なぜ歴史あるレンタルサーバー「ロリポップ!」はゲーマー向けマルチプレイ専用サーバーの提供を始めたのか?きっかけはあるゲームの存在にあった

「ロリポップ!レンタルサーバー byGMOペパボ」は2024年4月、マルチプレイ対応ゲームの専用サーバーを立てることができる「ロリポップ! for Gamers」を提供開始した。本稿では運営を務める3名のインタビューをお届けする。

「ロリポップ!レンタルサーバー byGMOペパボ(以下、ロリポップ!)」は2024年4月から、マルチプレイ対応ゲームの専用サーバーを立てることができる「ロリポップ! for Gamers」を提供開始した。サーバーの専門知識がなくても簡単にマルチプレイ専用のサーバーが建てられる点を大きな特徴としており、現時点で対応ゲームは『Minecraft』『パルワールド』『ARK:Survival Evolved』『Rust』が挙げられており、今後も随時追加予定となっている。

GMOペパボは2001年に「ロリポップ!」の提供を開始して以降、アウトプットを支援するサービスを多数提供している。「ロリポップ!」では、法人や個人向けにレンタルサーバーを提供している。Webサイトを運営している人のみならず、インターネットに親しみのある方なら「ロリポップ!」の名前に聞き覚えのある読者もいるだろう。

「ロリポップ! for Gamers」公式サイト:
https://gamers.lolipop.jp/

そんな20年以上の歴史を誇るレンタルサーバーが、このタイミングで一体なぜゲーム業界に参入しようと思ったのか。そのサービスの特徴はなんなのか。今回「ロリポップ! for Gamers」の運営を務める3名にインタビューを実施した。

また、GMOペパボにはパートナー(GMOインターネットグループにおける従業員の呼称)同士「あだ名」で呼び合う社風があるという。インタビューでもあだ名でお互いを呼び合う様子が和やかで印象的であった。その雰囲気をお伝えできるよう、本稿においてもインタビュイーの氏名と共にあだ名を併記している。

  

──自己紹介をお願いします。

上園純平/jay(じぇい)(以下、上園/jay)氏
「ロリポップ! for Gamers」のサブマネージャーとして、プロダクト開発を担当する上園です。実務としては、機能開発や対応ゲーム追加などの方針決定、開発の進捗管理が担当になります。

吉武美咲/よったけ(以下、吉武/よったけ)氏
デザイナーの吉武です。UIのデザインからサイトのデザイン、どういった仕様にするかとかの要件定義なども全体的に見ているデザイナーです。

田上陽穂/tagamy(たがみー)(以下、田上/tagamy)氏
エンジニアリングを担当している田上です。主に「ロリポップ! for Gamers」における『パルワールド』や『Minecraft』のマネージャーと呼ばれるGUIの機能開発を担当しています。

左から吉武/よったけ氏、上園/jay氏、田上/tagamy氏

誰でも簡単にサーバーが建てられる

──「ロリポップ! for Gamers」について教えてください

上園/jay氏
「ロリポップ! for Gamers」では、専門知識がなくても簡単にマルチプレイの専用サーバーが構築できて、すぐにゲームで遊べることができます。

我々は元々「ロリポップ!」という専門知識がなくても使いやすい管理画面とお手頃な価格などにより、誰でも簡単にホームページやブログを運営することができるホスティングサービスを20年以上提供しています。「ロリポップ!」が生まれた当時は、Webサイトやホームページを作るには、数万から数十万円のお金をかけないとサーバーが使えないうえに知識や技術も必要でした。そこに対して我々は手軽な価格と、サイト制作の知識、技術がない人でも簡単にホームページを作ることができるアプリケーション(管理画面)を合わせて提供することで、ユーザーを拡大していきました。

ゲームも同じで、専用のサーバーを立ててマルチプレイをしたいという場合、設定ファイルを編集したりコマンド操作を覚えるなど、その目的に対してそれ相応の時間や専門的な知識が必要となります。そこで、「ロリポップ! for Gamers」は、使いやすい管理画面や価格といった面でのハードルを下げるという方法によって、より多くの人が専用サーバーでのマルチプレイを遊びやすくする、ということを目的に提供しています。


