長らく待たれた月面廃墟ホラー『ROUTINE』、とうとう12月5日にリリースへ。紆余曲折を経てついに出る

Raw Furyは10月29日、『ROUTINE』を2025年12月5日にリリースすると発表。本作は2011年に発表されたものの、たびたび延期などが繰り返されたタイトルでもあった。

パブリッシャーのRaw Furyは10月29日、Lunar Softwareが開発を手がける『ROUTINE』を2025年12月5日にリリースすると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)およびXbox Series X|S/Xbox One。またストアページの記載によれば、本作は日本語表示に対応する。本作は当初の発売予定から延期されたうえで、“再発表”などもおこなわれてきた作品だ。

『ROUTINE』は一人称視点で展開されるSFホラーゲームだ。舞台は放棄された月面基地となっており、「1980年代の未来観」に基づいた、いわゆるレトロフューチャー的な世界観にてデザインされている。月面基地には居住区画やモールといったエリアがあるものの、それらはすべて廃墟化してしまっている。プレイヤーはそんな月面基地を探索しつつ、廃墟化した原因や基地におこった出来事などを解き明かしていく。

一方で廃墟探索をするプレイヤーを排除せんとする敵も登場。プレイヤーはCosmonaut Assistance Tool (C.A.T.、宇宙飛行士支援ツール)なる機能を利用しつつ、脅威に立ち向かうこととなるようだ。

本作は2011年に発表され、Aaron氏、Jemma氏、Peter氏の3人によるインディーゲームスタジオLunar Softwareが開発を担当することも明かされた。ところが小規模開発ということもあってかゲーム開発状況の公開やリリース日発表などはなかなかおこなわれなかった。そして資金状況やクオリティ確保を理由として2017年にリリース見込みであった当初の予定は延期(関連記事)。

その後プロジェクトは一時沈黙したものの、2022年にパブリッシャーのRaw FuryとLunar Softwareがタッグを組むかたちで本作を“再発表”し(関連記事)、再び開発が進められることが伝えられていた。

今回、そんな本作がとうとう今年12月4日にPC(Steam)およびXbox Series X|S/Xbox Oneに向けてリリースされると具体的な発売日が発表されたかたち。日本国内向けには時差の関係で12月5日のリリースとなる。

トレイラーではこれまでに公開された映像と同様、拳銃のような形状をしたC.A.T.を用い、廃墟のスキャンなどを行っている様子がうかがえる。そのほか射撃モードのような形態もあるようで、直接脅威に立ち向かえるものと思われる。四足歩行する顔画面付きの端末も登場。ときには友好的なNPCも登場するのかもしれない。いずれにせよ、長らく期待が寄せられていた『ROUTINE』の発売日がとうとう明かされたかたちで、今後の動向にも注目が寄せられるところだ。

『ROUTINE』はPC(Steam/Microsoft Store)/Xbox Series X|S/Xbox One向けに2025年12月5日リリース予定だ。PC/Xbox Game Pass向けにも提供される見込み。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

記事本文: 1574