『スーパーダンガンロンパ 2×2』にはシリーズ生みの親・小高和剛氏がしっかり携わる。原作スタッフが集結の『ダンガンロンパ』シリーズ最新作

トゥーキョーゲームスの小高和剛氏が監修として本作に携わる。

9月12日に発表された『スーパーダンガンロンパ 2×2』について、ゲームクリエイターの小高和剛氏のほか、多数の原作スタッフが携わることが明らかとなった。

『スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園』は2012年にPSP向けに発売されたシリーズ第2作。南の島を舞台に、学級裁判を通して殺人事件の犯人を暴く“コロシアイ学園生活”が繰り広げられる。謎が謎を呼ぶシナリオが好評を博し、シリーズの中でも特に人気のある作品だ。

『スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園』

スパイク・チュンソフトは9月12日、「Nintendo Direct 2025.9.12」にて『スーパーダンガンロンパ 2×2(ツーバイツー)』を発表した。対応プラットフォームはNintendo Switch/Nintendo Switch 2/PS5/Xbox Series X|S/PC(Steam)で、2026年発売予定。『ダンガンロンパ』シリーズ最新作となる本作では、『スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園』の舞台や登場キャラクターを踏襲しつつ、“被害者と犯人が異なる”完全新作シナリオを収録。また、オリジナル版の原作シナリオも収録されており、刷新されたビジュアルや演出で楽しめるという。

『スーパーダンガンロンパ 2×2』

本作の発表に合わせて公式サイトが公開された。これによると、企画・制作をスパイク・チュンソフトが、開発をジェムドロップが担当。そして、小高和剛氏も監修として本作に携わっているという。

小高和剛氏は『ダンガンロンパ』の生みの親として知られるゲームクリエイターだ。同氏は『ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期』をリリース後、所属していたスパイク・チュンソフトを退社。2018年頃からは新たに設立されたトゥーキョーゲームスに所属し、『超探偵事件簿 レインコード』や『HUNDRED LINE -最終防衛学園-』などの作品でシナリオを手がけている。

小高氏も自身のXアカウントにて『スーパーダンガンロンパ 2×2』の開発体制について言及した。小高氏によれば、『ダンガンロンパ』シリーズ過去作でキャラクターデザインを務めた小松崎類氏や、楽曲を手がけた高田雅史氏も“ガッツリ”と制作に参加。そのほか、シリーズ外伝作品『絶対絶望少女 ダンガンロンパ Another Episode』から小高氏と常に一緒にシナリオを担当してきたという小泉陽一朗氏や、シリーズ第3作『ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期』でトリックの設計を担当したミステリー作家の北山猛邦氏が小高氏と共同でトリック原案を手がけるとのこと。ちなみに、開発のジェムドロップも、トゥーキョーゲームスが手がける『超探偵事件簿 レインコード』などに開発で関わっている会社だ。

『ダンガンロンパ』シリーズについては、IPの権利をスパイク・チュンソフトが保有。小高氏の退社により、ユーザーからは続編の制作が絶望視されていた状況であった。一方、このたび発表された『スーパーダンガンロンパ 2×2』では小高氏が中心となり、『ダンガンロンパ』シリーズに馴染み深いトゥーキョーゲームス所属のクリエイターたちなど、シリーズファンも安心の布陣で制作されるようだ。久しぶりのシリーズ新作となる本作の続報を待ちたい。

スーパーダンガンロンパ 2×2』はNintendo Switch/Nintendo Switch 2/PS5/Xbox Series X|S/PC(Steam)向けに、2026年発売予定。

【UPDATE 2025/9/13 12:32】
対応プラットフォームを修正

Shion Kaneko
Shion Kaneko

夢中になりやすいのはオープンワールドゲーム。主に雪山に生息しています。

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