──「ロリポップ!for Gamers」の提供開始にはどういった経緯があったのでしょうか。

上園/jay氏
近年はサーバーのニーズや活用のされ方が多様化しています。「ロリポップ!」としても、ホームページやWebサイトといった分野はカバーできていたものの、新たなサーバーニーズに対応していきたかったところがあります。そのひとつとして、オンラインゲーム向けのサーバー提供をやろうという話は実は前からあったんです。

今回、『パルワールド』の勢いの強さが「ロリポップ!for Gamers」が始まるところに大きく影響し、ゲーム領域に参入しようというきっかけになりました。今後、「ロリポップ!for Gamers」の存在がマルチプレイ専用サーバーの構築のハードルを下げ、今以上により多くの人がサーバーを立ててゲームで遊ぶという選択をするようになることでさらなるニーズが生まれ、市場が拡大していくことを期待しています。

──月額価格としても競争力のあるものになっていると感じました。安さの理由はなんでしょうか。

上園/jay氏
「ロリポップ!」と同じく自前でサーバーの調達から運用、保守まで全部自社で行っているので、コスト管理がしやすいというところにあります。レンタルサーバーのサービス自体は20年以上運営しているので、サーバーの仕入れのところから、セットアップ、運用など、ユーザーの遊ぶ環境をどう配置していくかのコントロールも含めて、 レンタルサーバー事業運営のノウハウを活用しています。

田上/tagamy氏
パブリッククラウドを使ってないというところも、コスト面で有利になりますね。クラウドサービスを使うとちょっと割高になってしまう。

上園/jay氏
あとは我々としても「ロリポップ! for Gamers」の可能性を信じているので、ユーザー数がついてくることも見越して、攻めた価格にしているというところもあります。

※編集部注:以下は各ゲームのプランごとの価格。
・Minecraft(統合版)
2GBプラン 800円/月 4GBプラン 1500円/月 8GBプラン 3000円/月
・Minecraft(Java版)
4GBプラン 1500円/月 8GBプラン 3000円/月 16GBプラン 4300円/月
・ARK:Survival Evolved
8GBプラン 3000円/月 16GBプラン 4300円/月 32GBプラン 11000円/月
・Rust
16GBプラン 4300円/月 32GBプラン 11000円/月
・パルワールド
16GBプラン 4300円/月 32GBプラン 11000円/月

『パルワールド』ⒸPocketpair, Inc.

──実際に全然ネットワークの知識がないゲーマーでも簡単にサーバーを開設できるようになっているのでしょうか?

上園/jay氏:
はい、なっています。特にサーバー開設のための申し込みのところは、リリース当初からすごくこだわってきたポイントで、 どこよりも簡単にしたいと思っていました。アカウント作成はメールアドレスを入力して、届いたメールをクリックしたらすぐに終わるようになっていますし合計3~4クリックするだけで、申し込んだらすぐにサーバーがセットアップされて遊べるようになっています。プロセスをできる限り短くすることにはすごくこだわりました。

またこれからたくさん対応ゲームが増えてくるなかで、ゲームごとに我々が適切なサーバーのスペックを提案することでさらにハードルを下げています。

また普段から専用サーバーでマルチプレイを遊んでいるユーザーにとっても、欲しい機能があったり、複雑なコマンド操作なしで設定ができる、というところで「ロリポップ! for Gamers」にメリットを見出してもらえるようになっています。

運営も「ゲーマー」

社内にはゲーマーも多いとおっしゃっていましたが、お三方もゲーマーなのでしょうか?

吉武/よったけ氏:
私は、元々別の部署にいたんですけれども、社内でゲーム好きな人を募集してるという公募を見てすぐに応募したくらい本当にゲームが好きで……。『Minecraft』をよく遊んでいますね。友人がサーバーを建て、Modを入れてマルチプレイを遊んでいたのですが、そういった経験が知識としてコミットできるかなと思い、この部署に入りました。

ほかにはフロム・ソフトウェアの作品とか、『モンスターハンター』シリーズですね。『モンスターハンター:ワールド』が一番好きなので、来年出る『モンスターハンター:ワイルズ』をすごい楽しみにしてるんですよ。シミュレーションゲームも好きで、『シヴィライゼーション VI』とか『信長の野望』シリーズ、『Cities: Skylines』や『Satisfactory』を何百時間も遊んだり……。PCゲームだったら、ビッグタイトルからインディーゲームまで色々やっていますね。


