ヘンテコ博物館経営シム『ツーポイントミュージアム』に無料アプデが登場。「行方不明者」を展示できる新アイテムや、“レア展示品”が手に入れやすくなる調整など、変更いろいろ
セガは6月11日、『ツーポイントミュージアム』PC版に向けアップデートを配信。「行方不明者」を展示できるアイテムの追加や、バランス調整などがおこなわれている。

セガは6月11日、Two Point Studiosが手がける『ツーポイントミュージアム』PC版に向けて、無料アップデート3.0を配信開始した。同アプデは「行方不明者展」がテーマとなっており、行方不明になったスタッフを讃える新たな展示品などが追加されている。
『ツーポイントミュージアム』は駆け出しの学芸員となり、博物館を運営するシミュレーションゲームだ。対応プラットフォームはPC(Steam)/PS5/Xbox Series X|Sで、Epic Gamesストアでも6月27日より配信予定。またNintendo Switch 2向けにも2025年内に発売予定だ。ゲーム内は日本語表示および音声に対応している。

本作には先史時代や海洋生物など、5つのテーマが設定された博物館が用意されている。プレイヤーはそれぞれの博物館を運営しつつ展示物や装飾品を自由に配置し、オリジナルの博物館をデザイン。スタッフを遠征に送り出して展示品を集め、お客さんの満足度を高めて自分だけの最高の博物館を目指す。
スタッフは育成することができ、レベルを上げたりスキルを習得させたりすることで能力が上がっていく。しかし本作の遠征先は危険に満ちており、ときにスタッフが行方不明になることも。またスタッフの満足度が下がりすぎると辞職してしまうなど、スタッフのマネジメントも本作の重要な要素となっている。
本作はSteamでは今年の3月に発売された作品だ。Steamユーザーレビューでは本稿執筆時点で約4500件中94%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。「ヘンテコ博物館経営シム」と謳われる本作は、よく見ると来館客や展示品が“ヘン”な動きをしているなど、ユーモラスな演出も多い。一方、客の動線を意識した配置を考えるなど、しっかり経営シムとして遊ぶことも可能。気楽にも真面目にも遊べるシミュレーションゲームとして、プレイヤーから好評が寄せられている。

そんな『ツーポイントミュージアム』のPC版に向けて、今回無料アップデート3.0が配信された。同アプデは「行方不明者展」がテーマとなっており、新たな展示物「行方不明者の記念碑」が追加されている。この展示物はスタッフが行方不明となった際に、博物館に贈られるアイテムだ。スタッフの名前と勤続期間、そして行方不明になった場所が刻まれている。無念の失踪を遂げたスタッフの、かつての活躍を偲ぶことができる記念品である。ちなみにいらない場合は売却することも可能だ。
また同アプデではポスターやスタッフの特性が複数追加され、ゲームの遊びやすさを向上する調整も実施。たとえば手に入りにくい展示物も、一定回数遠征すれば確実に手に入るように。さらにスタッフの獲得経験値が増加し、また収支バランスも調整されているという。アプデは現在Steam版のみの適用となっており、PS5/Xbox Series X|S版向けには6月16日以降に順次配信予定とのことだ。
ちなみに発表では、今後のアップデート予定も公開されている。直近では期間限定の無料アプデ「サマーアップデート」が順次配信予定。夏に関連したアイテムや遠征先などが実装される予定とのこと。さらに6月末には、本編の最終章となる「極寒の博物館」が実装予定とのことだ。また有償のDLCの配信も予定されているとのことで、今後のさらなる展開も期待される。
『ツーポイントミュージアム』はPC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S向けに販売中。Epic Gamesストア向けには6月27日、Nintendo Switch 2向けには2025年内に発売予定だ。ゲーム内は日本語表示および音声に対応している。