「マインクラフトおばあちゃん」が突如大人気に。戦闘中はブチギレ、二面性おばあちゃん
『マインクラフト』の実況プレイをおこなうおばあちゃんが話題となっている。戦闘中に見せる激しさと普段の様子の豹変度合いなどが、特に人気となっているようだ。

Mojang Studiosが手がけるサンドボックスゲーム『マインクラフト』の実況プレイをおこなうおばあちゃんがにわかに話題となっている。GrammaCrackersことMamie氏のプレイ動画は、YouTube上ですでに数十万再生を記録している。
『マインクラフト』は、Mojang Studiosが手がけるサンドボックスゲームだ。PC向けの「Java版」とコンソールやスマートフォンでもプレイ可能な「Bedrock版(統合版)」のふたつのエディションが存在している。
本作の世界はさまざまな種類の四角い3Dブロックで構築されている。破壊と創造を繰り返して、プレイヤーは思い思いに冒険や建築を繰り広げていく。アイデア次第で遊び方は無限大だ。
Mamie氏はそんな本作の実況プレイ動画を投稿している人物だ。10月23日に投稿されたMamie氏初の動画によれば、同氏は知り合いの勧めで『マインクラフト』を6月頃からプレイしていたのだという。しかし始めて2か月くらいの期間はプレイに及び腰になっていたそうだ。ところがここ最近は熱中して楽しんでいるといい、その趣味が高じて動画投稿に至ったようだ。
動画ではさっそく砂浜にスポーンしたMamie氏が木の重要性を説きつつ、ツールの作成を進めていく。2か月ほど熱中していたということもあり、クラフトの進行など、操作自体は比較的スムーズなように見受けられる。

ところが夜や洞窟の探索となるとその穏やかな語り口調は一変する。洞窟の中でスケルトンと出会った際には、その場で木の剣を振り回し「No!No!」と大声で連呼しやたらと取り乱している様子がうかがえる。さらにその後距離を詰めスケルトンを攻撃する際には「Die!Die!」「Get you!(シバいたる!)」と声を荒げ、モンスターに対する殺意を微塵も隠さずに突撃。人が変わったような豹変ぶりだ。
またはじめは松明による、いわゆる「湧きつぶし」を実施していないこともあり、夜間に採掘を敢行した結果、ゾンビの闇討ちを受けてデスしてしまう場面もあった。その際には、大声をあげつつ机を軽く叩くような音も入るほどの悔しさを垣間見せている。なおMamie氏いわく、本作で一番嫌いな存在はゾンビだという。同氏は倒しても腐った肉しかドロップしないのが「What an insult(なんたる侮辱か)」と述べ、かつ仲間を呼んで“フェアに戦わない点”も嫌いだと怒りをあらわにしている。
Mamie氏の『マインクラフト』実況プレイ動画は定期的に同氏のYouTubeチャンネルに投稿されており、現時点では3本が投稿されている状態だ。コメントではおばあちゃんが無邪気に『マインクラフト』を楽しむさまが微笑ましいとする声が寄せられている。一方先述の通り、一転戦闘となると声を荒げるギャップなども大きく人気を博し、たちまち話題となっているかたちだ。


ちなみにMamie氏のように「ゲームに熱中するおばあちゃん」といえば、『Skyrim』のプレイ動画の投稿を精力的におこなっていた「スカイリムおばあちゃん」ことShirley Curry氏が有名だろう。現在同氏は『Skyrim』の実況プレイ自体は事実上“引退”したものの、YouTubeへの投稿自体は続けている(関連記事)。そのほか『どうぶつの森』シリーズを数千時間もプレイする大ファンとして知られるAudrey Buchanan氏や、JRPGへの深い愛を語る動画投稿を続けているBritta Food4Dogs氏なども話題となっていた(関連記事1、関連記事2)。
若年のゲーマーにも劣らない熱中度合いが老後の理想像として映ったり、その穏やかな語り口などがしばしば人気となる「おばあちゃんゲーマー」。今回はMamie氏もそうした新たな「おばあちゃんゲーマー」として、時折見せる“激しさ”など光る個性も含めてさっそく人気になっているかたち。最新動画は11月6日に投稿されたばかりであり、今後の動画投稿にも注目していきたい。

