「Steamウィンターセール(2017)」AUTOMATONライターが選ぶオススメゲーム14選
Valveは現在、PCゲーム配信プラットフォームSteamにてウィンターセールを実施中だ。期日は日本時間の2017年12月22日から2018年1月5日まで。多数のトリプルA級タイトルから人気インディーゲームが値引き対象となっており、どのタイトルを買うべきか頭を悩ませているプレイヤーも多いだろう。今回は2017年ウィンターセールにおける、各ライターのおすすめゲームをこちらにまとめたので、ぜひ検討の対象としてほしい。
Claybook
1025円(2050円、50%オフ、日本語なし)(Steamストアリンク)
『Claybook』は、ゲーム内のオブジェクトが「すべて粘土でできている」ということが特徴の3Dアクションゲームだ。メインのゲームモードでは、プレイヤーは粘土の塊を転がしてステージを進み、ミッションをこなしていく。プレイヤーが転がす粘土の塊は球形・立方体・円筒・円盤の形に任意に変形可能。ステージによっては1種類ずつしか使えない場合もあるが、たとえば大きな段差がある場合、球形だと登り難いが、長細い円筒形になれば乗り越えていけるといった具合である。
ミッションは、たとえばタンクに体当たりして穴を開け、中の水を任意の場所に流したり(水はゆるい粘土で表現されている)、指定された場所に特定の形の粘土を置いていったりとさまざま。“置いてくる”というのは、本作はリワインド機能で時間を巻き戻すことができ、巻き戻し前の場所にそれまで操作していた塊を残したままやり直すことができるのだ。このコピー機能はさまざまな場面で応用が利く。本作は粘土の表現がとにかく秀逸で、ステージのすべてが自在に変形でき、またいかにも粘土っぽい“色移り”もよく表現されている。サンドボックスモードもあり、自由に粘土遊びすることも可能だ。
Cuphead
1683円(1980円、15%オフ、日本語なし)(Steamストアリンク)
今年、ゲーム業界の話題をさらったインディーゲームを挙げれば、この『Cuphead』は間違いなく5本の指に入るだろう。1930年代のカートゥーンアニメから影響を受けたというグラフィックは確かに謳い文句どおり。当時のアニメ作品を観た事がなくとも、ノスタルジックな印象を受けるはず。それがゲームとして当たり前のようにリアルタイムに動き出すのだから、初めてプレイする際には、キャラクターの細かい動きに思わず見入ってしまうことだろう。
とはいえ、見た目だけが良くてもゲームは楽しくない。本作は難易度の高さが話題になったが、メインであるボスバトルと横スクロールパート、実際どちらも難しい。ただ、どの敵も固有の攻撃パターンを持っており、リトライを繰り返す内にどうすれば攻略できるのかという筋道が見えやすい作りになっている。ステージ内でコインを集めれば新たなショットやスキルを購入でき、ステージによって使い分けることで突破口を見出せる場合もある。基本的な操作は、ショットとジャンプとダッシュのみとシンプル。ボリュームは決して多くはないが、どれも挑戦しがいのあるステージばかりだ。ローカル2人協力プレイにも対応している。
Chime
100円(498円、80%オフ、日本語なし)(Steamストアリンク)
「セールの醍醐味は安さだ!」という持論に従って、100円で買えるゲームの中からチョイス。Chimeはアンビエントな音楽に包まれながら、出現するブロックでフィールドを埋めていくテトリス風パズルゲーム。ブロックには「I」形や「L」形、「W」形など複数のパターンがあり、それらを組み合わせ3×3以上の四角形をつくることで画面から消していく。
テトリスとの違いは、ブロックが落ちてこないこと。Chimeではブロックをジグソーパズルのように画面上に並べていき、より多くの面積を埋め尽くすことでスコアが上昇する。ブロックは一定時間で消えてしまうが、消失前により大きな四角形をつくることでコンボを決めることができる。続編『Chime Sequel』も75%オフ、245円。
Northgard
