“昆虫型異星生物”掃討シューター『Starship Troopers: Ultimate Bug War!』さっそく高評価発進。湧き出る「バグズ」から領土を防衛、“原作映画”徹底再現ゲーム

Auroch Digitalは3月17日、一人称シューター『Starship Troopers: Ultimate Bug War!』の配信を開始した。

デベロッパーのAuroch Digitalは3月17日、一人称シューター『Starship Troopers: Ultimate Bug War!』の配信を開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)/PS5/Nintendo Switch2/Xbox Series X|S。本作は発売初日にしてすでに170件以上のユーザーレビューを集めており、「非常に好評」ステータスを獲得するなど、順調な滑り出しを見せている。

『Starship Troopers: Ultimate Bug War!』は映画「スターシップ・トゥルーパーズ」を原作としたシューターゲーム。ビジュアルは90年代風のレトロな3Dグラフィックで表現されており、いわゆるブーマーシューターに分類される作品だ。「スターシップ・トゥルーパーズ」は1997年に全米で公開されたポール・バーホーベン監督のSF映画。ロバート・A・ハインラインの名作SF「宇宙の戦士」を原作としている。軍国主義を鋭く風刺したバーホーベン監督の露悪的な演出が評価され、いまもカルト的な支持を集めている。

舞台は人類が宇宙に進出したはるか未来。「アラクニド・バグズ」と呼ばれる昆虫型の異星生物との遭遇をきっかけに両者のあいだで全面戦争が勃発。戦火が地球にまで及ぶなか、人類はバグズの主星に向けて反撃に出る。この時代の地球は「地球連邦」が統一する軍国主義体制となっており、兵役に就くことで“一般人”から市民権のある“市民”へとなることができる。プレイヤーはその連邦軍に所属する一兵士となり、人類とバグズが衝突する激戦区に降り立ち敵の侵攻を食い止めるのだ。

ゲームは基地拠点からバグズの侵攻を受けている各マップを選ぶことで進行する。軍用機で前線へと送り込まれたプレイヤーは、その戦地でさまざまなミッションに取り組んでいく。任務の内容はバグズから拠点を守ったり、転送装置まで護衛してデーター送信するなど多岐にわたる。共通するのは、四方八方から無数に湧き出るバグズを蹴散らしながら任務を遂行するという点だけだ。

プレイヤーはマシンガンやショットガンなど、多様な武器を取り扱うことができる。弾数には制限があるため、戦場を走り回り補給箱から新しい銃や弾薬を次々と補充していくのだ。なお左クリックで射撃、右クリックは覗き込みではなく微ズームとなっており、銃撃のリアリティよりも射撃の爽快感を重視したブーマーシューターらしい挙動となっている。移動速度は速く、ジャンプ時にも浮遊感のある慣性が働き、全体的に軽快な操作感が特徴となっている。

本作では味方NPCとの交流はほとんどない一方で、敵モンスターであるバグズたちは個性豊かだ。映画でもおなじみの鋭い手足と警告色が特徴のウォリアー・バグはもちろん、バッタのようなホッパー・バグ、戦艦を撃ち落とすプラズマ砲を射出するプラズマ・バグなどさまざまなバグズが登場する。種族ごとに攻撃方法や対処法も異なるため、攻略にはまずバグズの特性を理解することが重要となってくる。たとえばウォリアー・バグはネストと呼ばれる「巣」から湧き出てくるので、グレネードを放り込んで爆破しよう。

再現されているのはバグズだけにとどまらない。ウォリアー・バグとの籠城戦が印象的だった前線基地や、コンクリート製の深い塹壕など映画ファンの心をくすぐる舞台もマップの各所に用意されている。固定機関銃で前線基地の壁に張り付くバグズを一掃したり、塹壕にバグズを呼び寄せて一網打尽にするといった映画のシーンを彷彿とされる立ち回りを楽しむこともできる。

そして「スターシップ・トゥルーパーズ」といえば、パワードスーツは欠かせない。もちろん本作でも着用可能だ。バッテリーの限界はあるものの、左手のチェーンソーと右手に装着された重機関銃でバグズを粉々に。ただし、無闇に駆け回ると隣りにいる味方NPCも踏み潰してしまうので気をつけよう。映画と同じくゲームでも“フレンドリーファイア”は有効なようだ。また、自身がバグとなって逆に人類を殺戮する「バグモード」も搭載。バグズを蹴散らすのとはまた違った爽快感が味わえそうだ。

なお作中で印象的だった、軍のプロパガンダ映像が時折挿入されるという演出は本ゲームでも踏襲されており、プレイヤーが戦地に出撃するたびに軍上層部の“激励”が実写映像のかたちで上映される。映像には映画シリーズの主人公ジョニー・リコ将軍も登場。リコ役を務めたCasper Van Dien氏が再び同役を演じており、プレイヤーが立派な“市民”へと成長できるよう応援してくれるようだ。

本作を手がけるAuroch Digitalはイギリスのブリストルを拠点とするゲーム開発スタジオ。2010年の設立当初はスマートフォン向けタイトルを中心に手がけていたが、次第にPCゲームに軸足を移し、2023年にはPC向けFPS『Warhammer 40,000: Boltgun』を発表。爽快感を追求したブーマーシューターで、Steamユーザーレビューでは約1万5000件のユーザーレビューを集め「非常に好評」ステータスを得ている。ブーマーシューターで一躍名を揚げたAuroch Digitalが、強力IPとタッグを組み再び同ジャンルに挑んだのが本作というわけだ。なおAuroch Digitalは現在『Warhammer 40,000: Boltgun 2』を開発中(関連記事)。

本作は記事執筆時点で150件以上のSteamユーザーレビューを集めており、うち95%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。順調な滑り出しを見せている。90年代に流行した「スターシップ・トゥルーパーズ」の世界観をブーマーシューターとして蘇らせるというコンセプトが好意的に受け止められているようだ。映画の再現度の高さが評価されているほか、爽快感のあるブーマーシューターとして難易度の設定が絶妙だと称賛する声も多くみられる。ゲームファンと映画ファンの双方の心を掴んでいるようだ。

『Starship Troopers: Ultimate Bug War!』はPC(Steam)/PS5/Nintendo Switch2/Xbox Series X|S向けに発売中。発売価格は2800円となっており、3月24日までリリース記念セールとして20%オフの2240円で発売されている(いずれも税込)。なおゲーム内は日本語表記に対応している。

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Kousetsu Taguchi
Kousetsu Taguchi

レトロゲームショップに入ると真っ先にセガサターンのコーナを確認するタイプです。

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