『グランド・セフト・オートVI(GTA6)』を「余命わずかな家族にプレイさせたい」との願いが通じる。“最悪の余命宣告”を受けたファンに、粋な計らい
『グランド・セフト・オートVI』に関して、「余命わずかな家族にプレイさせたい」というユーザーの願いに、開発元Rockstar Gamesが応えたとして話題になっている。

Rockstar Gamesは2026年11月19日に『グランド・セフト・オートVI』(以下、GTA6)をリリース予定だ。本作の発売を生きて迎えられるか難しいユーザーのために、Rockstar Gamesが特別に先行プレイの場を用意したとして話題となっている。
本作は、Take-Two Interactive傘下のRockstar Gamesが手がける、人気オープンワールドクライムアクションゲーム『グランド・セフト・オート(GTA)』シリーズの最新作だ。PS5/Xbox Series X|S向けに発売予定。本作の舞台となるのは、米国の架空の州であるレオナイダ州。過去作『グランド・セフト・オート・バイスシティ』などに登場したバイスシティをはじめとする街を擁する州であり、シリーズ最大級に進化した規模と没入感が表現されるという。
本作は2023年に発表され、当初は2025年の発売予定とされていたものの、ユーザーの期待に応えるためのクオリティアップとして複数回リリースを延期。現在は2026年11月19日の発売が予定されている。

そんな本作に関連して、あるユーザーの投稿が話題となっている。発端と見られるのはUbisoft Torontoに在籍するUIデザイナーのAnthony Armstrong氏が、LinkedInにてRockstar Gamesに送ったメッセージだ(現在は削除済み)。
Armstrong氏のメッセージによれば、同氏の何年も癌と闘病してきた家族のひとりが先日、“最悪の知らせ”を受けたと報告。その家族は、余命が6か月~12か月しかないことを宣告されたという。家族はかなり熱心な『GTA』シリーズファンであるとのこと。しかし宣告された余命からして、11月19日発売の『GTA6』を実際にプレイすることは難しいだろう。Armstrong氏は、家族がRockstar Torontoのすぐ近くに住んでいることもあり、どうにかして、特別なプレイテストを用意してもらえないかという依頼を投稿したかたちだ。
そして同氏は同メッセージに追記するかたちで、Take-Two InteractiveのCEOからの連絡があったと伝えている。Rockstar Gamesとの話し合いも経て、素晴らしい知らせが届いた(got great news)と記されていた。NDA(機密保持契約)のためか元投稿自体は現時点で削除されているものの、注目を集めてEurogamerやGamesRadar+といった海外メディアにも報じられることになった。

なおRockstar Gamesは過去にも難病などで余命いくばくもないユーザーに対し、発売前の作品を特別に先行プレイさせたエピソードがある。たとえば2018年には、神経線維腫症2型という難病を患い、回復治療も打ち切ったJurian氏に対し、『レッド・デッド・リデンプション2』のデモを特別にプレイさせていたことが報じられ、話題となった(関連記事)。またTake-Two Interactive傘下のスタジオではRockstar Games以外にも、末期がんで余命2年と宣告されたCaleb McAlpine氏へ向けて、Gearbox Softwareが2024年に『ボーダーランズ4』を特別に試遊へ招待したことも記憶に新しい(関連記事)。
『GTA』シリーズなどの“超大作”となれば、1作ごとの開発規模が非常に大きく、リリースまでの間隔が長く空くことも珍しくはない。他の人にとっては待てるような時間でも、今回のArmstrong氏の家族のように、その期間が致命的な長さを持つこともあるだろう。今回の『GTA6』については当初の発売予定から2度の延期となったこともあってか、粋な計らいに繋がったようだ。なお本作は発表トレイラーが事前にリークされた経緯もあり、その後情報が厳重に管理されている様子もうかがえる。Armstrong氏のメッセージが削除された点も見るに、“先行プレイ”は特例として慎重に実施されるのだろう。
『グランド・セフト・オートVI』はPS5/Xbox Series X|S向けに2026年11月19日に発売予定だ。
この記事にはアフィリエイトリンクが含まれる場合があります。



