『デジモンストーリー タイムストレンジャー』リリース直後からSteam同接「5万人超え」。デジモン数シリーズ最多・3Dモデル全刷新の大型新作が好発進
バンダイナムコエンターテインメントはPS5/Xbox Series X|SおよびSteam向けに、『デジモンストーリー タイムストレンジャー』をリリース。本作はリリース間もなく多くのユーザーがプレイしている。

バンダイナムコエンターテインメントは10月2日にPS5/Xbox Series X|S向けに、10月3日にはSteamに向けて、『デジモンストーリー タイムストレンジャー』をリリースした。本作はSteamにて同時接続プレイヤー数が5万人超えを記録するなど、盛況を博している。
『デジモンストーリー タイムストレンジャー』はテレビアニメとして放送されていた「デジタルモンスター(デジモン)」シリーズのゲーム化作品最新作だ。『デジモンストーリー』シリーズの流れを汲むゲームとなっている。デジモンはデジタルワールドと呼ばれるネット上の空間に生息する架空の生命体。その形態はさまざまで、人間のような姿や動物のような姿などがある。
本作では時空と世界を超えて、「過去と未来」「人間世界と異世界」「人間とデジモン」といった2つの相反する要素を跨ぐことになる。主人公は秘密組織「ADAMAS」のエージェントであり、超常現象の調査/解決を専門とする。崩壊が迫っている世界を守るため、新宿・秋葉原を中心とした「人間世界」と「デジタルワールド・イリアス」のふたつの世界を跨いで旅をする。なお、登場するデジモンはシリーズ最多となる450体以上おり、新旧のデジモンに出会うことができる。

そんな本作は今年2月に発表され、10月2日にPS5/Xbox Series X|S向けに発売された。Steam向けには時差の関係で10月3日に登場。リリース後はさっそくSteamにユーザーが大挙している様子もうかがえる。SteamDBでは配信開始時刻からすぐさまうなぎ登りにプレイヤー数が増加。本日11時ごろにはピークとなる5万4446人の同時接続プレイヤー数を記録している。あくまでSteamに限った記録であるため、PS5とXbox Series X|Sで遊んでいるプレイヤーを合算すると、さらに多くのプレイヤーが遊んでいることだろう。
本作は発表以来多くのユーザーがSNS上などで反応を見せており、無料体験版の配信に際しても、告知投稿が多くのいいね/RPを集めるなど、注目されているタイトルであった。『デジモンストーリー』シリーズとしては『デジモンストーリー サイバースルゥース ハッカーズメモリー』以来の完全新作であり、待望のリリースということもあって、発売直後から多くのプレイヤーが集っているのだろう。

なおSteamユーザーレビューではいわゆる“稼ぎ用”のDLCである「アウターダンジョン」が豪華版特典に含まれていない点を批判するレビューもあり、本稿執筆時点で約320件中好評率が77%の「やや好評」ステータスとなっている。とはいえゲーム内容の評価は上々。本作ではシリーズ最多となる数多くのデジモンが登場しており、それぞれ最新タイトルとして上質なアニメ風3Dグラフィックで表現されている。なお3Dモデルはすべて本作のために作り直されたという(ファミ通.com)。好みのデジモンと触れ合える点や、作り込まれた現代都市とデジタル世界を股に掛けるストーリー・演出なども持ち味で、好評を博している。
このほか本作では16種にわたってデジモンの性格が追加されたほか、プレイヤー能力として「エージェントスキル」が登場。特定の性格を持つデジモンの能力を引き出したり、進化条件を緩和させるなどといった効果があり、同じデジモンでも違った育成やスタイルになることもあるだろう。ゲームプレイ面ではそうした選択肢の多さにも評価が集まっている。レビュー言語の内訳を見るにグローバルな人気もうかがえる(SteamScout)。本編にセーブデータを引き継ぎ可能な無料体験版も用意されており、興味のある人は試してみるのもいいだろう。
『デジモンストーリー タイムストレンジャー』はPC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S向けに発売中だ。