1485円(2200円、25%オフ、日本語なし)(Steamストアリンク)
どんなゲームでもスタートを押すとそこには異世界が広がっている。『Northgard』を始めると見えるのは海と霧の中に浮かぶ陸だ。よく目を凝らすと影の端には、木々や鹿が見える。だがしかし美しい実りだけではなく狼や怪物もしばしば目にすることができるだろう。
プレイヤーはヴァイキングの一族を率いて部族の繁栄を目指していくことになる。まずはたどりついた場所で最低限の生活ができるよう、木こり小屋や家を建てることになる。更なる豊かな土地へ入植するためには、斥候を送り霧を晴らして怪物を倒す必要がある。なお彼ら軍人を養う為には余剰の食糧が必要であるし、金もかかる。そのためには大海原へ交易に出る必要があり…。といった風に規模が拡大するにつれて資源の管理は難しくなっていく。それに加え毎年訪れる冬は、より資源の管理を難しくさせる。だが厳しいだけではない、ユニットの愛らしい振舞いを見ればきっと頑張れるはずだ。多様な職業ごとに特徴のある動きは見て飽きることがない。歯ごたえのある難易度は、外の寒さを一時忘れさせてくれるだろう。
by Takuya Ashikawa
INSIDE
990円(1,980円、50%オフ、日本語あり)(Steamストアリンク)
「ゲームは芸術か否か」。コンシューマーからだけではなく、インディーからの製品販売が一般的になり、多種多様なゲームが世に出回るようになった昨今において、よく挙げられる話題の1つだ。もしあなたが昨今のゲーム体験に多少飽きがきているのであれば、この『INSIDE』というゲームをオススメする。
『INSIDE』のゲームシステムそれ自体はシンプルな2D謎解きアクションゲームである。しかし、ただ写実的というわけではなく絵画的な美しさを感じさせる映像美や、人間の発声からくる骨伝導を再現する為に人間の頭蓋骨を音のフィルターとして使い収録されたという素晴らしいサウンドトラック、そして物語それ自体がもつ文学性など、作中の随所に見られるさまざまな拘りがこの『INSIDE』という作品を娯楽としてのゲームから一種の芸術にまで昇華させていると言っても過言ではない。最近ではiOS版も発売された本作であるが、この作品のゲーム体験をフルに味わいたいというのであればぜひ大画面と良質なスピーカーを準備してPC版をじっくりプレイして欲しい。
VA-11 Hall-A
990円(1,500円、34%オフ、日本語あり)(Steamストアリンク)
ここは監視社会のディストピアの中に佇む一軒のBAR、「VA-11 Hall-A」(ヴァルハラ)。現実と戦い、敗れた者達が行き着く場所。ここには様々な人間が流れ着き、お互いの不幸を嘆き、他愛の無い話で笑い、時に涙をこぼす。プレイヤーはそんなディストピアの住人達に一時の休息を与えるべく、団欒とカクテルを提供するのが役目である。人呼んで「Cyberpunk Bartender Action」それがこの『VA-11 Hall-A』というゲームだ。基本的なゲームシステムとしては、テキストを読むこととお客にカクテルを提供することがメインとなる。お店に出勤し、その日のBGMを選び、お店を回して帰宅することの繰り返し。それしか出来ないのだが、それしか出来ないからこそ、登場人物をとりまく社会という大きすぎる壁に対し、自分がお客に対してできることの矮小さと重要性の両方を実感させられる。
「絵と文章を読むだけのゲームは、紙芝居と何が違うんだ」と考える方もいるだろう。プレイヤーが、作者の決めた「物語」というレールに対し自主的に介入すること、その意味がこのゲームには存在している。レトロな映像や、近未来を想像させる秀逸なサウンドトラックなど、目を引く要素は沢山あるのだが、それはこの作品の物語を盛りたてる為のパーツにすぎない。「とにかくゲームはストーリー重視」という方だけでなく、逆に「ゲームに物語は要らない」という方にも是非触れて欲しい1本だ。
Domina
333円(980円、66%オフ、日本語なし)(Steamストアリンク)
