「こち亀」のドット絵シム『こちら葛飾区亀有公園前派出所~両さんの商店街物語~』発表。商店街経営が部長にバレると飛ばされる、老舗カイロソフトの新作

集英社ゲームズは12月20日、『こちら葛飾区亀有公園前派出所~両さんの商店街物語~』を発表した。

集英社ゲームズは12月20日、『こちら葛飾区亀有公園前派出所~両さんの商店街物語~』を発表した。対応プラットフォームはPS4/PS5/Xbox Series X|S/Nintendo Switch/Nintendo Switch 2/PC(Steam)/iOS/Androidで、発売時期は未定。発表にあわせて、PVやSteamのストアページが公開されている。

『こちら葛飾区亀有公園前派出所~両さんの商店街物語~』は、両津勘吉が商店街を救うため、部長にバレないように商店街を経営する、商店街建設シミュレーションゲームである。本作の原作となる「こちら葛飾区亀有公園前派出所」(こち亀)は、秋本治氏による漫画作品だ。1976年に週刊少年ジャンプにて連載開始。型破りな警察官の両津勘吉や同僚たちを中心としたドタバタ人情ギャグ漫画として、長年ストーリーが展開されてきた。同作関連では、連載開始50周年を記念して新アニメプロジェクトの始動も発表されている。

本作『こちら葛飾区亀有公園前派出所~両さんの商店街物語~』では、両津勘吉が大ピンチの商店街をどんどん発展させて、億万長者を目指すのだという。ゲームプレイとしては、プレイヤーは亀有公園前派出所の裏で、両津勘吉と商店街を経営していく。本作では、まずギャンブルやアルバイトによって、商店街を救うための元手を作り、施設を建設する。商店街が発展していくと、どんどん人が集まってお金も儲かるそうだ。資金稼ぎと施設建設によって、商店街を発展させていくのだろう。

ただし本作では、両津勘吉が仕事をサボっていることがバレると、大原部長に怒られてさいはて署へ飛ばされてしまう。そこで両津勘吉は、適度に警察官としての仕事や人助けなどもしつつ、日本一の商店街を目指していくわけだ。本作では商店街を発展させていくとさまざまなストーリーが発生し、ミニゲームと共にエピソードが追体験できるそうだ。公式サイトによると、人間クレーンやアイアンマンレースへの参加も可能。プラモデル制作や蒸気機関車のスピードレースなどでのお金稼ぎもできるようだ。

本作はカイロソフトが手がけている。同社はシミュレーションゲームを多数制作しているゲーム開発会社だ。他社のIP作品としては、2024年に『ドラえもんのどら焼き屋さん物語』をリリース。Steamのユーザーレビューでは、記事執筆時点で366件中98%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得している。原作の細かいネタなども拾った内容などが、評価されていたようだ。

本作は、そんなカイロソフトによる「こち亀」のゲームとなる。本作には派出所のメンバーから星逃田、日暮熟睡男、音田弘、平平平平といったマニアックなキャラクターまで、総勢200以上の原作キャラクターが登場。お化け煙突が消えた日、ボーナス争奪戦など、原作エピソードも豊富に再現されるそうだ。公式サイトでは「ザ・盆栽」もゲーム化して搭載予定とされている。

こちら葛飾区亀有公園前派出所~両さんの商店街物語~』は、PS4/PS5/Xbox Series X|S/Nintendo Switch/Nintendo Switch 2/PC(Steam)/iOS/Android向けに開発中だ。

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Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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