『ストリートファイター6』最新アプデで「舞」「エレナ」「サガット」名指し調整。舞は弱体化、エレナ・サガットは強みをより発揮しやすいように

カプコンは12月15日、『ストリートファイター6』向けに12月16日配信予定のパッチにおける「バトル変更リスト」を公開。舞は強力だった連携などの弱体化、エレナ、サガットは強みを活かせるような強化が加えられるという。

カプコンは12月15日、『ストリートファイター6』向けに12月16日配信予定のパッチにおける「バトル変更リスト」を公開した。バトル調整においては、調整方針として「舞」「エレナ」「サガット」が名指しでメインの調整対象となっている。

まず舞については、各種花蝶扇を用いた連係で主導権を握りやすいうえ、端に相手を追い詰めた際の連携が強力とされていた。そのため必殺技「花蝶扇」や立ち強Pにドライブゲージ関連の調整が加えられた。立ち強Pから花蝶扇の連携などでドライブゲージを大きく削る動きが強力であり、バーンアウトを誘発させやすかった。今回の調整では、パリィ成功時のドライブゲージ増加量が大きく変更。花蝶扇をパリィした際のメリットが増している。また立ち強Pのガード時のドライブゲージ減少量も少なくなっており、総じてこれまでよりもバーンアウトしにくくなったといえる。

また画面端で連続して投げを繰り返す、いわゆる「柔道」では、前投げ後にステップをして投げを重ねることができる一方で、舞が後退すると相手側の投げはヒットしないという状態だった。12月16日のアップデートでは、投げ後に前ステップした後は、後退で相手の投げを避けられなくなったため、相手の通常投げと無敵技を同時にケアしにくくなり、攻め方を工夫する必要があるとされている。

一方で、エレナ・サガットについては、コンセプトとして「キャラクターの個性となる主要技の一部がコンセプトを発揮しにくくなっている」との見解が示された。そのため、コンボや連携の幅を増やし、強みや個性が表現できるようにしたという。

具体的には、エレナについては「レオパードスナップ(強化版)」のガードバックが縮小。従来はガードさせて1F(フレーム、1/60秒)の有利を獲得できていた技だ。しかし距離が離れてしまうことにより、その強みを十分に発揮できていなかったようで、今回ガードさせた後でも、弱攻撃を2発刻む連係が届くようになった。また弱攻撃以外にも、暴れ潰しの攻撃や後退しようとする相手への投げなどがより使いやすくなるだろう。またSA1の「ミーティアボレー」は攻撃発生フレームが9Fから7Fに短縮。加えてヒット後の追撃でSAゲージが溜まる調整がなされ、使い勝手が増したかたちだ。

そしてサガットについては、しゃがみ弱K、しゃがみ中Kの性能が向上。しゃがみ弱Kはヒット/ガードバックが減少。しゃがみ中Kはヒット時に5Fの有利を取るようになり、ノーマルヒット時には立ち弱Pが、カウンターヒット時には立ち弱Kが繋がるようになった。サガットはしゃがみ中Kを必殺技/ドライブラッシュでキャンセルすることができなかったが、より高いリターンを獲得できる機会が増えたといえる。後退する相手を下段技で攻撃した際のリターンの低さがネックでもあったサガットにとっては、弱点がある程度解消されたといえそうだ。

そのほか弱/中タイガーネクサス、タイガーマイトなどにも調整が加えられている。前進距離が伸びたことによるリーチの増加がアピールされている。またしゃがみ弱Kの調整とあわせ、弱攻撃を刻んだ後でも相手に届きやすくなるとのことで、必殺技の取り回しも改善したかたち。なお移動距離の調整などがおこなわれているが、既存の空中コンボに影響が出ないようにするための調整も加えられており、使用感を損なうような影響はなさそうだ。

アップデートではこれ以外にも、ドライブゲージの有無が判別しやすくなるよう、ドライブゲージの残量によってブロックそのものの色合いが変更。また全キャラクターのしゃがみ弱Kについて、相手のめくりジャンプ攻撃の隙を背後から攻撃する際に、判定で負けないような調整も実施されている。詳細についてはパッチノートを確認されたい。

『ストリートファイター6』は、PC(Steam)およびPS4/PS5/Xbox Series X|S/Nintendo Switch 2向けに販売中だ。

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Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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