今回筆者が推薦する作品は、いずれもサウンドトラックに惚れ込んだものばかりである。このピクセルアートのグラディエーター養成SLGでは、闘技が始まるたびにアドレナリンの分泌が促進されそうな、勢いのある電子音楽が鳴り響く。高揚感により次の戦いが待ち遠しくてたまらなくなる。そんなハイテンションな楽曲が魅力の一作だ。
ゲームの内容としては、奴隷あがりの剣闘士たちを養成し、闘技に挑むことで金貨・食料といった褒賞を受け取る。そのお金で装備を整え、食料で剣闘士たちを養い、養成所の名を広めていく。目指すは古代ローマ最強の剣闘士軍団。最終目標は365日以内に闘技大会で勝利することだ。なお闘技中に命を落とした者は帰ってこないし、必ずしも平等な条件で戦えるとも限らない。勝負の行方は闘技主催者の気分次第という、不公平なシステムが待っている点は覚悟しておかねばならない。
全45曲1時間50分のサウンドトラックは66%オフの271円で販売中。視聴はBandcampにて。
by Ryuki Ishii
RunGunJumpGun
159円(798円、80%オフ、日本語あり)(Steamストアリンク)
ボタン2つだけで操作する、シンプルながら高難度な強制横スクロールアクション。主人公は滅亡間近の星々から資源をかっさらうアナーキーなジャンク屋である。ガトリングガンを前方にぶっ放して行手を阻むオブジェクトを破壊するか、下方向に発射してホバリングするか。たったそれだけ。タイトルのとおり「走って撃って飛んで撃つ」だけなのだが、決して大味ではなく、精密機械のような操作と集中力が求められる鬼畜な死にゲーとして洗練されている。入念に計算されたレベルデザインがゲームプレイの骨幹を支えているのだ。
本作のサイケデリックかつレトロなビジュアルとサウンドは、プレイヤーをトランス状態へと誘うことだろう。シンプルな操作のおかげもあって、精神を研ぎ澄ませることに集中できる。そのままドライヴ感が損なわれることなく続くトライアル&エラー。スキマ時間で数分だけ遊ぶつもりが、気づけばやめどきが分からなくなるような一品だ。濃厚なトリップを約束するサウンドトラックは198円で販売されている。
by Ryuki Ishii
Tormentor x Punisher
399円(798円、50%オフ、日本語あり)(Steamストアリンク)
デーモンに支配された「ファック・ユー星」を舞台に、戦闘狂の女戦士が命絶えるまで悪魔どもを狩り続けるメタル全開のトップダウンシューター。狂っているとしか思えない超ハイテンションな女戦士が暴言を吐き、ライフルとショットガンの発砲音でビートを刻みながら屍の山を築いていく。一度でも攻撃を受けるとゲームオーバーというシビアな条件下で、1分1秒でも長く生き延びるべく銃を乱射する。ショットガンを発射するとライフルの弾がリロードされるという、これまたイカれたシステムも特徴のひとつ。ゴアと流血と悲鳴により鼓動が高まる一作だ。
プレイ中は「鼓膜を破裂させるサウンドトラック」という謳い文句どおりの、重低音の効いたブルータルなメタルサウンドが轟く。グラインドコア、エレクトロコアを取り入れた強烈なまでに無骨な楽曲の数々。その上で爆音、銃声、罵詈雑言が脳内でグチャグチャに混じり合う。恍惚状態に入った女戦士の「HUUAHAHAHAHA!!」「このファック・フェイスめ!」といったヒステリックな声は聞いているだけでスカッとする。日頃のストレスを数分間だけでも忘れ、デーモンたちを黙々と屠りたい気分の方にオススメしたい。Joonas Turner氏によるヘッドバンギング不可避なサウンドトラックは40%オフの239円で販売中だ。
さて、原稿を書き上げたので狩りに出かけるとしよう。
by Ryuki Ishii
The Beginner’s Guide
392円(980円、60%オフ、日本語あり)(Steamストアリンク)
