『LoL』新ミュージックユニット「TRUE DAMAGE」始動か。「K/DA」の一員からティーザーが発表

 

2018年世界大会決勝のステージで『リーグ・オブ・レジェンド(LoL)』から飛び出した女性ヴォーカルユニット「K/DA」が鮮烈なデビューを果たしてから、もうすぐ1年が経とうとしている。今年も進行中の世界大会決勝では、新たなミュージックユニット「TRUE DAMAGE」の姿が見られるかもしれない。

(G)I-DLEの公式Twitterから「11月10日」という発表

K-POP女性ユニット「(G)I-DLE」のTwitterとInstagramにて、10月28日夕方に突如発表されたティーザーが上記のものだ。

最後に表示される11月10日という日付は今年の『LoL』世界大会決勝が行われる日付だ。「SOYEON of (G)I-DLE Coming up next #TRUEDAMAGE」という本文からも、構成メンバーの1人であるソヨンが11月10日発表の「TRUE DAMAGE」という名前の新曲か何かに参加する、という内容が読み取れる。

断片的な情報から類推できる「TRUE DAMAGE」の姿
「TRUE DAMAGE」とは何だろうか? 『LoL』のゲーム用語としての「True Damage」とは「確定ダメージ」のことであり、物理・魔法防御を無視して与えられるダメージのことである。この名称がゲーム外でコミュニティの前に姿を現したのは今年8月のことだ。Riot Gamesが2019年8月半ばに申請し、承認された商標の中にこの名称が認められる。コミュニティではすぐさま「昨年のK/DAの成功に引き続き、チャンピオンを用いたミュージックユニットを発表するのではないか」という推測がなされた。

次に話題になったのはもっと具体的なリーク情報だ。今月18日に立ったRedditスレッドでは、製造途中とおぼしき「TRUE DAMAGE」のデフォルメミニフィギュアのパッケージのような画像が、コミュニティに共有された。Tシャツと思しき画像も別のユーザーが共有しており、企画・製造中のグッズ情報が流出したものと思われる。

そして今回の(G)I-DLE公式Twitterの発表である。これらの情報を合わせると、今年の世界大会決勝に合わせて新ミュージックユニット「TRUE DAMAGE」がデビューし、昨年「K/DA」にてアカリの歌声を務めた(G)-IDLEのソヨンが、再びアカリ役を務める、ということであろう。

2019シーズンのリリース予定スキンについて、プロデューサーのI am Carlos氏はシーズン開幕直後の動画 (YouTube動画)にて「新たにミュージックに着想を得たスキン、ゲームを飛び出しうる存在になるスキンを制作する」とも語っている。「TRUE DAMAGE」についてこれまで出ている情報は、こうした既出の方針にも矛盾しないものだ。

ルイ・ヴィトンコラボとの関連性などは未だ不明
グッズ画像によれば「TRUE DAMAGE」のメンバーはヤスオ、アカリ、エコー、キヤナ、そして先日の『LoL』10周年記念で発表された新チャンピオンのセナとなっている。ティーザー動画に立ち戻ると、これらチャンピオンたちのボーカルを務めるであろう人物も既に名前が出ている。

ベッキーGはアメリカ出身の女性ラッパーで、その小柄さからもキヤナがぴったりだろう。キキ・パーマーもアメリカ出身の歌手・女優であり、こちらはセナを務めるのではないだろうか。アカリはご存知昨年の「K/DA」からソヨンが続投。ナイジェリア出身のラッパーであるタットモス、ロサンゼルス出身のラッパーであるダックワースもまた名を連ねており、2人の男性陣がヤスオとエコーを分担するのではないかと言われている。

Riot社員のKenAdamsNSA氏は9月末に「世界大会連動イベントの後半ではキヤナのプレステージスキンがリリース予定」とツイートしている。この「キヤナのプレステージスキン」はひょっとしたら「TRUE DAMAGE」のスキンかもしれない。昨年の世界大会イベントでは「K/DAカイ=サ プレステージエディション」がリリースされており、同様のコンテンツが予定されている可能性はある。「TRUE DAMAGE」と先日発表されたルイ・ヴィトンコラボコンテンツ展開の関係性はまだ不明だが、世界大会決勝合わせということであればこちらも可能性はあるだろう。

今年の世界大会は準々決勝が先週末に決着し、決勝となる11月10日まではあと2週間ほどを残すのみとなっている。決勝戦会場であるフランス・パリにて一体何が起こるのか。世界大会の決着もだが、こちらのコンテンツ展開も楽しみである。