『No Man’s Sky』大型アプデの新宇宙船、カスタマイズ自由すぎて船づくり大ブーム化。「メタルギアREX」やお尻ブースト犬など、解き放たれる創造力

国内外のXやRedditの『No Man’s Sky』コミュニティにて、宇宙船を魔改造する人々が続出し賑わいを見せているようだ。

国内外のXやRedditの『No Man’s Sky』コミュニティにて、宇宙船を魔改造する人々が続出し賑わいを見せているようだ。最新アップデート「Voyager」にて実装された自由度の高い宇宙船カスタマイズはコミュニティから好評を集めており、プレイヤーたちはゲームやアニメを題材とした機体や、奇怪な形状をした機体などを作り上げ、各々が思い描くお気に入りの機体を作り上げている。

『No Man’s Sky』は、2016年8月にPC/PlayStation 4向けに発売されたオープンワールド型のアクションゲームだ。のちにXboxやSwitch向けにも発売された。舞台は広大な宇宙となっており、数々の惑星と宇宙がシームレスにつながっているのが特徴だ。プレイヤーは謎の声に導かれ、宇宙の中心を目指して数々の惑星を渡っていく。まったく異なる生命体や気候が見られる惑星を探索して、宇宙の住人達と交流する。そのほか新たな宇宙船を獲得し、宇宙海賊と戦闘するなど、自由に宇宙を冒険可能だ。

そんな本作が8月27日に配信開始した大型アップデート「Voyager」では、新たにコルベット(Corvette)級の宇宙船が実装。多種多様なパーツや、360度自由に回転可能なカメラを用いた宇宙船カスタマイズによる、幅広いカスタマイズ性が注目されていた(関連記事)。Xや本作のRedditコミュニティではアップデート後すぐさま宇宙船を魔改造する人々が続出し、賑わいを見せている。プレイヤーの創造性あふれる作品の一部を見てみよう。

まずRedditユーザーのomniiViirus氏が投稿した「Scorpion(サソリ)」機体は、その奇抜な形状から早速注目を浴びた作品だ。機体の後方部分を折り曲げることでサソリの尾節、そして先端が鋭いパーツを使う事で両手のハサミを忠実に再現している。なお本作を手がけるHello GamesのSean Murray氏も、同氏の機体画像を投稿。その完成度を高く評価しているようだ。

次に本作にてさまざまな制作をおこなってきたユーザーのRay Reynolds氏は、メカデザインでも高い評価を得ている『メタルギア』シリーズに登場する「メタルギアREX」と思われる機体を紹介している。メタルギアREXはレールガンとレドームを備えたモジュールを搭載している、『メタルギア』シリーズを代表する機体のひとつだ。これらの装備は画像の機体においても盛り込まれており、なかなかの再現度。同氏は「Best update ever(最高のアップデートだ)」とコメントしている。

また国外においても高評価を得ている日本のSFアニメ「カウボーイビバップ」から、代表的なビバップ号とソードフィッシュIIを制作したユーザーも現れた。RedditユーザーのLemo0na_lush氏は本アップデートで母艦となるビバップ号を制作したようで、アプデ以前から本作で入手可能であった戦艦機体を赤色に着色し、ソードフィッシュIIに見立てているようだ。

ビバップ号(左)/ソードフィッシュII(右)

さらに「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズのミラノ号、「スター・ウォーズ」シリーズのスター・デストロイヤーと、人気映画の宇宙船を再現するユーザーもみられる。機体の外装は細部に至るまで忠実に再現されているようで、宇宙全体を股にかける両映画シリーズのファンにはたまらない内容となっている。なおスター・デストロイヤーの後方には、本作に以前から実装されていたスペース・アノマリーが、まるで「スター・ウォーズ」シリーズに登場するデス・スターのように映り込んでいる。

また宇宙とはあまり関連性がないにも関わらず、映画「ロード・オブ・ザ・リング(指輪物語)」シリーズに登場する「サウロンの目」を再現する人も現れた。RedditユーザーのAcoupleofIrishfolk氏は同作に登場する「サウロンの目」が宿る塔を丸ごと再現した機体を紹介。宇宙船ではなく、もはや塔がそのまま宇宙を飛び回っている奇妙な状態はコミュニティの注目を集めている。

再現度の高い機体の数々のほかには、RedditユーザーのIcyManipulator69氏が投稿したような可愛らしい機体も見受けられる。同氏が投稿した機体はその外見が四足歩行の犬のような形をしている。尻尾の下につけられたお尻からジェットエンジンが噴射する姿は、そのシュールさからRedditコミュニティの笑いを誘っているようだ。

ここまで本稿で紹介したのはコミュニティで制作された機体のごく一部。アップデートからわずか1日で多種多様な機体が作られており、国内外の『No Man’s Sky』コミュニティが賑っている。開発元Hello Gamesの創設者Sean Murray氏も国内外のユーザー制作機体に反応を示しており、それぞれ機体づくりの参考にしたり、あるいは誰も作っていないような独創的な機体を生み出してみるのもいいだろう。

なお本作はマルチプレイ対応。今後は自由度の高い機体の数々が本作の大宇宙を飛び回っていくとみられ、プレイしていれば、これらの機体とゲーム内ですれ違うこともあるかもしれない。盛り上がりを見せるコミュニティと宇宙空間の今後にも注目したい。

『No Man’s Sky』はPC(Steam/Microsoft Store/GOG.com)/Nintendo Switch/Nintendo Switch 2/PS4/PS5/Xbox Series X|S/Xbox One向けに発売中。Xbox Game Pass(PC/コンソール/クラウド)向けにも提供されている。

Mayo Kawano
Mayo Kawano

豪州在住の薬剤師およびにゲーム翻訳者。サバイバルクラフトゲームを主食として、ステルスゲームはデザートとする。

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