「アトリエ」新作『紅白レスレリ』は予習してプレイしてもよさそう。『バトルフィールド6』は良いところも思うところも。今週のゲーミング
Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。514回目です。

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。514回目です。10月。
すでに体験版だらけ

今週は、メトロイドヴァニア・アクションゲーム『少女と学園城』の体験版をプレイ。10月14日から開催されるSteam Nextフェス向けとしつつ、それに先駆けて配信開始されています。最近は早めに配信されることが当たり前になってきましたね。本作では、学園最高の栄誉を巡る選挙に立候補した謎の転入生が、学生たちの支持と票を集めるため校内で戦う。立ち絵では日本のアニメ風ビジュアルが採用され、そうした舞台設定もちょっとアニメっぽい。
体験版はおそらくゲーム序盤部分を切り出した内容で、最初のボス戦までをプレイ可能。いくつかのアビリティを習得し、探索可能範囲を広げていくメトロイドヴァニアらしい要素も少し体験できます。積極的に攻防することで有利になるバトルシステムが特徴で、またいわゆるアスレチック要素のある部屋も存在。2.5Dビジュアルが採用されキャラのモーションも良い雰囲気で、製品版のリリースが楽しみです。
by. Taijiro Yamanaka
あ、これリダウンローダーの速度調整ミスってる

『Upload Labs』をプレイしていました。最初はもっと放置系かと思っていたんですが全然そんなことはありませんでした。というのも、新たなノードを設置したり、新しいアップグレードをしたりするたびに、ボトルネックが変わっていくんですね。あっ、ここの通信速度が足りていないから手を入れなきゃ。おっと、こっちの処理が詰まっているからもう少しリソースを割いてやらないと。そんな感じで最適化をしているうちにお金が貯まり、また新たなボトルネックが発生するわけです。その作業がとっても楽しい。
最適化に便利なノードは今のところダウンロードマネージャーとネットワークリミッターくらいしか解禁できていませんが、新たなファイルタイプを扱えるようになったら新しいファイルに一点特化したほうが稼ぎやすいため、複数ファイルを管理するダウンロードマネージャーは使わなくなってしまいました。いっぽうネットワークリミッターはつまみで簡単に通信速度を調整できるため、時間あたりの収入を最大化できるポイントを探しやすくて便利です。早いところプロセッサーの調整に使えるやつも欲しいところ。
もちろん細かな調整なんてせずに、大雑把にノードをつないで放置で稼いでアップグレードしまくる遊び方もできます。でもせっかくなら、ああでもない、こうでもないと試行錯誤したほうが、より楽しめる作品だと感じました。
by. Naoto Morooka
安心感

遅ればせながら買い切り版『レスレリアーナのアトリエ』とも言える、『紅白レスレリ』を遊んでいます。“元祖”ともいえる『レスレリアーナのアトリエ』は基本プレイ無料の作品。『紅白レスレリ』は『レスレリ』の舞台設定を用いつつも、別の主人公、リアス、スレイの二人の視点からの物語が描かれていきます。
『アトリエ』シリーズでは今年に3月に『ユミアのアトリエ』が登場したばかり。オープンワールドでフィールドでのアクション性を重視した『ユミア』と違い、どちらかというとアーランドや不思議三部作などのスタイルが近い。『ユミア』のような挑戦的なスタイルも、シリーズに変化をもたらすという意味では歓迎ですが、『紅白レスレリ』の“懐かし”のスタイルはやはり安心します。シリーズ過去作キャラががっつり登場することもあり、革新性を探るようなタイトルだった『ユミア』と対比して、シリーズをやりこんだファンに向けた『アトリエ』という印象。とはいえ『レスレリ』の話を踏まえたタイトルなので、ある程度『レスレリ』の“予習”は必要になると思います。
ただ錬金パートは手が込んでおり、素材のカラーを揃えて繋げるだけではありつつ、狙った効果を付けていくには案外工夫や豊富な素材が必要。探索をする理由づけも確保されている。前後衛を入れ替えまくるターン制の戦闘もやりごたえがあり、個人的に満足度の高い『アトリエ』になっています。
by. Kosuke Takenaka
負け戦でも忙しい

『バトルフィールド6』をプレイしていました。オープンベータテストからいろいろ変わっていて、なかでも分隊のリスポーン地点にできるビーコンは、弱体化を受けつつ偵察兵から突撃兵用のガジェットに変更。ジャンプ連打で岩場などをよじ登りにくくなる調整と相まって、特定のマップで高所がスナイパーだらけになる、みたいな状況がかなり緩和されていました。ほかにもショットガンがややマイルドな強さになっていたり、SMGを使っている人が増えていたり。1日プレイしただけの体感ではありますがオープンベータテストで気になっていた部分がぐっと解消された印象です。
とはいえ過去のシリーズ作品同様、マップやルールによっては八方塞がりで虚無る試合展開もあるにはあります。ビークルもスナイパーライフルも使うのが苦手な筆者にとって過去作ではだいぶしんどい時間だったのですが、今作では「援護兵」が膠着時にもできること多めなのが嬉しい。弾薬箱を置けるほか、仲間の瞬間蘇生も可能なので、スモークを焚いてせっせと蘇生して回りつつ切り込む隙をうかがったり、負け戦でもそこそこ楽しい。本作には好きなルールとマップだけを選べるカスタム検索機能も用意されているので膠着しがちなマップは避けられるのですが、ひとまずは酸いも甘いも噛みしめながら遊んでいます。
by. Hideaki Fujiwara