田上/tagamy氏:
私は『FF14』だったり、Amazon Gamesの『New World』だったり、自分でサーバーを建てないMMOの作品などを主に遊んでいました。ただ『パルワールド』もリリース当初から遊んでいて…。それを社内のSlackで共有してたら、「この仕事やってみない?」と言われたのがこのプロジェクトに参加したきっかけです。『Minecraft』のマネージャーの開発もしているので、研究として遊んでいたらすごくハマってしまって……。夜な夜な地下に行って、無心で遊んでリラックスしています。インターネットの業界って、ゲーム開発とは技術が違うんですよね。だからゲームには携われないかなと思ってたんですけど、このプロジェクトをきっかけにゲームの世界に携わることができて、今すごく幸せです。

吉武/よったけ氏:
まったく同じ気持ちです!

上園/jay氏:
僕はこれまでコンシューマーゲームをずっと遊んでいて、正直に言うと、PCゲームは「ロリポップ!for Gamers」に入ってからやり始めたんですよね。例えば、『パルワールド』や『Minecraft』は、負荷テストも兼ねて社内でサーバーを開放してみんなで一緒に遊んだりしています。

僕が人生で1番ハマったゲームは『モンスターハンター』シリーズかな。僕がハマる以前から出てたタイトルも含めてひとしきりやりました。『モンスターハンター ポータブル 2nd』と『モンスターハンター ポータブル 3rd』はかなり熱中していましたね。昨日もちょうどチームでご飯に行ってたんですけど、当時の歴代モンスターの画像を見せ合って、「懐かしい!」と盛り上がりいました。

「ロリポップ!for Gamers」のチーム以外にも、社内にはゲーム好きが本当にたくさんいます。いまはその人たちについていって、いろんなゲームを触っていってるという感じですね。

吉武/よったけ氏:
この間『リーグ・オブ・レジェンド』の社内大会を社長率いるCEOチームと技術責任者率いるCTOチームに分かれてやったんですね。みんな初心者が多かったのですが、そこに私がCTOチームに経験者枠として入りまして……。私自身もランクに行かないぐらいなのに、私がIGL(インゲームリーダー)として、みんなに指示出したりして……。結果優勝させていただきました。ケンタロさん(社長)に勝ちました(笑)

上園/jay氏:
僕、対戦相手だったんですけど、よったけさんにボコボコにされました。

一同:
(笑)

「マルチプレイ専用サーバー」という遊び方

──専用サーバーを建てて遊ぶマルチプレイにはどういったメリットがあるのでしょうか。

『パルワールド』ⒸPocketpair, Inc.

上園/jay氏:
ゲームによっても違うとは思いますが、ゲームが公式に提供するサーバー使を使って遊ぶ場合だと、サーバーのカスタマイズには制限があることが多いんです。自分で構築するタイプのマルチプレイ専用のサーバー(以下、専用サーバー)では、そういった制限を気にせずゲーム設定を柔軟に変えて遊べます。制限を受けずに、一緒にプレイしたい人と好きな条件で遊びたい時は、専用サーバーの方がより自由に遊べるのかなと思います。

吉武/よったけ氏:
オンラインのマルチプレイって、ホスト側がサーバーを立ち上げてないとゲームができないのがほとんどだと思うんですけど、専用サーバーはサーバーが稼働している限り、参加者は自由にサーバーに入ることができます。なので、気づいたら友達が家を作ってたりといった、世界を作ってるような感覚を味わえる、といのが招待制のサーバーと違うところですかね。

田上/tagamy氏:
そうですね。自分たちだけのメタバースをつくるみたいな遊びが実現できるかなと思います。

――設定を自由に変更できるとのことですが、『パルワールド』マネージャーの機能面のこだわりを教えてください。

田上/tagamy氏:
ゲーマーに向けたサービスなので、『パルワールド』をソロプレイで遊んでる時の設定変更UIをすごく意識しました。『パルワールド』を遊んでいる人であれば感覚的に設定ができるようなUIのマネージャー機能を実装しています。ソロプレイ時の設定変更とサーバーの設定変更は同じような感じで操作できるので、全然知識がなくてもゲームを遊んでいる方だったら簡単に操作できると思います。あと自分が遊んでいて、欲しいと思った機能を入れていたりしています。卵の孵化スピードとか、捕獲確率の倍率などは絶対欲しかったので入れました。

吉武/よったけ氏:
デザイナーとしても、ゲームをプレイしたことない人でもある程度わかるようなものにしたい、という点を一番意識していますね。

実際の『パルワールド』マネージャー画面

──今後マネージャーに追加したい機能やアップデートしていきたい点はありますか?

