作業の効率化が鍵を握る経営SLG『Good Company』など最近紹介した開発中のインディーゲームをまとめるWeekly Indie Pick

「Weekly Indie Pick」は、発売前のインディーゲームを紹介する「Indie Pick」で取り上げたタイトルをおさらいする企画。今回は2018年12月21日(金)から2019年1月11日(金)の間に紹介したインディーゲームをひとまとめにして見ていく。

「Weekly Indie Pick」は、発売前のインディーゲームを紹介する「Indie Pick」で取り上げたタイトルをおさらいする企画。今回は2018年12月21日(金)から2019年1月11日(金)の間に紹介したインディーゲームをひとまとめにして見ていく。

今回注目したいのは、『Good Company』。ロボット製造会社経営シミュレーションゲームだ。注文の受注やモジュールの組み立てなどをし、製品としてロボットをつくっていくことになる。製造だけでなく、自動化や作業の効率化が非常に重要となる本作。キュートなビジュアルも特徴的で、ヒットの予感を漂わせている。

 

Transmission

『Transmission』は、夜の街をテーマとしたドライブゲームだ。プレイヤーとなるのは、配達業者。ちょっとしたバイトとして、この仕事に就いている。真夜中に目覚め、好きなラジオをかけながら、車を走らせる。そんな暮らしだ。プレイヤーは業者として荷物を運びながら夜の街を走る。不思議な人々と出会いながら配達を繰り返し、朝がくると眠りにつく。1986年という時代設定の都合上、カーナビは存在しない。土地勘と標識を頼りに、時間内に荷物を届けるのだ。本作はオープンワールドとなっており、普通道路だけでなく、高速道路やスカイラインを疾走する(紹介記事)。

 

Malkyrs: The Interactive Card Game

フランスに拠点を置くインディースタジオMalkyrs Studioが、トレーディングカードゲーム『Malkyrs: The Interactive Card Game』を現在開発中だ。プラットフォームはPC/Mac/Nintendo Switchで、クロスプラットフォームのオンライン対戦に対応する。本作は、物理的なカードを使用して遊ぶことが大きな特徴となっている。本作はアナログTCGとデジタルTCGを組み合わせたようなゲームで、「Journey to Enardem」と呼ばれるスターターパックには262枚の物理的なカードを収録。そのほか、収録カードのレア度の異なるブースターパックも複数販売予定だ(紹介記事)。

 

Stranded Sails

『Stranded Sails』は「オープンワールド・ファーミング・アドベンチャー」と銘打たれたシングルプレイ用ゲーム。プレイヤーは海難事故により重傷を負った船長の息子もしくは娘として、漂流先である呪われた群島にてサバイバル生活を始める。船乗り仲間の助けを得ながら、食料確保のため農業を営みつつ、島に隠された秘密を解き明かしていく。最終的には新しい船をつくり、群島から脱出することが目標となる。『ゼルダの伝説』シリーズや『牧場物語』『Stardew Valley』のような牧場シミュレーションから影響を受けたという本作は、農業と探索の両方の要素を取り入れており、それらを交互にこなしながらゲームを進めていくことになる(紹介記事)。

 

Good Company

『Good Company』は、ロボット製造会社の経営シミュレーションゲームだ。小さなガレージで起業し、やがては多数の従業員を抱える一大企業への成長を目指す。市場の需要に合わせたロボットの製造で資金を獲得。ビジネスを拡大し、ライバル企業を出し抜いてロボット産業の覇権を握るのだ。マルチプレイにも対応しており、友人と業績を競うこともできる。物語は、祖母の経営する店の手伝いをお願いされたことから始まる。本作のメインは事業経営である。最初こそ注文の受注や、モジュールの組み立て、製品の製造に至るまですべて一人で行う必要があるが、ゆくゆくは従業員に任せるなど作業の自動化を図ることも可能だ(紹介記事)。

 

Ergastulum

『Ergastulum』は、一人称視点で展開されるホラーゲームだ。プレイヤーが探索するのは、奴隷や化物達が収容される建物の地下である。入るたびに構造が変わる、自動生成されるマップを探索し、この地下から脱出することを目指す。この世界には、光の次元と闇の次元が存在しており、世界を行き来することになる。ちなみにこの次元の行き来は「催眠術」によっておこなわれるという。本作を手がける個人開発者のK Monkey氏は、モバイルおよびPC向けホラーゲーム『Dungeon Nightmares』シリーズを手がけてきた(紹介記事)。

 

Armored Battle Crew

『Armored Battle Crew』は、戦車とその乗員の管理に焦点を当てたシミュレーションゲームだ。プレイヤーは戦車の指揮官となり、第一次世界大戦を戦い抜くことになる。立ち向かうべき敵を知り、武装をカスタマイズ。エンジンの故障や、車内の火災に乗員を向かわせて対処する。そうして戦場を駆け巡り、次々と課せられるミッションをこなしていくことが目的となる。戦争をテーマとし、乗り物や乗員の管理がメインというと、先ごろ日本語化された爆撃機シミュレーションゲーム『Bomber Crew』を思い起こす方も多いかもしれない(紹介記事)。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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