ローグライトアクション『Soulstone Survivors』満を持して正式リリース、キャラ&ボイス追加アプデとともに。100万本売れた人気の「ヴァンサバ系」

Game Smithingは日本時間6月18日、ローグライトアクションゲーム『Soulstone Survivors』を正式リリースした。本作は好評を獲得し、100万本の売上も達成している人気作だ。

デベロッパーのGame Smithingは日本時間6月18日、ローグライトアクションゲームSoulstone Survivorsを正式にリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)/PS5/Xbox Series X|S。ゲーム内は日本語表示に対応している。

『Soulstone Survivors』は多彩なスキルや武器を組み合わせて独自の戦い方を構築するローグライトアクションゲームである。『Vampire Survivors』などに代表される見下ろし視点の弾幕オートシューターアクションだ。プレイヤーは「Void Hunter」として敵の大群を撃滅し、巨大なボスと戦いながら、神にも等しい力を手に入れることを目指す。プレイアブルキャラクターは22人、アクティブ・パッシブを合わせて350以上のスキルと、100以上の武器が実装済みで、何度も繰り返し遊ぶことができる作品だ。

本作は日本時間2022年11月8日に早期アクセス配信を開始。リリース直後にはSteam同時接続プレイヤー数がピーク時に約1万9000人ほどに及ぶほどの人気を集めた(SteamDB)。本稿執筆時点でSteamユーザーレビューは約2万1000件、そのうち91%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。早期アクセス配信の段階ですでに100万本以上を売り上げている人気作が、満を持しての正式リリースを迎えたかたちだ。

正式リリースにあたり、大規模なアップデートもおこなわれた。新たに2種類のキャラクターが追加されたほか、既存のキャラクターのうちアーティファクトが実装されていなかった12人分のアーティファクトを追加。ゲームシステム、操作方法、UIなど細かな改善も多数おこなわれている。そして新たに各キャラクターの個性を演出するボイス付きの台詞が2500以上も実装された。音声は英語のみとなり、一部の字幕のローカライズは追いついていないとのことだが、今後数週間のうちに実装される見込み。台詞を通じて、これまでよりも世界やキャラクターを深く知ることができるだろう。

新しく追加された2キャラクターは「The Machinist」と「The Samurai」。The Machinistは小さな身体をしているが、搭乗型のメカを駆使して戦う。強大な敵に対し一点集中でダメージを与えるビームや、迫りくる敵の群れを一気に殲滅する広範囲攻撃が可能だ。

The Samuraiは何十年もの修練を積んだ熟練者で、自らの内側に悪魔を封じており、その悪魔をコントロールして敵を倒すことができる。また、複数ある刀によって違ったスタイルの戦闘が可能。具体的な性能についてアップデート内容に記述はないが、スキル名からは多段攻撃や貫通攻撃、炎による範囲攻撃などがあることが読み取れる。

本作を手がけたGame Smithingは、2022年に設立されたインディーゲームデベロッパーである。Allan Smith氏とAlex Sandro Marinho氏の2人で本作の開発を開始し、現在の開発チームには10人が在籍。本作がSteamでリリースした初めての作品だ。なお本作の姉妹プロジェクトとして『Rogue Soulstone』という3Dローグライトアクションも発表されており、2022年にはトレイラーもリリースされているが、プレスリリースによればプリプロダクション段階にあるとのこと。おそらく、本作が予想以上の成功を収めたために、現在は本作のほうに注力しているのだろう。

『Soulstone Survivors』はPC(Steam/GOG.com)/PS5/Xbox Series X|S向けに配信中。Epic Gamesストア向けには後ほどリリースされるようだ。Steamでは現在セール中で、6月27日までの期間限定で定価の35%オフとなる税込1105円で購入可能だ。その他、価格はプラットフォームごとに異なるため詳細はストアページを参照されたい。

Naoto Morooka
Naoto Morooka

1000時間まではチュートリアルと言われるようなゲームが大好物。言語学や神話も好きで、ゲームに独自の言語や神話が出てくると小躍りします。

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