『ファイナルファンタジータクティクス – イヴァリース クロニクルズ』Steam同接ぐんぐん伸びて2万人超え。現代化orオリジナルそのままの“二刀流”が功を奏す

スクウェア・エニックスは9月30日にコンソール向けに、10月1日にSteam向けに『ファイナルファンタジータクティクス – イヴァリース クロニクルズ』をリリース。本作はさっそく盛況を博している。

スクウェア・エニックスは9月30日にコンソール向けに、10月1日にSteam向けに『ファイナルファンタジータクティクス – イヴァリース クロニクルズ』(以下、イヴァリース クロニクルズ)をリリースした。本作はさっそく多数のプレイヤーを集めているようだ。

本作は、1997年発売のタクティカルRPG『ファイナルファンタジータクティクス』の決定版と銘打たれている。本作の舞台では、太陽と聖印に護られた双頭の獅子が治める国「イヴァリース」が、隣国「オルダリーア」との五十年戦争に敗北。イヴァリースでは、前王を継いで即位することになった2歳の王子の後見人の立場を巡った「獅子戦争」が勃発。本作ではその獅子戦争の真実を探る旅に出ることとなる。

『イヴァリース クロニクルズ』ではグラフィックスの進化、UIの全面一新、現代版として大きく加筆・調整されたフルボイス対応のストーリーを楽しめる「エンハンスド」を収録。さらにオリジナル版をできるだけ忠実に再現したという「クラシック」も用意されている(関連記事)。

本作は今年6月5日、「State of Play」にて発表。そして9月30日に各種コンソール向けに、10月1日にリリースされた。そんな本作はリリース後からさっそく多くのプレイヤーを集めており、本稿執筆時点でも増加傾向にある。SteamDBによれば、現時点で同時接続プレイヤー数は2万人を突破している。グラフの形を見る限りではこれからもプレイヤーが増加することが見込まれており、さらにプレイヤー数は伸びていくだろう。

多くのプレイヤーを集める本作は、ユーザー評価面でも好調模様だ。現時点では約320件のレビューが寄せられており、そのうち83%が好評とする「非常に好評」ステータスを得ている。現代版としてボイスが実装された本作では、物語への没入感が上昇。さらにストーリーには加筆・調整が施されているため、より理解しやすく物語が楽しめる。現代向けにさまざまな変更が加わっている点が人気を博している。また「クラシック」モードの存在に当時のファンが喜びの声を寄せる様子も見られ、両モードがそれぞれ評価を受けている格好だ。

このほかエンハンスドではUIをすべての面でリニューアル。刷新後のUIデザインや、テキストに手が加えられキャラ同士の会話の雰囲気が変わったことなどは賛否を分けているものの、一定の評価を受けている。

特にバトルUIではダメージ予測がわかりやすく表示され、移動のやり直しにもアクセスしやすくなるなど、ゲームプレイが快適になっている。そのほか敵味方の行動順が把握できる「コンバットタイムライン」、真上からユニット位置を把握できる「タクティカルビュー」などといった新機能も追加されており、名作ターン制戦略ゲームがさらに遊びやすく蘇ったかたち。ベースが28年前の作品であり、“リメイク”ではない点を踏まえるとかなりの盛り上がりとなっており、さっそく多くのプレイヤーの支持を集めているようだ。

ファイナルファンタジータクティクス – イヴァリース クロニクルズ』はPC(Steam)/Nintendo Switch/Nintendo Switch 2/PS5/PS4/Xbox Series X|S向けに販売中だ。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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