『バイオハザード レクイエム』、ついに「FPSとTPS」いつでも切り替えを実現か。オプションでお好み視点に変えられる
『バイオハザード レクイエム(BIOHAZARD requiem)』では、オプションにて一人称視点と三人称視点を切り替えできるようだ。

カプコンは6月7日、『バイオハザード レクイエム(BIOHAZARD requiem)』を発表し、2026年2月27日に発売すると告知した。対応プラットフォームはPC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S。本作の続報について、海外PlayStation.Blogなどが報じている。
本作は、サバイバルホラーゲーム『バイオハザード』シリーズの最新作。舞台となる合衆国中西部の都市「ラクーンシティ」は政府による“滅菌作戦”で爆破され、無残な姿となっている。主人公は、FBI職員のグレース・アッシュクロフト。原因不明の病気による犠牲者について調査を進めるなかで、母であるアリッサが8年前に死亡したレンウッドホテルを訪れ、過去と向きあうことになるようだ(関連記事)。

本作はゲームイベント「Summer Game Fest 2025」にて発表。同イベントではハンズオフのデモプレイが披露され、その様子を海外メディア各誌が報じている。GamesRadar+によれば、デモプレイはグレースがストレッチャーに逆さまに縛りつけられたトレイラーにおけるカットシーンから開始。ゲームプレイでは一人称視点に切り替わり、閉塞感のある廃病院を舞台にシリーズお馴染みの探索や謎解きが繰り広げられる。
懐中電灯もなく、光源はライター頼み。また敵を引きつけるために瓶を使うなど、デモプレイにおいてはかなり非力な状態で生き延びる必要があるようだ。敵についてはトレイラーでちらりと映っていたおぞましいクリーチャーが登場。巨体でありながら壁や天井裏に隠れ、グレースを追跡してくる存在になっていたとのこと。
このほかPlayStation.Blogも含めて、各誌は本作のオプションメニューについて言及。というのも、デモプレイではオプションを開いて一人称視点から三人称視点に切り替えるところが披露されたという。

『バイオハザード』シリーズといえば、『バイオハザード4』以降は肩越しの三人称視点が採用されてきた。一方で『バイオハザード7 レジデント イービル』および『バイオハザード ヴィレッジ』では一人称視点が採用。ただ『バイオハザード RE』シリーズでは引き続き肩越しの三人称視点になっていた。
その後『バイオハザード ヴィレッジ』ではDLC「ウィンターズ エクスパンション」にて三人称視点でプレイできるサードパーソンモードが実装。従来のファンも遊びやすいモードが追加されたわけだ。そうしたなかで新作『バイオハザード レクイエム』でどちらの視点が採用されるかは注目されていたが、なんとオプションで好きなタイミングで切り替えできるようだ。
没入感のある一人称視点でのプレイと、周囲を把握しやすい三人称視点でのプレイ。近年のシリーズは主にそのどちらか一方で展開されてきたが、本作ではノウハウが結集されるのだろう。ちなみに一人称視点と三人称視点が切り替え可能なゲームではアニメーションや演出がシンプルになりやすいものの、先述した『バイオハザード ヴィレッジ』ではサードパーソンモードでも違和感なくゲームプレイ部分のアニメーションが作られていた。『バイオハザード レクイエム』でも、そうした作り込みが期待される。
『バイオハザード レクイエム(BIOHAZARD requiem)』はPC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S向けに2026年2月27日に発売予定。