『The Beginner’s Guide』は、解説者の役割を果たすナレーターが物語そのものに介入しはじめ、ついには徐々にキャラクター性を帯びてくるという意匠に凝らされたゲームだ。もちろんナボコフの「青白い炎」という偉大なる先例はあるが、いかにも『The Stanley Parable』の作者らしい文学的な装いのゲームといえよう。劇中のキャラクターが第三者の語り手に介入する『臭作』とこのゲームを比較してみるのも一興だろう。
しかし私にとって、本作が心を捉えて離さないのはこの語りのスタイルや物語的なテーマではない。私がこのゲームが好きな理由は、ポリゴンの裏側の光景を美的に認めているところである。思い返せば『ソニック・アドベンチャー』や『シェンムー』を子どものときにプレイしたときはポリゴンの裏側にあえて行こうと無邪気に悪戦苦闘していた。このゲームはそれを思い出させてくれる。ポリゴンの裏側の反転した世界というのは荒涼しているものの、同時に不思議な美しさがあった。そしてその光景はこの現実世界はシミュレーテッドリアリティではないのか?という懐疑論に我々をいざなってくれる。現代ではこの宇宙はホログラムなのかもしれないというホログラフィック原理という宇宙論まで登場している。この理解が本当に正しいか怪しいが、宇宙の果てに記された二次元の情報がホログラムのように三次元として投影されて宇宙が成り立っている説である。それが正しいならば、本当にこの世界はポリゴンの表側なのかもしれないし、ゲームで見ることができるポリゴンの裏側というのは宇宙の果てを越えた先から見た我々の世界なのではないだろうか。
Virginia
98円(980円、90%オフ、日本語あり)(Steamストアリンク)
堀井雄二氏のインタビュー記事(前編リンク)のように、RPGやアドベンチャーゲームというのはウォーゲームからの影響で地続き的空間が根強くある。そもそもアクションやシューティングゲームは地続き的な空間でしか成り立たないし、むしろ場面転換するゲームは全体からすると少数なのである。そのビデオゲームの特性をメディア理論家のレフ・マノヴィッチは「ニューメディアの言語」という著作で、『Zork』『DOOM』『Myst』を引き合いにだしながら“潜行可能な空間”と呼んでいる。堀井氏の場面転換を考慮にいれつつ、むしろストーリーゲームのもうひとつの歴史的視座といえることは、「潜行可能な空間でどのように物語やドラマを成り立たせるか?」というテーゼが働いていることだ。ひとつの解法として『Life Is Strange』『CoD4:MW』のように、潜行可能な空間のシーンがシナリオ的に一区切りついたときに場面転換するという手法がある。
さて、ここに持ち出すは奇作『Virginia』である。一人称視点で進む物語はさっぱり意味不明である。あまりゲームや物語そのものには期待しないほうがいいのかもしれない。しかしここにはビデオゲームではこれまでにない場面転換が用いられている。それは映画のように断絶されるように起こるもので、まさにモンタージュである。だが、惜しむべきは実験に留まっていることだ。もしもこの手法を誰かが継承し、文法的に整理して物語的に使いこなせたら、次世代の『ポートピア連続殺人事件』『オホーツクに消ゆ』となりVRにも大きな影響を及ぼすことだろう。
Seasons after Fall
752円(1880円、60%オフ、日本語あり)(Steamストアリンク)
「キツネ」をテーマにした作品が最近リリースされることが多いが、そうしたタイトルを好む方は『Seasons after Fall』をきっと気に入ることだろう。『Seasons after Fall』は、乱暴に言ってしまえばキツネが主人公の『オリとくらやみの森』と表現できる。しかし『オリとくらやみの森』は硬派な難易度が特徴であることに対し、『Seasons after Fall』はかなりアドベンチャーゲーム寄りだ。テクニックなどはさほど求められず、かわりにさまざまな謎を解いていく。プレイヤーはキツネとなり、各季節のガーディアンと出会いながら季節を変える力を手に入れていくというのが基本的な流れ。日本語に対応していないものの、物語はそれほど難解ではなく「季節」と「ガーディアン」が絡んでくると考えればいくらか理解できるだろう。
