物理演算アクション『TorqueL』セール開始。「収益の半分」を、北海道胆振東部地震の復興支援募金に充てる

制作サークルFullPowerSideAttack.comは、10月1日より『トルクル(TorqueL)』および『トルクル(TorqueL)物理調整版』のセールを開始した。各プラットフォームの『トルクル』がお安く購入できることになるが、本セールでは収益の半分を、平成30年北海道胆振東部地震の復興支援募金に充てるという。募金先は、日本赤十字社「平成30年北海道胆振東部地震災害義援金」が予定されている。

なお、購入者の支払った金額からストア・プラットフォーム・パブリッシャーなどの各種手数料を除いた金額を収益として計算するほか、セール期間外も10月1から10月31日までの収益を募金に充当するとのこと。つまり、10月いっぱいの、FullPowerSideAttack.comに入る売上の半分を、北海道の震災への募金にあてるようだ。なお、最終的な募金先、募金金額総額は募金手続き完了後公表するようで、公表は2019年1月を予定しているという。

『トルクル(TorqueL) 物理調整版』は、キャラクターが入ったハコを転がし、伸ばして進む2D回転アクションゲーム。プレイヤーはハコを操作してそれぞれのステージ(Chamber)のゴールまで移動させることでゲームを進めていく。各種ボタンを入力することで、箱から“棒”などが伸び変形する。物理演算を考慮しながら、うまく箱を変形させるのだ。ゲームの進行とハコの転がりに合わせて、著名コンポーザー佐野電磁氏が作曲した専用BGMが再生される。

インディースタジオが募金を行った事例としては、LKA.itが『The Town of Light』の3週間のセールスのうちの25%を、精神疾患に関する啓蒙活動を行っている支援団体TakeThisに寄付。先日、マイクロソフトの傘下に入ったNinja Theoryが、『Hellblade: Senua’s Sacrifice』の2017年10月10日当日分利益を、精神障害を抱える患者を支援する慈善団体Rethink Mental Illnessに寄付していた。『トルクル』はオリジナル版が発売されてから月日が経った作品ではあるが、1か月のうちの半分の収益を寄付するというのは、北海道を支援する揺るぎない意思が感じられる。FullPowerSideAttack.comの代表であるなんも氏は、北海道出身。故郷での災害復興に貢献すべく、なんも氏は思い切ったセールをおこなったのだろう。弊社アクティブゲーミングメディアも販売に携わる同作を、これを機にチェックしてみてはいかがだろうか。