マルチ対応メカアクション『デモンエクスマキナ タイタニックサイオン』無料大型アプデがサプライズ配信。新ボス“前倒し”実装、オンライン時ロード短縮などいろいろテコ入れも
マーベラスは9月25日、『デモンエクスマキナ タイタニックサイオン』に向けて無料アップデートVer.1.1.0を配信した。さまざまな調整・修正がおこなわれているほか、追加ボスが前倒しで実装される大規模な内容になっている。

マーベラスは9月25日、『デモンエクスマキナ タイタニックサイオン』に向けて無料アップデートVer.1.1.0を配信した。フィードバックを受けたさまざまな調整・修正がおこなわれているほか、追加ボスが前倒しで実装される大規模な内容になっている。
本作は、アーセナルと呼ばれるアーマースーツを身に纏って戦うメカアクションゲーム『DAEMON X MACHINA』シリーズの最新作だ。ソロプレイのほか、オンライン協力プレイにも対応する。舞台となる世界では、人間以上の存在となった人類アウターが住まう空の楽園ガーデンと、人間が住まう地上に隔てられており、アウターによる軍事政権・統制局による支配が続いている。プレイヤーはガーデンから地上に落ちた主人公として反乱組織・解放旅団と共に、統制局に立ち向かう。

本作ではミッション制だった前作から大きく変わって、広大なフィールドをシームレスに駆け巡りながら攻略を進めるゲームサイクルに変化。またメカは巨大なロボットからパワードスーツサイズにまで変化している。多彩な兵装を駆使し、敵となる攻性生物イモータルや統制局の刺客などを撃破していくのだ。
本作は9月5日に発売され、Steamではすぐさま同時接続プレイヤープレイヤー数が1万人を突破する盛況を見せた。一方でSteamユーザーレビューは伸び悩み、本稿執筆時点で約1200件中好評率が65%にとどまる「賛否両論」ステータスとなっている。
本作では、オンライン接続時にファストトラベル後の読み込み時間が長くなる現象が発生。またスピーディな戦闘に反してカメラの追従速度の遅さのほか、扱いやすいパーツが限定されておりビルドの幅が狭いといったバランス面での課題もある。メカをまとってオープンフィールドで戦闘を繰り広げるコンセプトは一定の評価を受けつつも、荒削りな部分が指摘されてきたかたちだ。
一方で発売後にはプロデューサーレターとして、不具合やフィードバックについて調整をおこなうことが表明されていた。そして今回第1弾無料アップデートが実施。フィードバックを踏まえた調整・不具合修正がおこなわれている。まずはオプションにカメラ加速度および慣性の強度を調整する項目を追加。カメラ感度設定についても、上下と左右で別々に調整できるように変更された。またオンラインでのロード時間改善のため、他プレイヤーの残骸の表示数が調整されているとのこと。通信頻度も調整されたそうだ。
このほか10月3日に配信予定だった新たなボス「グラオザームRT:Ω」が前倒しでサプライズ実装。不具合修正もさまざまおこなわれる大掛かりなアップデートとなっている。ちなみに運ぶのがかなり面倒といった不満も散見された「急募!重いコンテナ運びができるアーセナル」等のサイドオーダーにおける、コンテナの配置箇所の調整も実施されているそうだ。

フィードバックを取り入れてさまざまな調整・修正がおこなわれた本作。今後もライブサービスが予定されており、10月3日に無料の衣装DLCが、10月17日にさらなる無料アップデートで追加ボスと衣装DLCが導入される。また11月にはエキスパンションパック「深淵の脅威」が配信予定。12月には無料アップデートで3体の追加ボスが実装される見込みだ。今後の展開で評価が持ち直すかどうかも注目されるところだろう。

『DAEMON X MACHINA TITANIC SCION(デモンエクスマキナ タイタニックサイオン)』は、PC(Steam)/Nintendo Switch 2/PS5/Xbox Series X|S向けに発売中。セーブデータを製品版に引き継ぎ可能な無料体験版が各プラットフォームにて配信中だ。