大人気“何でも破壊”サンドボックス『Teardown』まさかのマルチプレイ実装へ。協力プレイ&4対4バトルどどんと登場、みんなでぶっ壊し放題
Tuxedo Labsは泥棒サンドボックスゲーム『Teardown』に向けて、近日中にマルチプレイを実装予定と発表した。

デベロッパーのTuxedo Labsは『Teardown』に向けて、近日中にマルチプレイを実装予定と発表した。本作の対応プラットフォームはPC(Steam)/PS5/Xbox Series X|Sで、ゲーム内は日本語表示に対応している。
『Teardown』は破壊をモチーフとしたサンドボックス・アクションゲームだ。本作の世界はボクセルでできており、物理演算に基づいてあらゆるオブジェクトを破壊可能。プレイヤーはハンマーや銃火器、車両などさまざまな道具を活用して、環境を破壊していくことになる。

本作は一人称視点および三人称視点でプレイ可能。ゲームモードは複数存在しており、キャンペーンモードでは経営不振の解体業者の社長として、怪しげな人物から舞い込む仕事をこなしていく。仕事は強盗などが多く、基本的に違法なものばかり。強盗案件では壁や床を破壊して強引にブツを盗むことになるが、防犯センサーが反応してから60秒以内にクリアしないと失敗となる。あらかじめ移動ルートを作っておき、大胆かつ繊細な破壊工作をおこなうのだ。
そのほかのモードとしてはサンドボックスなどが存在。サンドボックスモードでは特に目標はなく、自由に歩き回って破壊を楽しむことが可能。さらに壊すだけでなく、好きなところにボクセルを設置して建築をおこなうこともできる。そのほかMod機能にも公式で対応しており、Steamワークショップよりステージや破壊道具などユーザー制作のコンテンツを導入可能となっている。

本作は2020年よりSteamにて早期アクセスが開始され、2022年4月に正式リリースされた作品だ。Steamユーザーレビューでは、本稿執筆時点で約10万4000件中95%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得。物理演算を活用したリアルな破壊描写や、思考力を問われるパズルステージの存在などが好評を得ている。
本作のキャンペーンモードは自由度の高いパズルゲームのようなステージが多く、クリアには創意工夫が必要になることも。一方のサンドボックスモードには特に制限はなく、心おもむくまま破壊を楽しむことができる。こうしたモードごとに異なる遊び方ができるところが、幅広いタイプのユーザーを惹きつけているようだ。

そんな『Teardown』に、ついにマルチプレイが実装されると発表された。マルチプレイではキャンペーンやサンドボックスが協力して遊べるほか、新たにチームデスマッチが追加。銃火器や爆発物、車両などを活用した4対4のバトルが可能になるという。建物ごと敵を吹き飛ばすような、豪快な戦いが繰り広げられるようだ。またマルチプレイでもModは使用可能となる予定。まずはSteamのExperimental Branch向けに機能を限定した状態で実装され、後にコンソール版を含め正式に実装される予定だという。
本作は2022年の正式リリース後も開発が継続され、複数のDLCが配信されてきた。また無料アプデも定期的に配信され、追加キャンペーンの実装や日本語を含む多言語への対応、三人称視点の導入などが実施されてきている。そうしたなかで、リリース当初から要望が多かったというマルチプレイが、無料アプデとして近日中に実装されることが明らかにされたかたちだ。
ちなみに7月2日に本作の公式Xアカウントより、本作コンソール版のパブリッシャーがSaber InteractiveからCoffee Stainに交代したことが発表されている。マルチプレイ機能は新体制下での実装となる模様だ。具体的な配信日時など、続報も期待されるところである。
『Teardown』はPC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S向けに配信中だ。ゲーム内は日本語表示に対応している。またSteam版は現在開催中のサマーセールに参加しており、7月11日まで定価の50%オフとなる税込1980円で購入可能である。