大型MMORPG『スローン・アンド・リバティ』、「日本語音声」の新規収録を打ち切りへ。今後は英語/韓国語音声のみ対応

Amazon GamesとNCSOFTは本日11月18日、『スローン・アンド・リバティ』について、日本語音声対応を打ち切ると発表した。12月4日以降に新規追加されるコンテンツが対象になるという。

Amazon GamesとNCSOFTは本日11月18日、『スローン・アンド・リバティ』について、今年12月4日のアップデートをもって日本語音声への対応を打ち切る旨を発表した。以後は英語または韓国語音声でのプレイとなる。なお日本語字幕には引き続き対応するようだ。

『スローン・アンド・リバティ』は、MMORPGだ。本作の対応プラットフォームはPC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S。本作ではソリシウムと呼ばれる広大なオープンワールド世界が舞台。プレイヤーは最大で数千人規模になる大規模PvPバトルや、PvPvEのダンジョン攻略などを楽しめる。ソロプレイのほか、ギルドに参加して冒険することもできる。

本作は早期アクセス配信を経て、10月2日に正式リリースを果たした。Steam版では正式リリース直後に、ピーク時33万6300人という大規模なプレイヤー数を記録(関連記事)。現在ではユーザーベースは落ち着いてはいるものの、連日1万人程度が本作をプレイするという盛況を博しているタイトルといえる。

そんな本作について、開発元が日本語音声の対応を12月4日から打ち切るとの方針を発表。今後の追加分については英語音声、韓国語音声のみの対応となる。一方ですでに現時点で日本語音声が実装されている第15章までは、日本語音声はそのまま利用可能となっている。あくまで、新規実装分について、対応が終了するということのようだ。

なお今回日本語音声の対応が打ち切られる理由については詳しく明かされていない。とはいえ、背景には日本語ユーザーの全体に対する割合や、コスト面の問題などが考えられる。

Steamレビューにおける言語別のユーザー数を確認できる非公式サイトSteamScoutによれば、レビュー総数が約6万6700件のところ、日本語ユーザーは579件であり、約0.87%となっている。なおこれはあくまでSteam版のみの数字であり、レビュー数がユーザー数にそのまま結び付くわけではない点には留意したいが、日本語ユーザーが本作プレイヤーの全体に占める割合は低いと考えられる。盛況を見せる『スローン・アンド・リバティ』ながら、開発資金に関する選択と集中を実施しながら、コンテンツの改善などに注力していくのだろう。今後の本作のアップデートなど、改善の行方については注目される。

スローン・アンド・リバティ』はPC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S向けに基本プレイ無料で配信中だ。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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