雑談でもしながらのんびり釣りをしてみてはいかがだろうか。
その他
「つよくてニューゲーム」対応クエストが追加され、待望の「クリスタルタワー」シリーズを始めとしたクロニクルクエストの追体験が可能となる。「クリスタルタワー:古代の民の迷宮」の実装はパッチ2.1(2013年)。6年も前のクエストということで、内容を忘れたままメインクエストを進めてしまったプレイヤーも多いのではないだろうか。「漆黒のヴィランズ」を語るのに欠かせないシナリオ群を、もう一度読み返すことができるのは嬉しい限りだ。
マンダヴィル・ゴールドソーサーのアトラクション「挑戦!ジャンピングアスレチック」に新コースが追加される。これまでとうってかわった雰囲気の「ニーム浮遊遺跡」をモデルにしたコースだ。
フォトモードである「グループポーズ」にも、多数の機能が追加される。新たにユニークなフレームが追加されるほか、カメラやライトの設定を保存・復元することが可能となる。
また、UIにも改修が入り、使用可能なフィールドマーカーが6つから8つに増え、コンテンツごとにマーカーの配置を保存できるようになる。先日のPLLで吉田P/Dが話した「マーカー自動置き」ツールへの対策のためだ(関連記事)。これに伴い戦闘中のマーカーの置き直しも不可能になる。
以上、『FF14』パッチ5.2「追憶の凶星」実装コンテンツを紹介してきた。パッチ実装日である2月18日まであとわずか。全力で楽しめるよう、準備をしておこう。