高評価サイコホラー『Pathologic 3』開発元、「バグ報告する海賊版プレイヤーは正直に自白して」とお願い。ちゃんとバグ調査するので
高評価ホラーゲーム『Pathologic 3』の開発元によれば、海賊版利用者がバグ報告する際には海賊版を利用していると正直に申告してほしいという。

高評価ホラーゲーム『Pathologic 3』の開発元が、海賊版利用者からのバグ報告に関して言及。バグには対応するため、海賊版を利用していると正直に申告してほしいという。
『Pathologic 3』は、謎の疫病で崩壊寸前の町での12日間を描いたサイコロジカルホラーゲームだ。主人公は、天才的な医師Daniil Dankovsky。Daniilは死の本質を求めて、不死の男がいるという小さな町へとやってくる。しかし町には伝染病が広まり、不死と言われていた男は命を落としてしまう。プレイヤーは時を遡る不思議な能力も駆使しつつ、住民の命を脅かす疫病や、町を巡る謎に立ち向かうことになる。

プレイヤーは医師として住民の診察や治療をおこなうこととなるほか、隔離や外出禁止令といった町単位での疫病対策を講じることも可能。とはいえ町中では自分自身も疫病に感染するリスクも存在。また行動次第で生き残る人や関係性に変化が生じるため、同じ日数であっても町の様子は異なってくる。加えて、プレイヤーは先述した時を遡る能力で、好きな日に戻ることが可能。望まぬ展開を変えたり、閃きを試してみるかたちで、何度も違った物語を体験できるところが持ち味だ。
本作は1月10日にPC(Steam)/海外コンソール向けにリリースされ、本稿執筆時点のSteamユーザーレビューで約1400件中81%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。プレイするたびに変化する物語と多くの結末が用意されており、陰鬱で心をかき乱すような作風も評価を受けている。高い評価を受けてきた『Pathologic』シリーズの続編として、さっそく好評を得ている格好だ。
このたびそんな本作を手がけるIce-Pick Lodgeの公式Xアカウントが投稿した声明が、注目を集めている。同スタジオは“海賊版で本作をプレイしている場合”のバグ報告について言及。せめて海賊版でプレイしていることを報告内に書いてほしいと述べている。
この投稿は、たとえ海賊版プレイヤーによる報告であっても、海賊版でのプレイを正直に申告すれば不具合サポートをおこなうという寛容な姿勢にも見えることからか話題となっている様子。なお同スタジオによれば海賊版での不具合は、インストール時や入手時に原因がある場合もあるとのこと。開発チームとしては海賊版という申告がなければ「海賊版特有のバグかどうかの切り分けができない」といった問題もあるのだろう。海賊版プレイヤーの存在については割り切りつつ、対応コストを軽減する狙いもあるのかもしれない。

PCゲームにおいても海賊版の存在は根深い問題となっており、大作ゲームを中心にコピーガード技術が導入される例もある。一方でリソースの限られた小規模・中規模開発のタイトルではそうした対策の採用・実装が難しい場合もあるだろう。そうした中では、海賊版でのプレイを容認するという珍しいスタンスの開発元もみられる(関連記事1、関連記事2)。
とはいえ海賊版の頒布などは、ただでさえ作品の権利を侵害する違法行為。さらには今回のようにユーザーサポートに海賊版利用者からの問い合わせがおこなわれる事態にも繋がっているようだ。今回のIce-Pick Lodgeのように“自己申告”を求める姿勢が表明される場合もあれば、海賊版利用者からのバグ報告に毅然とした対応がとられた事例もある(関連記事)。特にインディー系作品においては、開発元によって海賊版利用者に対する姿勢が大きく異なることもうかがえるだろう。
『Pathologic 3』はPC(Steam)/海外コンソール向けに発売中。
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