『バトルフィールド6』、米国の「過去3年間のゲーム中もっとも月間売上額が多い」とのアナリスト報告。シリーズ史上でも最大

『Battlefield 6』について、海外アナリストによれば、米国にて過去3年間で1番の売上を記録しているとのことだ。

Electronic Arts/Battlefield Studiosは10月10日、『Battlefield 6(バトルフィールド6)』をPC/PS5/Xbox Series X|S向けにリリースした。市場調査会社CircanaのMat Piscatella氏によれば、本作は過去3年間のアメリカにおける月間売上の最高記録を更新したのだという。

『Battlefield 6』は、一人称視点のシューターゲーム『Battlefield(バトルフィールド)』シリーズの最新作である。DICE・Ripple Effect・Criterion Games・Motive StudioからなるBattlefield Studiosが開発を担当。マルチプレイモードにおいては最大64人対戦で、シリーズの持ち味である大規模戦が展開される。プレイヤーは突撃兵・工兵・斥候兵・援護兵といった、それぞれ専門とする領域の異なる兵科から選択して戦うことが可能。建物などの構造物が破壊されるリアルな描写も特徴だ。

本作は2025年10月10日にPC/PS5/Xbox Series X|Sにて発売された。リリース後にはSteamにて70万ユーザーを超える盛況を博した(SteamDB)。またElectronic Artsの発表によれば、本作リリースから3日で700万本の売上を達成するといった記録も打ち立てており、盛況となっている様子がうかがえる。

そんな『Battlefield 6』について、市場調査会社Circanaのエグゼクティブディレクターでゲーム業界担当アナリストを務めるMat Piscatella氏がCircanaによる集計データをもとに米国での売れ行きを伝えている。同氏が伝えるところによれば、本作は米国にて2025年に販売されたゲームとして、XboxとPC市場においてベストセラーを記録しているという。なおPlayStationでは『NBA 2K26』に次ぎ2位の販売数を記録しているそうだ。

そしてPiscatella氏によれば、『Battlefield 6』は2025年10月度の売上において、過去3年間の米国におけるパッケージ・ダウンロードのゲームの月間売上額のなかで最高記録を樹立したという。具体的な数値は明かされていないものの、2022年10月に『Call of Duty: Modern Warfare II』が記録した月間売上額に次ぐ結果となったようだ。また『Battlefield』シリーズとしては、『Battlefield 6』の2025年10月度の売上額は、これまでのシリーズにて一番の売上額を誇っていた『Battlefield 1』の累計販売額を上回った、と伝えられている。

ちなみに日本国内に限った売上額がどの程度かは公式より明らかにはされていない。ただファミ通.comが店舗データをもとにした推定販売本数として公開している「ゲームソフト販売本数ランキング」を確認すると、11月9日時点ではPS5版にて累計4万226本を記録している。またゲーム市場データ分析会社Alinea Analyticsの推計によるとSteam版では全ユーザーにおける日本ユーザーの割合は3%とのことだ。

なお本作はゲーム内容について、マッチングの仕様についての指摘やチャレンジ・任務の達成条件が厳しいといった声が寄せられていた。こうした要望を受け、チャレンジの達成条件については11月5日のアップデートで大きく緩和(関連記事)。またリードプロデューサーを務めるDavid Sirland氏からは、ユーザーから数多く寄せられた不満点にも順次対応していく旨が語られている(関連記事)。継続的な改善により、売上記録をさらに伸ばしていけるのかについては注目されるところだ。

『Battlefield 6』は、PC(Steam/Epic Gamesストア/EA app)/PS5/Xbox Series X|S向けに配信中だ。なお本作はEpic Gamesストアを除くプラットフォームにて現在定価の15%オフとなる税込8330円で購入可能だ。またEpic GamesストアではサブスクリプションサービスEA Play加入者向けに10%割引が適用される。詳細については各ストアページを参照されたい。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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