サイキック赤ちゃんゲーム『Goodnight Universe』ほぼ100%の好評どしどし集まる。「Webカメラで操作」システム搭載で動きにあわせ超能力発動、スーパーベイビー没入体験
Skybound Gamesは11月12日、Nice Dreamが手がける『Goodnight Universe』をリリース。本作はモーショントラッキング操作を採用したアドベンチャーゲームとしてゲームプレイのユニークさや、深みのあるストーリーなどが好評を博している。

パブリッシャーのSkybound Gamesは11月12日、Nice Dreamが手がける『Goodnight Universe』をリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)/Nintendo Switch 2/PS5/Xbox Series X|S。Nintendo Switch 版は2025年12月18日リリース予定。ゲーム内は日本語表示に対応している。
『Goodnight Universe』は超能力を持つ赤ちゃんになって家族に愛されるゲームである。プレイヤーは生後6か月の赤ちゃんアイザックとして、元気にすくすく育っている。ところが、アイザックはただの赤ちゃんではなかった。まだ言葉を発することもできないのに頭の中ではしっかりとした思考がおこなわれており、さまざまな超能力まで獲得しているのだ。そのせいで家族がバラバラになる危機に陥ってしまうほか、超能力に目をつけた謎の企業がアイザックを手中に収めようと狙ってくる。プレイヤーは超能力で身を守り、家族みんなに愛されることを目指すのだ。

本作をもっとも特徴づけているのは操作方法である。コントローラーによるプレイも可能ではあるものの、本来の体験のためには「カメラによる操作」が推奨されている。本作ではカメラで顔や手の動きを読み取ってゲームをプレイするモーショントラッキング操作が採用されているのだ。
たとえば、プレイヤーはまばたきをするだけで部屋のスイッチのオン/オフを切り替えることができる。顔を傾ければ視界も傾き、隠れていたものが見えるかもしれない。手を動かせばテレキネシスで物を動かすこともできる。ぐちゃぐちゃに散らばった積み木の前で目を閉じ、ゆっくりと開くだけで、きれいに積み上がった積み木の塔が完成する。さらには表情を駆使することで、人の心を読むことさえ可能だ。必須ではないものの、カメラの有無はゲーム体験を大きく分ける要素と言える。
ちなみに発売時点では、Switch 2版ではカメラによる操作には対応していない(Nintendo Life)。今後のアップデートで実装される予定のようで、現時点でSwitch 2版をプレイする場合はコントローラー操作のみの対応となっている。


そんな本作はリリース直後から好評を集めており、本稿執筆時点でSteamユーザーレビューは142件で、そのうち99%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。本作は超能力を持つ赤ちゃんとなって動く際に、モーショントラッキング操作を採用したことで他に類を見ない没入感を実現した作品だ。そうした体験の中で展開される家族や騒動を描いたストーリーも見どころ。レビューではストーリーに入り込み、感情を揺さぶられ、涙せずにいられなかったと熱く語っている人が多く見受けられる。
本作を手がけるNice Dreamは、アメリカ・ロサンゼルスに拠点を置くゲームデベロッパーである。本作が同スタジオとしては初めてリリースする作品ではあるものの、過去にSteamで「圧倒的に好評」ステータスを獲得している『Before Your Eyes』を手がけたスタッフが創立したスタジオである。同作はカメラで検出したプレイヤーのまばたきにより物語が展開されていく作品で、2022年のBAFTA(英国アカデミー賞)のコンピューターゲーム部門でGAME BEYOND ENTERTAINMENT賞を受賞している。『Goodnight Universe』ではカメラによる操作が発展し、手の動きや表情までも利用したゲームプレイとなっている。エンターテインメントを超える体験を提供したとして評価された『Before Your Eyes』をも超える体験として、高い評価を受けているかたちだ。
『Goodnight Universe』は、PC(Steam)/Nintendo Switch 2/PS5/Xbox Series X|S向けに配信中。Steamでは現在リリース記念セールが開催されており、11月19日までの期間限定で定価の10%オフとなる税込2070円で購入可能だ。なお、セール状況や価格はプラットフォームにより異なるため、詳細は各ストアページを参照されたい。またNintendo Switch 版は2025年12月18日リリース予定となっている。



