『バトルフィールド6』不具合で遊べなかった一部プレイヤーに、運営が補填へ。“詫びバトルパス”進呈など豪華め

一部プレイヤーが本作をプレイすることができないという不具合が発生。運営は対応にあたった。

Electronic Artsは10月11日、『Battlefield 6』を発売した。さっそく多くのプレイヤーが集うなか、EA appで本作を予約購入した一部プレイヤーが本作をプレイすることができないという不具合が発生。運営は対応にあたった。

『Battlefield 6』は人気FPSシリーズ『Battlefield(バトルフィールド)』の最新作だ。対応プラットフォームはPC/PS5/Xbox Series X|S。DICE・Ripple Effect・Criterion Games・Motive StudioからなるBattlefield Studiosが開発を担当している。本作の世界では、「我らの保護、皆の平和」をモットーに掲げる世界有数の民間軍事会社パックス・アルマータが台頭し、NATOとその同盟国の破壊を追求する活動を繰り広げている。プレイヤーは、その新勢力の背後で暗躍する存在や、真の目的に迫る。

本日発売された本作は、さっそく多くのプレイヤーで賑わいを見せている。解禁直後のSteamでの最大同時接続数は約75万人で、Steamの歴代ランキングでは14位となる数値。同じくElectronic Artsが手がけるFPSゲーム『Apex Legends(エーペックスレジェンズ)』のピーク時の記録を抜き去っている(関連記事)。

そんな本作では、発売後にトラブルも発生。Electronic Artsの公式ゲームプラットフォームEA appで本作を予約購入したプレイヤーから、「DLCを購入する必要がある」といったエラーにより本作をプレイできないという報告が相次いだ。開発元はすぐさま原因の調査と修正にあたる方針を発表していた。

そして本日9時頃に、本作運営はXにて声明を掲載。問題への修正を配信済みだと報告した。また同声明では「対応は修正だけではない」として、不具合への謝罪を重ねた上で、影響を受けた一部のユーザーに対する補填をおこなうことを発表。「ハードウェアXPブースター」12個と「キャリアXPブースター(60分)」12個が配布されるといい、対象のユーザーはゲーム内で今週受け取れるようになるとのこと。

さらに、影響を受けたプレイヤーに対してはシーズンバトルパスへのフルアクセスが付与されるといい、ファントムエディションを購入していたプレイヤーの場合は、次のシーズン2でのバトルパスへのフルアクセスが与えられるとのこと。本作のシーズン1は10月28日に開幕予定となっており、バトルパスもそれに合わせて購入可能となる見込み。金額は不明ながら、それなりに豪華な補填と言えそうだ。

なお、こうした事態については、Electronic Artsのグループゼネラルマネージャーを務めるVince Zampella氏も反応していた。Zampella氏はBattlefield Studiosに属するデベロッパーRipple Effectを率いている人物だ。同氏は今回の補填が発表される前、EA appで発生した不具合について同アプリチームに「文句をいった」とXに投稿。その後の対応についてユーザーからの意見を聞いていた。今回の補填対応については、そうした働きかけも影響したかもしれない。

『Battlefield』シリーズでは発売後の不具合などがたびたび指摘されてきた経緯があり、また今回は特に多くのプレイヤーが詰めかけていることから混乱を招いていたようだ。そうしたなかで、今回補填をおこなう対応が迅速に発表され、注目を集めている。コミュニティからはどのような反応が見られるのか、また無事に問題は解決するのか注目される。

Shion Kaneko
Shion Kaneko

夢中になりやすいのはオープンワールドゲーム。主に雪山に生息しています。

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