新作オンラインスケボーゲーム『skate.』なんと一時100万人待ちの“ログイン戦争”勃発。緊急メンテまで実施で混乱模様

Electronic Artsは9月17日、『skate.』を早期アクセスでリリースした。

Electronic Artsは9月17日、『skate.』を早期アクセスでリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア/EA app)/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox Oneで、ゲーム内表示は日本語に対応。基本プレイ無料にて提供されている。さっそく多くのプレイヤーが詰めかけ、サーバーがひっ迫する事態が生じている。

『skate.』は、スケボーゲーム『Skate』シリーズの最新作だ。同シリーズは、2010年発売の『Skate 3』を最後に新作リリースが途絶えていたため、実に15年ぶりの新作となる。オンラインマルチプレイ専用の運営型タイトルとして展開され、1サーバーあたり最大150人のプレイヤーが参加可能。クロスプラットフォームでのプレイに対応する。

本作では、4つのエリアで構成されたサン・ヴァンステルダムを舞台に、物理演算による自由度の高いスケーティングアクションを楽しめる。ミッションのプレイを通じて、かつてはスケーターの楽園だったがとある大企業によって台無しにされてしまった、この街の物語に触れられるという。

本作は2020年の発表後、2022年8月より段階的にプレイテストが開始され、このたび早期アクセスでの配信開始を迎えた。日本時間9月17日2時頃にサービス開始後、Steamだけでも同時接続プレイヤー数が8万人を超えるロケットスタートを記録している(SteamDB)。しかし、たちまちサーバーは満員状態となり、参加には待ち時間が発生することに。ユーザーによるSNSへの投稿も見るに、なかには約100万人待ちになっていたという報告も存在。凄まじい混雑具合からかサーバーへの接続も不安定となり、緊急のサーバーメンテナンスも実施。現時点ではメンテナンスが終了しプレイヤーが復帰し始めているとのことだ。

本作はシリーズ初の基本プレイ無料タイトルとなったほか、PCを含む幅広いプラットフォームでリリースされている。間口が広がり、歴代シリーズファンのみならず多くのプレイヤーから注目を集めている模様。一方で、チュートリアルやミッションで進行不可となる不具合も確認されており、公式フォーラムではユーザーからの報告が相次いでいる。そうした問題からか、Steamにおけるユーザーレビューでは約2500件中41%が好評とする「賛否両論」ステータスとなっている。

前作までのゲームプレイを引き継ぎつつも、運営形態には大きな転換も見られる本作。常時オンライン接続が必要になったものの現時点ではサーバーに関する問題が表立っており、一部シリーズファンから懸念も集まっているようだ。今後の改善や作品の評価については注目されるところだろう。サポート対応については、Xの公式サポートアカウントも確認されたい。

なお本作は現在早期アクセスで配信中。早期アクセス配信期間は未定とされており、Electronic Artsによればおよそ1年後に製品版のリリースに向けた動向があると見込んでいるとのこと。製品版のリリース後も基本プレイ無料での運営が維持され、チャレンジやライブイベントが追加されるほか、新機能の実装やゲームプレイの改善などもおこなわれる計画だそうだ。

『skate.』は、PC(Steam/Epic Gamesストア/EA app)/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに、基本プレイ無料で早期アクセス配信中。iOS/Android版も後日配信される予定。

Shion Kaneko
Shion Kaneko

夢中になりやすいのはオープンワールドゲーム。主に雪山に生息しています。

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