灯台怪異探しホラー『P1: Anchor Light』発表、Steamで9月9日配信へ。“音楽”が止まったら動いてはいけない、緊迫静寂ホラー
パブリッシャーのPerp Gamesは8月27日、Deadbolt Interactiveが手がけるホラーゲーム『P1: Anchor Light』を発表した。

パブリッシャーのPerp Gamesは8月27日、Deadbolt Interactiveが手がけるホラーゲーム『P1: Anchor Light』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S。発表と同時に各プラットフォームのリリース予定日も公開され、PC(Steam)向けには9月9日、PS5向けには10月14日、Xbox Series X|S向けには11月11日にそれぞれリリース予定となっている。
『P1: Anchor Light』は、灯台に潜む怪異を捕まえるホラーゲームである。プレイヤーは何者かが潜む灯台で、その正体を特定し、対処しながら頂上を目指すことになる。灯台の内部は、一見すると豪華な内装が施された安全な場所のように見える。しかし、この場所では過去に何人もの人々が姿を消してしまったようで、何か危険な存在が潜んでいることは間違いない。プレイヤーはどんな些細な異常も見落とさぬよう神経を研ぎ澄まし、怪異に気づかれないようにしながら調査を進め、その正体を暴かなければならない。

ゲームプレイに関しては本稿執筆時点で判明していることは多くはないが、迫りくる怪異から身を潜めつつ、それに対処しなければならないといったものだと思われる。灯台の中は豪華な家具や装飾で溢れており、階層が分かれている模様。ひとつひとつの階を攻略して、頂上を目指すことが目的となるのだろう。灯台内では豪華な暮らしぶりを象徴するかのように、蓄音機のようなくぐもった音楽も流れている。怪異は音を頼りにプレイヤーを探すようで、音楽が流れている間は比較的安全のようだ。
ただし、音楽は止まることもあるようだ。あたかも赤信号と青信号が切り替わるような仕組みで、音楽が止まったら動きを止めて息を潜めなければならない。探索をおこなうことになる灯台は古いため、慎重に動いたとしても床がきしんでしまうこともあるようだ。細心の注意を払う必要があるだろう。

灯台内にはところどころにフロッピーディスクが散らばっているという。これはかつて灯台で暮らしていた人々の痕跡であり、怪異の正体に迫るための重要な情報源となるようだ。怪異に気取られないようにしつつ、まずはフロッピーディスクを探すのが攻略の第一歩となりそうだ。
ちなみに、本作はゲームの難度を選択可能で、normal・hard・nightmareの3段階があるとのことである。それぞれの難度別にリーダーボードも用意される見込みで、クリアタイムを競い合うことができるようだ。また、永遠に階層が続くendlessモードも存在。こちらでは何階までたどり着けたかで競い合うことになる。恐怖に立ち向かうホラーゲームであると同時に、怪異に慣れてしまったプレイヤー向けには競技性も用意されているというわけだ。


本作を手がけるDeadbolt Interactiveは、おもにホラーゲームを手がけるインディーゲームデベロッパーである。過去にはSteamで『Pneumata』をリリースしている。『Pneumata』に寄せられているSteamユーザーレビューの評価は「賛否両論」のステータスながら、演出面は一定の評価を受けていた。なお今回の発表にあわせて海外メディアGameRantが実施したインタビューにおいては、ホラー演出に注ぐ開発者の哲学が語られていた。『P1: Anchor Light』では演出面での同スタジオの持ち味を発揮しつつ、ゲームプレイ面では過去作の反省も活かした作品になるものと思われる。
『P1: Anchor Light』は、PC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S向けに開発中。PC(Steam)向けには9月9日、PS5向けには10月14日、Xbox Series X|S向けには11月11日にそれぞれリリース予定だ。