『ARC Raiders』の“アイテム増殖バグ”、ついに修正完了。悪用しすぎた不正者には「アカウント一時停止」のお仕置きも

Embark Studiosは2月17日、『ARC Raiders』にて先日修正がおこなわれたアイテム増殖バグについて、調査を完了したと発表した。

Embark Studiosは2月17日、『ARC Raiders』にて先日修正がおこなわれたアイテム増殖バグについて、調査を完了したと発表。悪用したアカウントに対する制裁措置を今週中に開始すると発表した。

『ARC Raiders』はPvPvE形式の脱出シューターだ。ソロプレイまたは最大3人でのチームプレイに対応。本作の舞台はARCと呼ばれる謎の機械によって荒廃した未来の地球。プレイヤーは「レイダー」と呼ばれるならず者のガンマンとなり、ARCや敵対するほかのレイダーなどと地表で戦う。戦闘や探索を通じて手にした貴重な物資を、地下居住区「スペランザ」へと持ち帰るのだ。

本作では1月下旬ごろから、「クイック使用」スロットに関連したアイテムの増殖グリッチが発見されていた。これにより一部のユーザーは高価な換金用アイテムを増やし、一気に大量のコインを稼ぐことが可能に。海外掲示板Redditでは、膨大な量の「ふつうのアヒル」を増やし、一回の帰還で280万コインを獲得したと報告するユーザーの投稿も話題となったといた。

これを受けて、開発元のEmbark Studiosは2月10日から対策のための緊急アップデートを複数回実施。この際、過度な増殖をおこなったプレイヤーにはさらなる調査と制裁がおこなわれることを示唆していた。またEmbark Studiosは投稿の中で、地道にお金を稼ぐのが一番であるとして、誠実にコインを貯めるように呼びかけていた。

そして2月17日に、同スタジオは公式サイトにて本件について報告。不具合に関する調査を終え、悪用したアカウントに対する制裁措置を今週中に開始すると発表した。具体的には、軽微な利用が確認されたユーザーに対しては警告をおこなうに留まる一方で、ゲーム内経済や他のユーザーの体験に重大な影響を及ぼした場合には、アカウントの一時停止の措置などが取られるとのこと。なお、今回の不具合の利用に関連したコインについては削除されるそうだ。

Embark Studiosは修正までに時間がかかった理由についても言及。プレイヤーアカウントに対する措置を講じることになるため、報告内容とデータとの照合・検証や、偶然なのか意図的な悪用なのかといった区別なども必要になったことを説明した。特に今回のような規模の事態への対応は本作初であったこともあり、慌てて対応せずに、きちんと不具合の状況を確認しつつ、ゲーム環境に及ぼした影響を評価しながら進めることにしたそうだ。事態を深刻に受け止め、是正の取り組みとあわせて、フェアプレイを支援する仕組みを強化するための学習の機会にもなったと考えているとのこと。

なお『ARC Raiders』では、以前発見されたドア抜けグリッチへの対策として、プレイヤーがグリッチを利用して施錠された部屋に侵入すると、噴射された炎で焼かれるという一風変わった対策もおこなわれていた(関連記事)。一方で今回はプレイヤーが不当な方法で容易かつ迅速に資産を築き装備なども強化できるようになる不具合であり、脱出シューターとしてのゲームプレイの根幹を揺るがしかねない事態。不正に増やしたコインの削除のほか、悪用の程度に応じてアカウントの一時停止という厳しい対応もとられるかたちだ。ほかのプレイヤーの体験に大きく影響しうるグリッチの悪用については今後も厳正な対策をとっていくのだろう。

『ARC Raiders』はPC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5/Xbox Series X|S向けに販売中だ。

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Shion Kaneko
Shion Kaneko

夢中になりやすいのはオープンワールドゲーム。主に雪山に生息しています。

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