上園/jay氏:
基本的には、必要な項目を網羅できていると考えています。さらに改善できる点があるとすれば、すでにスライダーから直感的に動かせるようになっている各設定に関して、例えばゲーム内速度を設定する際に、現在は数字のみが表示されているため、項目名にカーソルを合わせるだけで詳細が出てくるようにするなど、より直感的に操作できるようにしたい気持ちもあります。

田上/tagamy氏:
あと、現在はセーブデータが1つしかサーバー上で保存できないので、それを複製したり、 他のサーバーで作ったセーブデータを持ってきたりなど、セーブデータの複数管理の機能はつけたいですね。

また、「ロリポップ!for Gamers」のDiscordコミュニティから、ベースキャンプに入れられるパルの上限を上げてほしいと要望をもらったので増やしたり、コミュニティからもらった意見に対応する形で機能を増やしたりもしています。

ユーザーとの距離も近く、反響も大きく

──ありがとうございます。先ほどDiscordの専用コミュニティの意見を取り入れて機能を追加したお話がありましたが、Discordコミュニティの意見も大事にされているのでしょうか。

上園/jay氏:
Discordコミュニティでは、不具合報告や質問、ポジティブな声含め、出てきたものは誰と決めずにすぐにどう対応しようかチームで話しています。

プロジェクトが始まる当初からできるだけユーザーとの距離はどこよりも近くするぞと決めていて、チーム内で議論する時も「コミュニティのメンバーに聞いたらいいんじゃない?聞こうよ!」となっていますし、実際に聞いています。普通だったらサービスを提供して初めて反応が分かるようなことも多いですが、我々はコミュニティを活用して、ユーザーが何に困っているのかがすぐにわかるような体制を今後もさらに続けていこうと思っています。専用のDiscordサーバーを使って、直接開発者だったり、サービスを担当している者だったりがユーザーと常にコミュニケーションができる状態を作るというのは僕たちとしても新しいチャレンジになります。

──これまでのユーザーからの反響で、何か印象的なエピソードはありますか?

上園/jay氏:
リリースを迎えたタイミングで、ロゴなどを含めたプレスキットのようなものをユーザーに対して配布したところ、いろんな人を巻き込んでゲームプレイ動画を配信していたユーザーが早速そのロゴを配信で使ってくれました。あとは、Discordコミュニティ内のメンバー同士で不具合だったりとか課題を解決したり、こういうことをしたらもっと盛り上がるんじゃないか、などのご提案ももらえたりしています。僕たちと近い温度感でコミュニティのみなさんも「ロリポップ! for Gamers」を好きになっていてくれている感覚がリアルタイムで感じられてすごく嬉しいです。

──実際に「ロリポップ! for Gamers」をリリースして見えた課題や、それに対してどうアプローチしたかなどのエピソードはありますか?

田上/tagamy氏:
専用サーバーのリリース当日に『パルワールド』のアップデートがありまして、その時にサーバーとクライアントのバージョンが違うと起動できないっていうのが発覚して……。その日のうちに特急でバージョンアップ機能を作って何とか乗り切りました。だから今はボタンをポチっと押すと、サーバーのバージョンがアップデートするようになっています。

上園/jay氏:
本当に一瞬で対応しましたよね。

田上/tagamy氏:
元々作る予定だったので、設計はできていたんですけど。リリースの前の週に『パルワールド』のアップデートがあったので大丈夫だろうと思ってたら、アップデートのお知らせがXから流れてきて。検証してみたら繋がらないし、ユーザーさんからも繋がらないんですけどという連絡が来て……。どうしようと思いながら、みんなで作業しました。

実際の『パルワールド』マネージャー画面

ゲーマーによるゲーマーのためのサービスを目指して

『Minecraft』マネージャーのこだわりを教えてください。

吉武/よったけ氏:
国内で提供しているサービスよりも設定できる項目は多いと思います。 かといって全部を全部設定できてしまうと複雑になってしまうので、設定項目は吟味しています。あとはサーバー運営者向けに、権限周りの設定など、あったら便利な設定を入れています。『パルワールド』マネージャーと似た感じではあるんですけど、スライダーの調整で感覚的に設定できるように意識して作っています。

