“圧倒的に不評”だった『モンスターハンターワイルズ』Steam版の「最近のレビュー」ステータスが“やや不評”に変化。改善の取り組み続くなかで

『モンスターハンターワイルズ』のSteamユーザーレビューの、最近のレビューのステータスが「圧倒的に不評」から「やや不評」に変化した。

モンスターハンターワイルズ』のSteamユーザーレビューにて、最近のレビューのステータスが「圧倒的に不評」から「やや不評」に変化した。海外メディアGamesRadar+が伝えている。

本作は、ハンティングアクションゲーム『モンスターハンター』シリーズの最新作だ。PS5/Xbox Series X|S/PC(Steam)向けに2月27日に発売された。「禁足地」を舞台に、刻一刻と変化を見せるフィールドでの狩猟が繰り広げられる。

本作Steam版は、アップデート後の動作の不安定さなどへの批判が発端となり、一部ユーザーからゲーム内容や調整方針などへの不満が噴出することに。30日間のレビューから算出される最近のレビューステータスが、「圧倒的に不評」まで落ち込む事態になっていた。そうした状況もあってか、カプコンは2026年3月期第1四半期の業績発表において、本作のリピート販売本数が想定を下回ったことを伝えていた(関連記事)。

そんな本作Steam版の最近のレビューステータスが「やや不評」に改善を見せている。Wayback Machineで確認できる限り、7月26日時点では1万8785件中好評率が13%にとどまる「圧倒的に不評」ステータスであった。一方で本稿執筆時点では6519件中好評率が21%の「やや不評」ステータス。いわゆる“レビュー爆撃”のように不評が殺到していた時期が集計範囲外になったこともあってか、集計対象のレビューの母数は減りつつも、好評率は少し高まっている格好だ。

なお本作ではこれまでフィードバックレポートとして、ユーザーの意見・要望に対する開発チームの対応状況が報告されてきた。対応済みのものから、今後の対応予定が示されるものまでその内容はさまざま。そうした施策もあってか、最近のレビューにおける好評率はほんのりと改善を見せつつあるようだ。

ちなみに明日8月13日にはVer.1.021アップデートが予定されており、当初9月末のタイトルアップデート第3弾で実装予定であったエンドコンテンツの拡張が前倒しでおこなわれることが明かされている(関連記事)。新たな高難易度クエスト群と、同クエストの報酬として「ランダムで複合スキルが付与される新たな護石」が実装されるという。

エンドコンテンツのボリューム不足はユーザーの不満が散見された点のひとつであり、フィードバックを受けて優先的に開発が進められた可能性もありそうだ。とはいえ引き続きSteamユーザーレビューでは不評が数多く投じられており、一部ユーザー間では批判も見受けられる。明日のアップデート後も含め、今後順調に持ち直していくかどうかは注目されるところだろう。

モンスターハンターワイルズ』はPC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S向けに発売中。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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