『エルデンリング ナイトレイン』、実は“ジャスト回避”が存在する。意外と知らない攻略知識6選

『エルデンリング ナイトレイン(ELDEN RING NIGHTREIGN)』のまだ意外と知られていない操作方法や仕様について紹介していく。

フロム・ソフトウェアは5月30日、『エルデンリング ナイトレイン(ELDEN RING NIGHTREIGN)』を発売した。本作には、まだ意外と知られていない操作方法や仕様が存在しており、本稿ではその一部を紹介していく。

本作は、『エルデンリング』をベースとするサバイバルアクションゲームだ。シングルプレイまたは3人プレイに対応している。プレイヤーは夜の脅威にさらされるリムベルドにて、「夜渡り」として3日間を生き延びなければならない。リムベルドでは挑戦するたびに拠点や敵の場所、入手できるアイテムなどが毎回変化する。過酷な2日間を乗り切り、最終日に待つ「夜の王」との戦いに挑む。

5月30日に発売された本作は、すでに世界累計出荷本数が350万本を突破したことが報告されており、多くのプレイヤーに遊ばれていることが伺える。しかし、ベースとなった『エルデンリング』とは一部操作や仕様などが異なることもあり、まだ広く知られていないものもさまざま存在する。そこで本稿では、SNS上で注目を集めているものを中心に、気づきづらい仕様をピックアップして紹介する。なお操作説明におけるボタンはDualSenseに準拠している。

まずはじめに、マップやピンに関する操作について紹介していく。マップ上のある地点にカーソルを合わせて「R3(右スティック)」を押すことで、ピンを打つことができるのは知っている人も多いだろう。一方で、味方と同じ場所に向かう意思を示したい場合には、実はわざわざマップで味方のピンの上にカーソルを合わせてピンを重ねる必要はない。味方のピンはマップ上だけでなくフィールドにもオーバーレイ表示されるが、この際にピンのほうを見た状態でR3を長押しすることで、味方のピンに重ねてピンを打つことができる。ピンの下に「R3」との表記はあるものの、長押しが必要になる点は気づきづらいかもしれない。

どのロケーションにピンを打ったのかは画面右下に出るアイコンでも表示される。位置が明白な場合にはマップを開いてカーソルを動かさずとも反応できるため、スムーズに足並みを揃えられるだろう。なお、「クイックピン」と呼ばれる機能も存在し、こちらはプレイヤーの現在位置に△+L3で簡易なピンを打つことができるというもの。クイックピンを使えば、マップを開かずとも自分の位置を示すことができるため使いやすい。素早く味方に位置を共有したいときに役立つはずだ。

さらに、マップに関する仕様をもう一つ紹介。リムベルドには複数の坑道があるものの、通常のマップで確認できるのは入口のみ。しかし実は坑道内部の構造もマップで見ることができる。操作は簡単で、マップを開いて十字キー下を押すだけ。坑道は入口が複数存在するため、入口の方向である程度は判断可能ではあるものの、どっちに進んでいいか迷った経験もあるだろう。特にリング縮小が始まっている際には、少しのタイムロスが命取りとなる。素早く坑道を抜けるためにも、活用してみてほしい。

戦闘においても、気づきにくい仕様は存在。というのも本作にはいわゆる“ジャスト回避”にあたる、相乗回避というシステムが存在する。いつでも発動できるわけではなく、対象となるのは一部の敵がおこなってくる紫の閃光を伴った掴み攻撃だ。例としては、「三つ首の獣」こと「夜の獣、グラディウス」が通常状態のときに使用する、体を後方に大きく反らしてから薙ぎ払うように噛みつく攻撃が挙げられる。捕まったプレイヤーは食われて連続ダメージを受けてしまう厄介な攻撃だ。これらの攻撃はガードで防ぐことができないため、掴み攻撃が見えた瞬間に後ろに連続で回避し、しっかり距離を取るという戦略を取りがちかもしれない。

しかし、これらの掴み攻撃をタイミングよく“ジャスト回避”することで、その閃光を吸収し、アーツゲージを増加させることができるのだ。リスクも伴うものの、実はギリギリまで引き付けて回避したほうがよりアドバンテージを得られるというわけだ。前述の「三つ首の獣」であれば、3つの口が順にテンポよく紫色に光るため、リズムに合わせて回避すると上手くいきやすいだろう。実はゲーム内の図録にもしっかり記載があるものの、これまで仕様を知らないまま「なにか特殊な回避が出た」と感じていたプレイヤーもいることかもしれない。余裕があれば相乗回避を狙ってピンチをチャンスに変えてみてほしい。

ほかにも気づきにくい仕様として注目されている仕様はさまざま存在。たとえば本作にも『エルデンリング』と同じくさまざまな武器種があるが、特大武器や大盾といった重量系の武器種は手持ちしているとキャラの移動速度が遅くなり、回避距離も縮んでしまう。本作には重量の概念はなくいわゆる“ドッスン回避”にもならないものの、武器種に応じて移動・回避の性能が変化する仕様はあるようだ。なお筆者で確認する限り、該当する武器種でも手持ちせずインベントリ内に納めておけば移動・回避への影響はない。

また本作でも、フィールド上にはひび割れから光を放つ石像が埋まっていることがある。『エルデンリング』と同様に大型の敵の攻撃を誘導することで破壊可能であり、中のアイテムを取得可能だ。一方で『エルデンリング ナイトレイン』では敵の攻撃のみならず、追跡者の「襲撃の楔」など一部の夜渡りのアーツでも破壊することができる。筆者が検証してみたところ、武器や鍛石がドロップした。アンコモン武器を強化することのできる鍛石【2】が手に入る可能性もあるため、アーツが溜まっていれば探してみるといいかもしれない。

このほか、アイテムの“直食い”に関する機能を紹介する。先日、フィールド上でたくさん見かける「苔薬」に関する仕様がユーザーにより報告され話題を呼んでいた。苔薬には状態異常を治すだけでなく、マッチ中永続する耐性上昇効果があるようだ(関連記事)。しかし、持ち物が埋まっている場合、いちいち何かと交換してから食べるのは面倒。そんなとき、アイテムの付近で△+十字キー上を押すことで、直接アイテムを使用することができる。もちろん「苔薬」などの食事アイテムだけでなく、武器に属性を付与する「脂」などのアイテムもこれにより使用可能。拾うほどではないがそこそこ便利といったアイテムは、どんどん使っておくとよさそうだ。

本作については、連日ユーザーの間でさまざまな経験則が共有されている状況。まだ知られていない新たな仕様が今後続々と出てくる可能性もある。SNSなどで得られる情報も活用しながら、リムベルドでの日々を楽しんでみてはいかがだろうか。

エルデンリング ナイトレイン(ELDEN RING NIGHTREIGN)』はPC(Steam)およびPS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに発売中だ。

Shion Kaneko
Shion Kaneko

夢中になりやすいのはオープンワールドゲーム。主に雪山に生息しています。

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