あとjava版ではModを導入できるのですが、Mincraft Forgeなどの前提となるシステムModがいっぱいあって、管理が難しいんですよね。そこを「ロリポップ!for Gamers」でサポートして、前提Modを入れて遊ぶのか、それともバニラで遊ぶのか切り替えられるようにしています。バージョンも切り替えられるようになっているので、Modの切り替えはすごく楽なんじゃないかなと思います。

統合版に関しては、ワールドの再生成がワンクリックでできたり、UIも『Minecraft』に合わせて最適化しています。基本的にベースは同じなんですけど、項目のカテゴリー分けの仕方ですとか、どのUIを使うか、みたいなところをゲームごとに少しずつチューニングしています。

 

実際の『Minecraft』マネージャー画面

──ありがとうございます。対応ゲームを追加する上で、大事にしていることは何でしょうか。

上園/jay氏:

スピードは大事にしていますね。ゲーマーのみなさんがマルチサーバーを構築するサービスを選ぶ際、遊びたいゲームに対応しているかというところは大きな判断材料になると思うので対応ゲームの拡充を今1番優先して取り組んでいます。6〜8月にかけて、どんどん対応ゲームが増えていく予定で、近いうちに今話題のタイトルも追加したいと考えています。

実は「ロリポップ!for Gamers」の公式Xアカウントでは、次のタイトルの匂わせみたいなことをしていて……。チェックしていただけると、もしかしたら追加されるタイトルが事前にわかるかもしれません。

――最後の質問となりますが、「ロリポップ! for Gamers」にしかない強みとはなんでしょうか。

上園/jay氏:

「ロリポップ! for Gamers」という名前でも表現されている通り、ゲーマー喜んでもらえたり、使い続けたいと思ってもらえるような機能をゲーマー目線で突き詰めている、そういったところが強みだとは思います。簡単にサーバーを建てられたり、マネージャー機能で設定できる項目の豊富さ、操作性のよさにもこだわってるので、他サービスと差別化できていると自負しています。

社内にゲーム好きがたくさんいるなかでも「ロリポップ!for Gamers」を担当するチームは特にゲーム好きなメンバーを集めているので、今後の強みの一つになりそうです。

田上/tagamy氏:

サーバー管理者向けというよりも、ゲーマー向けというところにこだわっています。なるべく簡単にサーバーを建てられるようにすることで、ゲームを遊ぶことだけを楽しんでもらうことを目指しています。

吉武/よったけ氏:

デザインの面からも、ゲーマーファーストであることを1番大事にしています。ゲーマーのための機能として、みんなで遊ぶ世界を構築していくサービスを提供しているイメージです。ゲームを遊んで配信したり、みんなで建築したり、そういったゲームを遊ぶことによるアウトプットをUIで手助けできたらと思っています。

上園/jay氏:

私たちが働くGMOペパボは、企業理念の「もっとおもしろくできる」とミッション「人類のアウトプットを増やす」のもと、インターネット上での表現活動を支援するサービスを多数展開しています。例えば、ゲーム配信者がオリジナルグッズ作成・販売サービス「SUZURI byGMOペパボ」を使ってグッズ販売を行ったり、「ロリポップ!」を使って同じゲームを好きな人のコミュニティづくりのためのサイトを運営したり…。

「ロリポップ! for Gamers」を入口に、ゲームで遊ぶことの楽しさを広げるだけでなく、ゲームを通じた新しいアウトプットを実現するためのお手伝いもできるんじゃないかなと思っています。

──ありがとうございます。

「ロリポップ! for Gamers」は現在サービス提供中。申し込み方法、及び各種プランの詳細については公式サイトを確認されたい。

※「ロリポップ! for Gamers」は、Minecraft の公式のサービスではありません。MojangまたはMicrosoftから承認を受けておらず、それとの関連性もありません。

Jun Namba
Jun Namba

埼玉生まれBioWare育ちです。悪そうなやつはだいたいおま国でした。RPG全般が好きですが、下手の横好きでいろいろなジャンルに手を出しています。

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