Amazonが“プレイヤー10万人”目指した協力マルチゲーム『King of Meat』、わずか半年でサービス終了へ。鳴り物入りで登場も、Steam最大同接は320人
Amazon Game Studiosは2月24日、『King of Meat』について、今年4月9日限りで、サービスを終了すると明らかにした。本作は最大4人でダンジョンを探索するアクションゲームだ。

Amazon Game Studiosは2月24日、海外向けにサービスを展開していた『King of Meat』について、今年4月9日限りでサーバーを閉鎖し、サービスを終了すると明らかにした。購入済みのユーザーに対しては、返金処理がおこなわれるとのことだ。
『King of Meat』は最大4人でダンジョンを探索するアクションゲームだ。海外のPC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S向けに、2025年10月7日にリリースされた。通常価格は米ドルにて29.99ドル(約4600円)。プレイヤーは城塞や洞窟内部などのさまざまなフィールドを、謎解きや戦闘を繰り広げつつ津探索。ダンジョンの中には宝箱などから戦利品を獲得することもでき、ダンジョン内で集めたゲーム内通貨を消費することで装飾アイテムを購入することも可能だ。

そんな本作について、Amazon Game Studiosおよび開発元のGlowmadeは、公式サイトにて4月9日に本作のサービスを終了する旨を発表した。Amazon Game Studiosは、Glowmadeが創造性と革新を『King of Meat』に持ち込んだと評価しつつも、期待していたほどのユーザーを獲得できなかったと明かした。
SteamDBを確認すると、リリース直後には200人、フリーウィークエンドとして無料プレイが可能となった2025年11月には320人を記録している。しかしその時期以外はプレイヤー数の確保に苦心したと思われ、Steam上では30人前後での推移が続いていた。また今年に入ってからは、同時接続プレイヤー数が10人を切る日も珍しくなかった。
また本作はフレンドとともに気軽にアクションを遊べるいわゆるフレンドスロップ系のゲームとして一定の評価は獲得したものの、全体的な評価としては伸び悩んでいた。レビュー集積サイトMetacriticではメタスコアが全プラットフォームで75点以下を記録し、ユーザースコアでは数は少ないものの10点中4.7点と苦戦。ダンジョン探索における謎解きや敵との戦闘が単調とする声のほか、ストーリー面の掘り下げなど、内容の薄さを指摘する声が相次いでいた。
本作については、ゲームの一大イベント「gamescom 2024」にてトレイラーがオープニングを飾っていた。また有名コンテンツクリエイターMr.Beastとコラボし、賞金付きのイベントも開催されるなど、多くの資金がつぎ込まれていた様子がうかがえる。また海外メディアには、上層部がプレイヤー数10万人達成を目標としていたと報じられるなど、鳴り物入りでリリースされたことも垣間見える。
しかし実際にはSteam版に限った話とはいえ、同時接続プレイヤー数が最大でも320人でありかなり苦戦していたのだろう。そうした躓きが重なり、リリースから約半年であえなくサービス終了となったかたちだ。なお購入者に対しては、今後数週間以内に全額返金処理がおこなわれるとのこと。
ちなみにAmazonでは昨年約1万4000人もの人員削減が実施。ゲーム部門でも『New World』の新規コンテンツの開発終了や「ロード・オブ・ザ・リング(指輪物語)」のMMORPGの開発中止といったかたちで影響が及んでいた(関連記事1、関連記事2)。その後今回の『King of Meat』を手がけていたGlowmadeについても開発チームでのレイオフが実施されることが報じられていた。そうした背景も、このたびのサービス終了決定に繋がったのかもしれない。
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