本作の大きな魅力はそのビジュアルと音楽。背景はどのエリアも特筆すべき美しさがあり、その世界観をバイオリンやピアノで彩る音楽は、『Seasons after Fall』ならではのアイデンティを形作ることに大きく貢献している。主人公であるキツネもかわいらしく、プレイヤーの心をじっくりと癒やす。ゲーム自体はスローテンポかつ、ボリューム的にはさほどはないものの、その美しい世界にふれるだけでも価格分の価値はあると思われる。年末年始にゲームで休息を得たいプレイヤーにはピッタリの作品となるだろう。
by Minoru Umise
Deep Space Waifu
110円(198円、40%オフ、日本語あり)(Steamストアリンク)
あらかじめ言っておくが、筆者はジャンルが「縦スクロール・脱衣シューティング」だから『Deep Space Waifu』を推薦するのではない。脱衣シューティングというどこか昔懐かしいコンセプトに煩悩を刺激されるというユーザーがいるのは理解できるが、筆者はそうではない。『Deep Space Waifu』は優れた「おもてなし」ゲームだ。ゲームを起動しステージとなる女性を選びゲームを始める。すると仕事から帰ってきて疲弊しきった心をいたわるかのような優しいシンセポップが流れだす。そして敵を撃つと豪華な爆破エフェクトとともに敵が消えていく。少ない入力で多くの爽快感を提供してくれるのだ。難易度は易しく、かつ難易度設定も多岐にわたるのでそうそうゲームオーバーになることはない。どこか優しくも切ないシンセポップ(時に狂おしいほどクール)の中で敵を倒しおもてなしを受け、安らぎを得る。ゲームとしてはごくごく単調であるが、その単調さがむしろ疲れた状態の時には適しているのだ。何も考えずに本作をプレイしているだけで、少なくとも筆者は『Seasons after Fall』をプレイしている時とは、異なるベクトルで心が洗われているように感じる。
そういう理由があるので、筆者はジャンルが「縦スクロール・脱衣シューティング」だから『Deep Space Waifu』を推薦するのではない。その小粒ながら際立った魅力があるからこそ本作を推薦する。それゆえに、「Deep Space Waifu パッチ」といったワードで検索をかけるべきではない。かけるべきではないのだ。
by Minoru Umise
Planet Coaster
1145円(4580円、75%オフ、日本語あり)(Steamストアリンク)
遊園地経営シミュレーションというジャンルの歴史を考えても、同ジャンルにて『Planet Coaster』を上回る作品がリリースされる未来はなかなか想像できない。それほど完成度の高い遊園地経営シミュレーションゲームだ。プレイヤーは遊園地のオーナーとなり、自分だけの遊園地を作成し経営していく。干渉できる要素はかなり幅広く、土地をいじることからアトラクションを設置し、そしてそのサイクルや料金の設定、敷地内の通路の設定や売店の設置し、従業員の雇用などとにかく多岐にわたる。
『Planet Coaster』の魅力のひとつは、そうして作り上げた遊園地を美しいグラフィックでながめられること。カメラについても自由度が高く、たとえばアトラクションに乗っているお客の主観視点にカメラを設定すると、まさしく自分がそこに乗っているように感じられる。従業員の態度を追尾することもできるし、もちろん広く見渡すことも可能。「作る」だけでなく「ながめる」楽しさが存分に楽しめるのが本作の魅力。最初は覚えることが多くやや難しさも感じるかもしれないが、すでにできあがっている遊園地をいじることもできるので、慣れさえすればすぐに時間が溶けていくだろう。すでに大型無料アップデートがいくつも実施され、コンテンツ量も申し分ない。さらには日本語対応も完璧。そして今回のセールで最安値を更新し、75%オフときた。まさに買い時。遊園地を愛する人も経営シミュレーションを愛する人も、この冬は家にこもって遊園地三昧を楽しんではいかがだろうか。
by Minoru Umise