『No Man’s Sky』史上最大規模アプデ「Voyager」配信開始。新宇宙船はなんと寝室・調理室など拡張カスタマイズ自由自在、船内マルチプレイまで可能で遊び広がる
Hello Gamesは8月27日、『No Man’s Sky』に向けて大型アップデート「Voyager」を配信開始した。

Hello Gamesは8月27日、『No Man’s Sky』に向けて大型アップデート「Voyager」を配信開始した。「Voyager」は宇宙船のカスタマイズ、宇宙船内でのプレイヤー交流、宇宙空間での宇宙遊泳など、宇宙船に関するギミックを大幅に刷新する内容となっている。また動画内では開発チームの次回作『Light no Fire』にも触れられている。
『No Man’s Sky』は、2016年8月にPC/PlayStation 4向けに発売されたオープンワールド型のアクションゲームだ。のちにXboxやSwitch向けにも発売された。舞台は広大な宇宙となっており、数々の惑星と宇宙がシームレスにつながっているのが特徴だ。プレイヤーは謎の声に導かれ、宇宙の中心を目指して数々の惑星を渡っていく。まったく異なる生命体や気候が見られる惑星を探索して、宇宙の住人達と交流する。そのほか新たな宇宙船を獲得し、宇宙海賊と戦闘するなど、自由に宇宙を冒険可能だ。
このたび配信された大型アップデート「Voyager」では、本作に登場する宇宙船関連のギミックが大幅に刷新されている。まず新たにコルベット(Corvette)級の宇宙船が実装。大きな特徴として、甲板やジェットエンジンなど、ピースごとに着脱や変更が可能となっている。宇宙ステーションにて360度自由に回転可能なカメラを用いて宇宙船の全体像を確認しながら、それぞれ異なるステータス効果を持つピースを組み合わせて、自分好みの宇宙船に改造できるようだ。また、これらの宇宙船ピースは商人たちのトレードを通して獲得することも可能となっている。
さらにコルベット級の宇宙船は居住モジュールによってレーダー室、医療室や寝室など、プレイヤーの好みに応じた内装にカスタマイズすることが可能。レーダー室は惑星に存在するミッションなどを調べて受注したり、調理室ではほかプレイヤーのための料理を振る舞うなど、宇宙船内を居住区として利用するためのギミックに溢れている。なおコックピットも換装可能で、船管理システムを確認できるモニターなどが搭載されているようだ。
コルベット級の宇宙船内部にはほかのプレイヤーを招待することも可能となっており、新たに実装された「オートパイロット機能(自動操縦機能)」で惑星間を移動しているあいだ、物資を調整したり、料理の準備をしたりなど。各々のプレイヤーが好きなように宇宙船内で生活することが可能となる。

さらにコルベット級の宇宙戦は、宇宙船外へとシームレスに移動することが可能。プレイヤーは宇宙船を宇宙空間に停泊させたのち、無重力に身を委ね、星々の輝きを直に感じる宇宙遊泳を楽しむことができる。また大気圏内に停泊させて宇宙船外に飛び出し、スカイダイブ降下を楽しむことも可能だ。
Hello GamesのSean Murray氏は同日に投稿された公式動画にて、この度の大型アップデートについて開発過程は「過去最大規模の内容だった」とコメントしている。惑星間を移動中の宇宙船内をカスタマイズできるようにするためには、ゲーム全体を大幅に調整する必要があったとのこと。また動画内ではHello Gamesの次回作『Light no Fire』にも触れられており、本アップデートのギミックが使用されていることが明かされた。『Light no fire』では船を使って船員たちと海を渡ることが出来ることが言及されており、次回作の探索要素にも注目が集まる内容となっている。

また本アップデートでは全プラットフォームに向けて、コントローラーのボタン配置を変更する「ボタン割り当て」機能が実装。さらにガラスなどの半透明の物質描写にも調整が加えられ、より美麗なグラフィックへと変更された。パフォーマンス面の向上を目的としてNVIDIA DLSS 4への対応など、大規模なアップデート内容となっている。詳細が気になる人は公式パッチノート(英語)を参照されたい。
『No Man’s Sky』はPC(Steam/Microsoft Store/GOG.com)/Nintendo Switch/Nintendo Switch 2/PS4/PS5/Xbox Series X|S/Xbox One向けに発売中。Xbox Game Pass(PC/コンソール/クラウド)向けにも提供されている。