『バイオハザード レクイエム』のクリア率、すでに「約60%」で相当高い。“怖すぎない配慮”もあってか完走者どんどん増える
シリーズ歴代最高クラスのペースで大きな売上が報告されている本作だが、その「クリア率」が発売直後にもかかわらず高いとして話題になっている。

2月27日に発売を迎えた『バイオハザード レクイエム』。シリーズ歴代最高クラスのペースで大きな売上が報告されている本作だが、その「クリア率」が発売直後にもかかわらず高いとして話題になっている。
『バイオハザード レクイエム』は、『バイオハザード』シリーズ30周年を記念する最新作だ。対応プラットフォームはPC(Steam)/PS5/Nintendo Switch 2/Xbox Series X|S。主人公はFBI職員グレース・アッシュクロフトと、対バイオテロ組織「DSO」に所属するエージェントのレオン・S・ケネディ。ふたりは廃ホテルで起こった連続変死事件を追うなかで、それぞれの過去と向き合い、やがて交錯する運命へと導かれていく。シリーズの原点のひとつであるラクーンシティも再登場し、グレース編では逃げ隠れを主体としたサバイバルホラー、レオン編ではよりアグレッシブな戦闘が展開される点が特徴だ。

本作は2月27日に発売され、カプコンは3月4日に全世界販売本数が500万本を突破したことを報告した。Steam版の同時接続プレイヤー数はピーク時に34万人を超え、Steamにおける『バイオハザード』シリーズ史上最高記録を更新した(関連記事)。
そんな本作では、プレイヤーのクリア率に注目があつまっている。いずれかの難易度でストーリーをクリアした際にもらえる実績・トロフィー「新米エージェント」の取得率は、本稿執筆時点のPS5版では約60%、Steam版では56.6%だ。参考として過去のナンバリングタイトルのSteam版における同様の実績の取得率と比較すると、『バイオハザード7 レジデント イービル』では47.0%、『バイオハザード ヴィレッジ』では57.6%となっている。

こうして数値だけ並べてみると、『バイオハザード レクイエム』の割合がずば抜けて高いというわけではない。ただ、発売から数年が経過している過去作に対して、本作は発売からまだ2週間も経っていない状況。さらに、ゲームのクリアタイム集計サイトHowLongToBeatのデータによると、本作はクリアまでに平均10時間半を要する模様。ストーリークリアまでの時間を比較する限りは、上述した他タイトルと比べるとむしろボリュームがあると言えそうだ。
それでもここまで急速にクリアされている理由としては、本作がホラーパートとアクションパートの両方を備えた作品であることも影響しているかもしれない。というのも、たとえば2017年に発売された『バイオハザード7 レジデント イービル』(以下、バイオハザード7)は発売から9年が経過しているものの、比較的控えめなクリア率となっている。同作はそれまでのアクション重視であったナンバリングタイトルから一転して、本格ホラー路線へのいわば原点回帰を果たした作品。一人称視点を導入し、ジャンプスケア演出などもふんだんに盛り込まれた同作では、最後までプレイする前に“脱落”したプレイヤーもたくさんいたことも予想される。

『バイオハザード レクイエム』でもリアルなグラフィックも相まってか、ホラー重視のグレース編は過去作と比べてもしっかり怖いとのファンの声も聞かれる。一方で視点についてはゲーム中にいつでも一人称視点と三人称視点の切り替えができるようになっており、これは『バイオハザード7』が怖すぎてゲームを開始すらできないプレイヤーもいたことを意識した仕様だという(関連記事)。またシリーズ屈指の人気キャラクターであるレオンを迎えてのダブル主人公が打ち出され、ホラーとアクションの両方をメリハリをつけて楽しむことが可能。そうした怖すぎずマンネリ化もしづらい作りや、キャラクターやストーリー面の持ち味が、クリア率の高さにさっそく表れているのかもしれない。

『バイオハザード レクイエム』はPC(Steam)/PS5/Nintendo Switch2/Xbox Series X|S向けに発売中。
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