『モンスターハンターワイルズ』、不具合の“お詫び”として「重鎧玉&ギルドポイント」配布開始。珍しめ対応
カプコンは7月2日、『モンスターハンターワイルズ』にて発生していた調査クエストの不具合に関して謝罪。“お詫び”として重鎧玉などの全体配布がおこなわれるという、珍しい対応がとられている。

カプコンは7月2日、『モンスターハンターワイルズ』の調査クエストの不具合に関して謝罪をおこなった。タイトルアップデート第2弾適用前に保存された調査クエストにて、モンスターサイズが変動する不具合が確認されているという。そして“お詫び”として重鎧玉などの全体配布がおこなわれるという、珍しい対応がとられている。
本作に向けては6月30日よりタイトルアップデート第2弾が配信開始。ラギアクルスおよびセルレギオスが追加モンスターとして実装されたほか、武器の重ね着が可能に。またバランス調整もさまざまおこなわれている。
そんなタイトルアップデート第2弾では残り回数が1回の調査クエストの受注時にモンスターサイズが変動する不具合が修正。しかし同アップデート適用前に保存された調査クエストにおいては、引き続きモンスターサイズが変動する不具合が発生する状況だという。公式によると、調査・検討を行なった結果、早期の復旧は困難であると判断。8月初旬配信予定のVer.1.021アップデートにて復旧をおこなうべく、対応が進められているとのこと。
このほか今回のアップデートではハンターランクが高くなるにつれて最小サイズのモンスターと遭遇しづらくなる点が解消。先述した不具合修正とあわせて、いわゆる金冠サイズのモンスターを狙いやすくなっていることだろう。
そして今回の不具合についてのお詫びとして、ギルドポイント3万ptsと重鎧玉10個が全体配布されている。受け取り期間は10月1日9時まで。まとめて入手しづらい重鎧玉を含めた豪華な内容となっており、不具合のお詫びとして配布されるのは珍しい対応といえる。
今回の対応と関連するかどうかは不明ながら、最近になって本作の一部ユーザー間ではアップデート方針などを巡って批判も渦巻いている状況がある。そうした中でSteamユーザーレビューには低評価レビューが殺到し、いわゆるレビュー爆撃のような様相となっている。6月19日以降に寄せられた不評レビューは本稿執筆時点で約1万1000件。タイトルアップデート第2弾後もその勢いは増している状況だ。

こうした事態を公式も重く見ているのかもしれない。先述したとおり調査クエストのモンスターサイズが変動する不具合自体はタイトルアップデート第2弾にて修正済み。しかし過去の不具合の復旧が遅れる点への謝罪が伝えられるとともに、お詫びとしてゲーム内リソースが全体配布されることとなった。
なお先述のとおり復旧については8月初旬のVer.1.021アップデートにておこなわれる見込みで、そのほか不満が寄せられている点についても今後のアップデートで随時対応はおこなわれることだろう。今後混乱が収束するかどうかも注目される。
『モンスターハンターワイルズ』はPC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S向けに発売中。
【UPDATE 2025/7/2 15:29】
記事見出しを修正