『Watch Dogs: Legion』正式発表＆3月発売決定。英国のディストピアにて、ギャングスタからおばあちゃんまで「街中の住民」をリクルートして戦う

2019-06-11 05:38

Ubisoftは6月11日、E3 2019にあわせて開催された「Ubisoft E3 Conference」にて、『ウォッチドッグス』シリーズ新作『Watch Dogs: Legion（ウォッチドッグスレギオン）』を正式発表した。英国ロンドンを舞台に描かれるオープンワールドアクションゲームだ。情報は追って追記していく。

ハッキンググループ「デッドセック」の一員として、過去作のようにハッキング技術を駆使して街のインフラや監視カメラ、住民のモバイルデバイスなどを操作しながら戦うことに変わりはない。だがサンフランシスコの飛び抜けて明るい前作の世界観とは打って変わって、新作はセキュリティドローンやカーチェイス用のドローンが飛び交う、監視社会化したBrexit後のダークなロンドンが舞台となる。きついブリティッシュアクセントで罵詈雑言が飛び交う中、マスクを被ったデッドセックが反勢力として闇組織と戦う。

最大の特徴は、街中の「全ての住民」をリクルートして操作可能という点。それぞれが異なる性能、それぞれ異なるバックストーリー、アニメーション、ボイスを有している。プロファイリングにより住民をリクルートし、オリジンストーリーミッションをこなすことで仲間にできる。もちろん、どんなキャラクターを操作しているかによって、カットシーンの映像も変わる。元スパイから引退したアサシン（おばあちゃん）、格闘家まで、街中の住民を仲間にして、街を人民の手に取り戻すのだ。今回のゲームプレイ映像によるとパーマデス制となっており、死亡するとキャラクターを永遠に失うが、他のデッドセックメンバーに切り替えて操作できる。

『Watch Dogs: Legion』は2020年3月6日、PlayStation 4/Xbox One/PC/Google Stadia向けに発売予定だ。

（追記 2019/06/11 8:50）
Ubisoft Store（日本）とEpic Gamesストアページが公開された。

（追記 2019/06/11 7:25）
公式ブログからいくつか新情報が明らかになった。本作では監視社会の束縛から市民を解放すべく、近未来ロンドンを舞台に反勢力組織デッドセックが立ち上がる。Brexit後のディストピア化した街で、犯罪組織や汚職民間軍事企業、抑圧的な政府組織を相手に戦うのだ。

街を歩いている住民たちはランダム生成ではなく、ひとりひとりが固有の生活習慣やバックストーリーを持ち行動している。そしてそれぞれの特性やスキルによって、違った方法でデッドセックに貢献し得る。デッドセックにリクルート済みのキャラクターであれば、いつでも誰にでも操作切り替え可能な「Play as Anyone」機能が本作の目玉だ。カットシーンの内容や台詞もキャラクターの性格にあわせて変化する。

おなじみのハッキング能力により都市のインフラや市民のモバイルデバイスにアクセスするだけでなく、武装ドローンをジャックしたり、手持ちのスパイダーボットを忍ばせたり、ARクロークで身を隠したりと最先端技術を駆使してミッションに挑むのだ。なお同じ暴力でも、銃ではなく素手であれば、相手勢力は殺害ではなく逮捕・テイクダウンにより対処しようとしてくる。パーマデス制のため、キャラクターを失いたくなければ、どのように振る舞うのか慎重に考慮すべきだろう。無事生存し続ければキャラクターレベルが上がり、新しいアビリティやツールをアンロックしていける。

ロンドンの街では、トラファルガー広場、ビッグ・ベン、タワーブリッジ、カムデン、ピカデリーサーカス、ロンドン・アイといったランドマークを巡ることが可能。サイドアクティビティとしては、ベアナックル・ボクシング、フリースタイル・フットボール、違法商品の配達、ストリートアートなどに参加できる。

またソロだけでなく4人Co-opにも対応しているとのこと。協力ミッション、高難度エンドゲームコンテンツをプレイ可能。またリリース後も新ゲームモード、報酬、テーマイベントなどが随時追加されていく。

『Watch Dogs: Legion』の事前予約特典は「Golden King Pack」。マスク、ピストル、車両のスキンがセットになったもの。またゲームは以下の複数エディションで販売される。