現代都市ヴァンパイアARPG『Vampire: The Masquerade – Bloodlines 2』ついに発売。派閥争いに揺らぐ都市で誰につくかは自由、夜な夜な街中で生き血もすする
Paradox InteractiveとWhite Wolfは10月22日、『Vampire: The Masquerade - Bloodlines 2』を発売した。

パブリッシャーのParadox InteractiveとWhite Wolfは10月22日、The Chinese Roomが手がける『Vampire: The Masquerade – Bloodlines 2』を発売した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)/PS5/Xbox Series X|Sで、ゲーム内は日本語表示に対応している。
本作はテーブルトークRPG「ヴァンパイア:ザ・マスカレード」を原作とするアクションRPGだ。舞台となるのは吸血鬼が存在する現代社会の、アメリカ・シアトル。プレイヤーは100年の眠りから目覚めたエルダーヴァンパイア(長老)として、吸血鬼らの派閥争いが起きているシアトルを生きることになる。

主人公はかつては強大な力をもつヴァンパイアだったが、目覚めた時点では何らかの理由により力が封じられているとのこと。主人公は力を取り戻すため、シアトルに君臨する吸血鬼の支配者たちに会い、手がかりを探すことになるそうだ。しかし現代のシアトルでは複数の派閥が権力闘争を繰り広げており、主人公も巻き込まれていくことに。プレイヤーの選択により勢力の均衡が崩れ、街の運命や支配者が変わっていくそうだ。なお主人公はキャラメイク可能である。
また目覚めた主人公の頭のなかでは、なぜかFabienという別人格の声が鳴り響いている。Fabienは探偵であり、およそ100年前に自分を殺した犯人を捜しているのだという。Fabienは現代社会の知識がない主人公を導くが、その声は狂気を帯びているとのこと。プレイヤーはときにFabienの視点になって1920年代のシアトルを探索し、100年前の未解決事件の謎を解くことになるという。
そんな本作では、吸血鬼として夜の街をさまようことが可能。人々の血を吸うこともでき、ヴァンパイアとして空腹を満たしていくことになるという。しかし本作の吸血鬼の世界では、ヴァンパイアは決して人間に正体を悟られてはいけないという掟、「マスカレード」が存在している。プレイヤーはマスカレードを破らないように、説得や超常能力などを駆使して、人間を路地に誘い込むことになる。もしマスカレードを破り正体を明かした際には、なんらかの報復を受ける危険性があるとのことだ。

本作を手がけるThe Chinese Roomはイギリス・ブライトンに拠点を置くゲームスタジオだ。本作はもともとHardsuit Labsが開発を手がけ、2020年にリリース予定とされていたタイトル。しかし複数回に渡って延期が発表され、2021年には開発元がThe Chinese Roomに交代。その後もなかなか発売日が発表されなかったタイトルだ(関連記事)。紆余曲折の末、ついに今回リリースを迎えたかたちである。
『Vampire: The Masquerade – Bloodlines 2』はPC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)/PS5/Xbox Series X|S向けに配信中だ。ゲーム内は日本語表示に対応している。