『モンスターハンターワイルズ』ゴグマジオス対策で「属性変換」が突如脚光を浴びる。叩き落として飛ばせない、強力怯ませスキル
『モンスターハンターワイルズ』に新たに実装されたゴグマジオスへの対策として、スキル「属性変換」が脚光を浴びている。

カプコンは12月16日、『モンスターハンターワイルズ』にてタイトルアップデート第4弾を配信した。新たに実装されたゴグマジオス戦にてスキル「属性変換」が脚光を浴びている。
本アップデートでは11年ぶりの再登場となる「巨戟龍ゴグマジオス」が実装された。HR100以上でメインミッション「萌芽の産声」をクリア後にゴグマジオスのエクストラミッションを受注可能。またエクストラミッションをクリアすると、周回するための常設イベントクエストが開放される。いずれのクエストも最大4人のプレイヤーとサポートハンターを合わせた最大8人で挑む特別仕様となっている。

そんなゴグマジオス戦において、スキル「属性変換」が大きな注目を浴びている。属性変換とは本作で初登場したスキルだ。属性攻撃を受けると龍属性武器を対象に一定時間発動し、龍属性攻撃値を上昇させつつ、モンスターに属性ダメージを蓄積させると追加で龍属性ダメージが発生するようになる効果をもつ。
発動には属性攻撃に被弾する、あるいはガードや見切り系のアクションなどで受ける必要があり、また効果終了後には一定時間のクールタイムを経てから再発動する仕様。そのため発動タイミングが相手のモンスターが“属性攻撃を放つかどうか”次第であり、かつそもそもモンスターの弱点が龍属性かどうかにも有効性が左右されるスキルといえる。
そんな属性変換が、ゴグマジオスの登場によってひと際大きく注目されている。話題となっているのは後半ステージにおけるゴグマジオスの飛行時において属性変換を活用する戦法だ。後半ステージではゴグマジオスが気化状態になり、大技発動までに龍属性ダメージを一定値与えつつ、一定量のダメージも与えなければ大技が即死技となってしまういわゆるDPSチェックが存在する。通例では小型破竜筒や落石といったギミックも活用しつつ、龍属性ダメージを条件を満たせるように与えたり、地上に落として攻撃を叩きこんだりすることになるだろう。

一方で属性変換では、先述したとおり属性ダメージを蓄積させると追加で龍属性ダメージが発生する。この追加ダメージではモンスターを怯ませることができるが、飛行状態のゴグマジオスでは撃墜することが可能。特に近接系の武器種では手を出しにくい飛行状態から、手早く落下させられる手段として脚光を浴びているかたちだ。また落下後のゴグマジオスを相手にする場合でも属性変換の追加ダメージでダウンを取りやすく、飛び上がらせずに攻撃を叩きこむ戦法にも活用されているようだ。またゴグマジオスは火やられになる属性攻撃を多用してくるため発動のチャンスが多いことも使いやすさに拍車をかけている。
筆者も試してみたところ、武器種によってはそもそも飛行中のゴグマジオスへの攻撃チャンスは少ないものの、属性変換の追加ダメージを与えれば撃墜が可能なことを確認できた。また落石などによる撃墜後に属性変換の追加ダメージでダウンさせ続けて猛攻を仕掛ける戦法も有効そうだ。撃墜やダウンだけ狙うのであれば、属性変換レベル1のスキルでも事足りる模様であった。
なお属性変換は先述したとおり扱いづらい部類のスキルではあったが、たとえば歴戦王ヌ・エグドラの登場時などにも一定の注目を集めてきた。とはいえ今回のゴグマジオス戦では龍属性武器の必要性が一段と増しており、また撃墜やダウンを狙いやすい強みを発揮したことからも話題になっているのだろう。ダウン時に集中攻撃をしかけられる点からマルチプレイにおいてひと際輝く戦法とみられ、特にゴグマジオスの飛行時に苦戦する武器種を用いている場合には試してみるのもいいかもしれない。
ちなみに属性変換は護石を除くと、生産装備ではこれまで「シュバルカ」シリーズのみで発動できるスキルとなっていた。ただ今回は新たに、1月14日まで実施中のイベント「交わりの祭事【祝謡の儀】」のイベント期間中のログインボーナスなどで入手できる、祭事チケット【祝謡】で作成可能な「セレモニアル」シリーズの防具の胴および腰でも発動可能になった。先述した撃墜やダウンと言った戦法の強力さから意図されていない挙動ではないかといった懸念もみられるものの、ゴグマジオスに有効なスキルとして想定されている可能性はありそうだ。「セレモニアル」シリーズの防具や眠っている護石も活用しつつ、新たなビルドを組んでみるのも面白いかもしれない。
『モンスターハンターワイルズ』はPC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S向けに発売中。
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