大作オープンワールド『紅の砂漠』ボス戦あり探索ありのゲームプレイ映像たっぷりお披露目。発売時期は少し延期

Pearl Abyssは8月15日、『紅の砂漠』の約13分間にわたるゲームプレイ映像を公開した。あわせて発売時期が2026年第1四半期に変更されている。

Pearl Abyssは8月15日、『紅の砂漠』の約13分間にわたるゲームプレイ映像を公開した。本作の対応プラットフォームはPC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S/Mac App Store。あわせて発売時期が2026年第1四半期に変更されている。

『紅の砂漠』は、MMORPG『黒い砂漠』の開発・運営で知られるPearl Abyssが手がける、オープンワールドアクションアドベンチャーゲームだ。舞台となるのは、戦乱の中世ファンタジー世界「ファイウェル大陸」。この地では、大陸を統一したデメニス王が病床につき、各勢力が独立を企んでいた。本作の主人公クリフは、そんな世界で気性の荒い傭兵たちを統率。自らも一人の戦士として成長しながら、小さな傭兵団を率いて世界へ立ち向かうことになる。傭兵が痛みを抱えながらも時代を生き抜く、成長と挫折の物語が描かれるという。

今回海外メディアを通して公開されたのは約13分間のゲームプレイ映像だ。本日8月20日から8月24日までドイツ・ケルンで開催されるゲームイベント「gamescom 2025」に出展されるプレイアブルデモの内容を含んだものとのこと。

このデモでは、主人公のクリフが敵の勢力によって占領されつつある城の奪還作戦が描かれている。ミッションの中ではカットシーンが挟まることがあるが、そこから戦闘へとシームレスに移行するほか、NPCとの会話からフィールド上での行動へと自然に進行する。昼夜そして屋内外のさまざまなロケーションにおける美しいグラフィックも特徴、戦闘中にプレイヤーキャラや敵の攻撃によって光の粒子が飛び交う様子も印象的だ。空中での滑空やグラップリングフックを使った立体的なアクションにより、オープンフィールドを活かした没入感の高いプレイ体験が得られるのだろう。

ところで、本作は2019年当初、『黒い砂漠』の世界観を受け継いだMMORPGとして開発されていたが、その後2020年12月にはシングルプレイ中心のオープンワールドアクションアドベンチャーゲームへと方針転換することが発表された。一方で、このとき2021年冬と発表されていた発売時期はその後無期限で延期。そして2024年12月には2025年下半期に発売予定であることが改めて発表されていた。

そうしたなかでPearl Abyssは8月20日、gamescom 2025への出展にあわせて、新たな発売時期を公表。2026年第1四半期の発売を目指していることが明かされた。本作の発売時期を巡っては、先日行われた同社の2025年第2四半期の決算説明会においても、『紅の砂漠』の発売時期を再度延期することが投資家向けに伝えられていた。音声収録やコンソールの審査、流通などに想定よりも時間がかかってしまったことなどが要因だという(Gematsu)。

今回発売時期の延期が決定したものの、新たに公開されたゲームプレイ映像を見るに、着実に開発が進んでいることもうかがえる。具体的な発売日はまだ明かされていないため、続報を待ちたい。

紅の砂漠』はPC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S/Mac App Store向けに、2026年第1四半期発売予定。

Shion Kaneko
Shion Kaneko

夢中になりやすいのはオープンワールドゲーム。主に雪山に生息しています。

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