賛否両論の新作シューター『Highguard』、「開発チームのほとんどがレイオフされた」との元スタッフ証言。“巻き返し”進む中で早くも暗雲
Wildlight Entertainmentにて『Highguard』のレベルデザイナーを務めていた Alex Graner氏が、チームの大半と共にレイオフされたことを報告している。

Wildlight Entertainmentにて『Highguard』のレベルデザイナーを務めていた Alex Graner氏が、レイオフされたことを報告。同氏によればレイオフの対象はチームのほとんどだという。海外メディアGame Informerなどが報じている。
『Highguard』は、PvPレイドシューターと銘打たれた基本プレイ無料FPSだ。プレイヤーは魔法の銃を扱う戦士「ワーデン」となり、大陸の支配をめぐって争いを繰り広げる。

基本モードでは3対3のチーム戦となり、敵チームのベースのHPを0にして破壊することを目指す。試合は複数のフェーズで進行し、開始直後は拠点を補強したり、フィールド内で装備を集めたりしながら戦力を整える準備フェーズとなる。一方で試合開始から約3分後には「バリアブレーカー」が出現し、マウントに騎乗して奪い合うスピーディな争奪戦が展開。これを入手し敵ベースに刺し込むことで「レイド」に移行し、拠点内に2基存在するジェネレーター、あるいは最奥部の「楔石」を破壊することでベースのHPが減少。先にHPを0にしたチームが勝者となる。
本作はPC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S向けに1月27日に配信開始。2月7日には「エピソード2」が開幕し、新ワーデンや新マップ、ランクマッチの実装に加えて、多数の調整がおこなわれていた(関連記事)。
そんな本作の開発元Wildlight Entertainmentにてレベルデザイナーを務めていた Alex Graner氏が、本日同スタジオをレイオフされたことを報告。さらに同氏によれば、レイオフされたのは同氏だけではなく「チームのほとんど(most of the team)」におよぶという。同氏はレイオフを非常につらい出来事だと吐露し、自分やほかのスタッフが『Highguard』のために設計した未公開のコンテンツが多くあり、それら(の完成)を楽しみにしていたことも伝えている。
なおWildlight Entertainmentは、『Apex Legends』の開発元として知られる元Respawn Entertainmentのスタッフが集まって2023年に設立されたスタジオだ。Alex氏も『Apex Legends』にてレベルデザイナーを務めていた人物であった。そんな同スタジオの処女作である『Highguard』は大きな注目を集め、リリース初日のSteam同時接続プレイヤー数は約9万7000人にも達していた(SteamDB)。

一方でSteamでは当初多くの不評も寄せられることに。『Apex Legends』と大きく異なるゲームプレイなど、抱かれていたイメージと実際の作風の違いも不評の一因となっていたようだ。とはいえプレイを重ねたユーザーからは一定の評価を受けつつ、改善アップデートが続けられたことも相まってか、当初「やや不評」であったユーザーレビューステータスは「賛否両論」まで持ち直しを見せていた(関連記事)。
ただSteamの同時接続プレイヤー数については直近ではピーク時でも5000人前後と、当初の勢いからの失速もうかがえた。本作はSteamだけでなくPS5/Xbox Series X|S向けにも配信されている点には留意したいものの、今回報告されたレイオフにはそうした失速が背景にあるのかもしれない。
なお本稿執筆時点ではWildlight Entertainment側からの声明はなく、具体的なレイオフの規模なども不明。Alex氏の述べるようにチームのほとんどがレイオフされたのであれば、今後のサービス展開がどのようにおこなわれるのかは注目されるところだろう。
『Highguard』はPC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S向けに基本プレイ無料で配信中だ。
【UPDATE 2026/2/12 12:55】
Wildlight Entertainmentにてリードテックアーティストを務めていたJosh Sobel氏もチームのほとんどと共にレイオフされたことを報告。また海外メディアKotakuがWildlight Entertainmentの声明として伝えるところによると、同スタジオは苦渋の決断として一部スタッフのレイオフをおこなったことを認めている。ただ同スタジオによると、ゲームのさらなる発展とサポートのために中核チームは維持されているとのこと。
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